つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

お腹ぽんぽん三重ツアー(後半)

前半はこちらからどうぞ。

sister-akiho.hatenablog.com

鳥羽水族館を出た後、JR中之郷駅で列車を待つ間に電話を架けます。

今日泊まる予定の「民宿旅館 魚勘」さんに、送迎の依頼をするためです。予約した際に公共交通機関で行くことを伝えたところ、「松尾駅まで来てくれたら車で迎えに行くので、電車に乗る前に連絡して」と言われていたからなのです。

osatsu-uokan.com

指示されたとおり松尾駅無人駅)で降りると、魚勘さんの女将さんが運転するワンボックスカーがすぐに来てくれました。乗り込むと、車はのどかな山道をスイスイ走っていきます。

魚勘さんは、鳥羽市の南にある相差(おうさつ)町にあります。公共交通機関はバスが1時間に1本程度という、あまり交通の便が良くない場所ですが、漁師町、特に海女漁が盛んな町として知られています。

そして今回、魚勘さんを選んだ理由は2つあって、まずひとつは「海産物を中心とした料理が美味しい、食べ切れないぐらいの量が出てくる」という評判と、もうひとつは「釣り船があるので、オプションで海釣りクルーズプランを付けることができる」ということでした。なんせ私、前々から家族に「家族旅行するならグランピングか海釣り体験したいよぉ」と吠えておったのです。昨年の夏にグランピングは(大雨だったけど)体験できたので、次は海釣りやりたいよぉ、と幾度となく言っておったところなのです。そんな私がこの機会を逃す理由がどこにございましょうか、いや、ない。

1時過ぎに魚勘さんに到着すると、大将のお孫さんであるたくさんの小さな女の子たちが出迎えてくれました。民宿の子供らしく、人懐っこくて元気いっぱいです。釣りは2時からということで、部屋に荷物を置いて、日焼け止めをつけたり酔い止めを飲んだり準備して待っていると、そろそろ出るよという声が。

大将の車に乗せてもらって漁港へ行き、釣り船に乗り込みます。竿と餌を貸してもらい、救命胴衣をつけたら、いざ出航です。

湾の向こうは、広大な太平洋です。

あらかじめ、大将と女将さんから「昨日から潮が悪くて、釣れないかもしれない」という話がありました。昨日のお客さんはボウズだったそうで、今日も釣れなかったらゴメンなぁ、と言われましたが、こちらとしては長野県から来て海に出るだけでもハッピーなので、1匹でも釣れたら儲けもんですよ、と答えておきました。

針にゴカイをつけて、そっと海に落とします。底についたらリールを固定して、そのままじっと待ちます。波に竿の先がゆらんゆらんと揺れるのが、最初はよく分からなくて何度も巻き上げてみましたが、何も釣れていません。

大将は不漁の様子を見ては、何度も場所を変えてくれます。とはいえ、竿には何の変化も……ん?何か今かすかに、ツンツン、という波の揺れとは違う感触があったような……でも竿は軽いし、多分きっと海草でも引っ掛かっただけだよね……と思いつつ巻き上げてみると、なんと、ちっちゃなシロギスが糸の先で身体をくねらせているではありませんか!うわっうわっ、釣れた、これどうしたらいいの?と騒いでいると、大将が糸から魚を外して、水槽に放り込んでくれました。

「何か違う感覚があっただろ?」とニッコリする大将に、ツンツンという感覚があったことを伝えると、「そうそう、どんな小さな魚だって必ず何か感覚があるはずだから、それを目安にするといい」と教えてくださいました。

その後、今度は旦那のほうにも、私のよりもう一回り大きなシロギスがかかり、釣り場をいくつか転々とする中で、またもや私の竿に、今度はちっちゃなマゴチがかかりました。どれも小魚だけれどもとりあえず今夜の人数分のお魚はゲットしたぞー。

惜しかったのは、旦那の竿に割と大きめのカワハギっぽい魚がかかったのですが、海面に出た瞬間に糸を切られて逃げられてしまったようです。くーっ。カワハギ食べたかったなぁ。煮つけが美味しいよね、カワハギはね……。

夕方の5時になって、釣り船体験は終了。息子の竿には何にもかからず、終盤はちょっとふて腐れていた息子でしたが、まぁまぁ、釣りにはそういうのが付き物だし、大将も「今日は本当に潮が良くなかった、釣れなかったのは潮のせいだ」と息子を慰めてくれました。またいつかリベンジしようねぇ。

民宿に戻ってまったりしていると、待ちに待った夕食タイムです。お食事用の個室に案内されると、卓の上には既に大量の皿や小鉢が並んでいます。しかも、席に座るや否や、どう見ても5人前ぐらいはありそうな大きな舟盛りや、活きアワビの貝殻焼きや、釜飯、車海老の焼き物、サザエとヒオウギ貝の焼き物などが次から次へとじゃんじゃん運ばれてきます。着火剤に火をつけると、アワビが身をくねらせて縮んでいきます。

何と言っても一番のお目当ては、舟盛りの中にある伊勢海老のお造りです。街なかのレストランで注文したらめちゃくちゃ高価そうな大きな伊勢海老が2匹、透明のプルンプルンの身をさらけ出しております。ワサビ醤油をちょっぴりつけて口に運ぶと、ううーん!甘い!めっちゃ旨い!伊勢万歳!と喝采の声を上げたくなります。

もちろん、そのほかのお料理も全部美味しいです。お刺身もすこぶる新鮮で量が多く、焼き上がったアワビは噛みしめると旨味がじゅわっと口の中に広がります。サザエの肝も爽やかな苦みで臭みがなく、ナマコの酢の物はコリコリとした食感がたまりません。釜飯もウニの旨味がたっぷり浸み込んでいますし、フグのフライもカラッと揚がっていていてお酒のアテに最高です。

……が、やっぱり、やっぱり量が多い(;´・ω・)

もうお腹がぱっつんぱっつんなのに、まだまだこの後もお料理が出ますよということなので、もうさすがにぼちぼち無理ですと訴えたところ、魚の煮付けと伊勢海老の焼き物は明日の朝食に回してもらえることになりました。

そんなわけで、夕食の締めは、さっき私たちが釣ったシロギスとマゴチの天ぷら、お吸い物、きな粉をかけたアイスクリームでした。それだけ食べ切ったら、もう本当にお腹ぽんぽん。重たいお腹を抱えて、お風呂に入り、布団の上に身を投げたら、一気に睡魔が押し寄せてきて、その晩はぐっすり眠りました。

 

3日目(5月5日)。

早く寝たせいか、朝5時半には目が覚めてしまいました。顔を洗って、そうだ、お散歩に行こうと思い立ち、フロントにあった近隣マップをもらって、6時に宿を出ます。

昨日、女将さんから「石神さんに行ってみるといいよ。女性の願いを叶えてくれる有難い神社だよ」と教えてもらっていたのです。宿からは歩いて15分ほどの距離だし、朝食前の腹ごなしにちょうど良さそうです。

「石神さん」というのは、この相差地区の氏神である神明神社の中にあります。

ishigamisan-shinmei.com

神明神社天照大御神を祀る神社です。そのお社の前には疫病退散祈願の茅の輪が置かれていたので、くるくるとくぐってからお参りしました。

その隣にあるのが「石神さん」です。

神武天皇の母として登場する玉依姫命を祀っています。女性の願いを叶えるということで、願い事を記すための紙も置いてあります。家内安全を祈願した紙を箱に収めてお祈りしました。

この石神さんは、相差の海女さんたちの守り神であるそうです。海女さんたちは磯着に貝紫(イボニシ貝から取れる分泌物)を用いて「ドーマン・セーマン」と呼ばれる魔除けのおまじないを描きます。格子状のドーマン印と星形のセーマン印、この奇妙な魔除けの印は、そうと気づいて眺めてみると、相差の町のあちこちに描かれていました。

 

そうそう、伊勢の厄除けといえば「蘇民将来子孫家門」の締め飾りも有名ですね。どこのおうちの玄関にもこの締め飾りが掲げられています。蘇民将来という男がみすぼらしい身なりをした老人を丁寧にもてなしたところ、実はその老人は牛頭天王スサノオ)であり、その守護を得ていつまでも幸せに暮らした、という故事に基づくものです。

日本人は信仰心がない、だなんてよく言われますが、こうして護符や呪いを大切にし、行動制限が解除されたら伊勢神宮諏訪大社に大挙してお参りに行く、といった様子を眺めておりますと、いやいや、日本人の信仰心はたいしたものだよ、としみじみ思うのです。やっぱりなんだかんだで神様が好きなんですね、日本人は。

 

さて、石神さんを後にして宿へ戻る途中で、町内放送が流れてきました。

「今日のクチアケをお伝えします……イソイリは9時、……」

言っている言葉は聴き取れるのに、その意味がさっぱり分かりません。おそらくは漁師さんたちへの連絡事項だろう、ということまでは何となく察したのですが。

宿に戻って、若女将に尋ねてみると、「ああ、ヒジキ漁の解禁の伝達よ」ということでした。「口開け」というのは漁の解禁のことで、朝の9時から漁ができるよとのこと。ヒジキ漁の最盛期はそれはもう大忙しで、家族総出で、採ったヒジキを路肩などにずらっと並べて乾燥させ、細かいゴミを取って選別して、袋詰めにして出荷するのだそう。ただ、ここ数年はヒジキの生育が良くなく、いつもなら岩場を覆いつくすほど生えているのが、今年は岩肌が見えるほどなのだとか。自然を相手にする仕事は本当に大変なのだなぁと思いました。

 

朝食は、これもまた卓上から皿が溢れそうなほどたくさん。干し魚、サラダ、海苔の佃煮、卵かけごはん、伊勢海老の殻で出汁を取ったお味噌汁、スイカなどなど。それに加えて、ゆうべの残りの煮付けと伊勢海老の殻焼き。うーわ煮付けめっちゃ美味しい、伊勢海老も大きくて柔らかくてミソの部分が甘くてトロッとしててサイコー。

この調子で、また朝からお腹ぽんぽん。ふー。幸せだー。

帰りは、若女将に松尾駅まで送ってもらいました。別れ際に、お土産として「あらめ」(海草)の乾物を頂きました。魚勘の皆さんは気さくな方ばかりで、お嬢さんたちの歌う可愛い声が時々聞こえてくるアットホームな雰囲気の漁師宿でした。また機会があったら利用させてもらいたいですね。

 

さて、松尾駅から鳥羽駅へと移動して、とりあえずどこに行こう。実は、この3日目の予定は立てていないのでした。2日目までにやり残したことがあればそれをやろう、ということにしてスケジュールを空けておいたのですが……。

うん、「お福アイスマック」をまだ食べていない。あれを食べずには帰れない。

お福アイスマックとは、JR二見浦駅の近くにある「御福餅本家」が製造しているアイスバーです。前回、二見に宿泊した際に御福餅を食べに来て、そこでこのアイスを知り、以後ずっと、またあのアイスマックが食べたいわと思っていたのです。

そうと決まれば、二見ヶ浦に行こう。二見ヶ浦といえば名勝・夫婦岩を見ずして帰れはしない。二見興玉神社にお参りしていかねば。

鳥羽駅からバスで「夫婦岩東口」バス停まで行くと、目の前にあるのは「伊勢シーパラダイス」です。

ise-seaparadise.com

ここは前回も来た水族館で、当初、旅行の計画を立てているときに息子に「シーパラ行く?」と希望を聞いていたのですが、息子は「ううん、行かない」と答えていたのでした。しかし、バス停を降りて、アシカなどの姿が目に飛び込んでくると「やっぱり行きたい」と言い出したのでした。まぁ、今日は予定も何もないし、どうぞどうぞ、行きましょうね。

伊勢シーパラダイスはアシカやイルカ、セイウチやトド、カワウソといった海獣類の豊富さが有名な水族館です。規模としては小さいので、ゆっくり見て歩いても1時間程度。また、前回あった魚館が老朽化のため閉鎖されていたり、コロナ禍のためふれあい魚館が「ふれあえない魚館」になっていたり、ガラ・ルファの足湯が手のみになっていたりと、小さな変化はいくつかありましたが、全体的にはまったりとした雰囲気の可愛らしい水族館です。タツノオトシゴの展示数が他の水族館に比べて多いように感じました。

 

伊勢シーパラダイスを出て、めおと横丁の中を突っ切って歩いて行きますと、夫婦岩のある二見興玉神社への参道に出ます。

おや、今日は何だかとても人が多いような気がする。何かあるのかな。その疑問は、夫婦岩を見ると理由が分かりました。

なんと、今日は夫婦岩の大注連縄の張り替え神事の日だったのでした。

この大注連縄の張り替えは、毎年5月5日と9月5日、12月の年3回行われるのだそうです。私は不勉強ゆえ知りませんで、今回はたまたま遭遇したのですが、めったに見られない光景を目の当たりにして嬉しかったです。

 

海岸沿いをさらにてくてく歩き、「御福餅本家」へ向かいます。すると、その近くに行列が。御福餅を求める人の列かと思いきや、御福餅本家のすぐ近くにある「赤福 二見支店」のほうの行列でした。御福餅本家のほうはすぐに入れました。

むむー、赤福御福餅もどっちも美味しさは変わらんのになぁ。やっぱり知名度の差が出てしまうのかなぁ。個人的には、私はどっちかっていうと御福餅のほうが好みなんだけどなぁ……。

ofukumochi.com

私は御福餅を2個、息子は3個、旦那はおすすめ3個セットを注文。待っている間は、ガラス窓の向こうで職人さんたちが手際よくお餅に餡子をつけている様子を眺めています。餡子の上ですっすっと手を動かし、お餅を取ったら、次の瞬間にはあの綺麗な波型の餡ころ餅が完成しています。なんたる早業。

さて、御福餅が運ばれてきました。口に運ぶと、ほんのり甘いお餅と、素朴な小豆の風味が一体となって口の中でほどけます。こし餡なのに、全然重くなくて、上品な軽やかさと、どこか懐かしさを感じる味です。旦那も「甘ったるくなくて食べやすい。好きかも」と言っていました。なお、旦那が注文したおすすめ3個セットは、ノーマルの御福餅、抹茶餡の御福餅、お福包み餅のきなこ味がひとつずつのセットでした。旦那は抹茶餡が気に入って、お土産に持って帰りたいと言っていたのですが、こちらは持ち帰り用にはなっていなくて残念。

食べ終えて、精算の際に、お目当てのお福アイスマックを3つ購入。これこれ、これが食べたかったのよ。赤福御福餅、どっちも甲乙つけがたいけれど、でも、アイスバー御福餅にあって赤福にはない。これが私的には大きな差かな。これを買うためにわざわざ二見浦まで行くモチベーションになるわけですよ。だって赤福名古屋駅でも売ってるけど、お福アイスマックは売ってないもんね。

二見浦駅から電車に乗って、車内で食べます。

あずきバーといえば井村屋のすごく硬いアレが有名ですけれども、こちらのはそれほど硬くなくて、歯でコキンと噛んで口に含むと、ほろほろと優しくほどけていきます。素朴な小豆の味わい、上品な甘さは、まさにさっき食べた御福餅の味そのまんま。旨い。やっぱこれ大好きだわー。

 

さて、電車に乗ってどこへ行くかと言うと、松阪です。

旦那が「海の幸はたらふく食ったが、やはり三重に来たからには松阪牛のステーキを食べたい」と言うものですから、ええい予算オーバーついでに最後の散財じゃ、と思いまして、松阪駅近くのステーキ店に入りまして、1万円近くするステーキ丼を食べました。そりゃもう旨かったです。ただ、お財布の中身は空っぽになりましたが(;^ω^)

 

そんなこんなで、山海の美食を食いつくし、お腹ぽんぽんになった三重ツアーでございました!ご予算もオーバーならカロリーも相当オーバーしてる気がする、怖いから知りたくないけど。まぁ、当分は食事は質素にして、家計と体脂肪を補正していかないとね……(;^ω^)

あ、お土産にもらった「あらめ」を使って、さっそく「あらめとちくわの炒め煮」を作ってみました。あらめは昆布の細切りに似て昆布ほど味が強くなく、ヒジキよりも細くて水ですぐ戻るので、どんな料理にも合わせやすそうです。美味しかったですよ。

お腹ぽんぽん三重ツアー(前編)

家族旅行の段取りに関する記事はこちら。

sister-akiho.hatenablog.com

段取り時点でハプニング続出だったもんで、どうなることやらと思っていたわけなんですが、結論から先に言うと、好天と幸運に恵まれた楽しい家族旅行でした!そんでもってお腹がはち切れそうなぐらい、美味しいものをいっぱい頂きました!

 

まずは1日目(5月3日)。

朝7時過ぎに家を出て、茅野駅から普通電車で塩尻へ、特急しなのに乗り換えて名古屋へ、さらに近鉄特急に乗り換えて、12時半に伊勢市駅へ到着。やっぱり遠いなー。

伊勢市駅伊勢神宮外宮の真正面にあります。まずはお伊勢さん参りのセオリーに則って、外宮からお参りしましょうね。

3年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークとあって、大勢の人がお参りに来ていました。人の波に呑まれるようにして歩きながら正宮へ。神宮は本来は天皇陛下が国家の安泰を祈るための場所であるから個人的なお願いをすべきではない、ということで、感染症の終息と世界平和を祈願して、おまけで家内安全もお願いしますっ、とお祈りしました。別宮もお参りしたかったのですが、人の波に呑まれて進んでいたらいつの間にか入口に戻ってきてしまいました。ありゃま。

さてさて、お腹が空いてきたぞ。伊勢に来たからにはまず伊勢うどんを食べねばなるまいよ、と思っていたのですが、前回の旅行で気に入った「やとや」さんはあいにく休業中。今回は「いそべや食堂」さんへ。混んではいましたが、30分ほどでお目当ての伊勢うどん(肉・玉子のせ)にありつくことができました。やわやわの太いうどんに、すき焼きの割り下のような濃い色の出汁が絡めてあります。うどんのふわふわ食感に濃い味のお肉と生卵のとろとろ感が相まって、美味しかったです。

 

次は内宮に向かいます。外宮から内宮への移動は直通便のシャトルバスを利用するのが最も便利です。バス停には長蛇の列が出来ていますが、なにしろバスが次から次へとひっきりなしにやってくるので、ほとんど待たずに乗ることができました。

実は、この旅行を計画している時に、現地ではレンタカーを借りようかっていう話をしていたんですね。宿泊先も遠いし、車でないと移動が不便じゃないかなって。でも、宿からは無料送迎も出ているし、ゴールデンウイークだから行楽地の駐車場はどこもいっぱいかもしれないなと思い直して、今回は公共交通機関のみで移動しようと決めたんです。結論から言えばナイス判断でした。シャトルバスから見下ろす道路はマイカー渋滞中。もちろん内宮周辺のパーキングはどこも「満」。マイカーはかなり遠くの臨時駐車場へ誘導されていたみたいです。その点、バスやタクシーは専用レーンがあるのでスイスイ走れます。良かった、レンタカーを予約しなくてホントに良かった……(;^_^A

 

さて、内宮に着きました。

もちろんこちらも混み混みです。またまた人の波に呑まれながら進みます。

宇治橋を渡ると、そこはもう神域です。外はあんなにカンカン照りの暑さだったのに、ひとたび内宮の杜の中に足を踏み入れると、温度がスッと下がって、呼吸が楽になった気がします。「すがすがし」という古語が実にしっくりきます。

樹齢は数百年もあろうかという立派な巨木が何本もあります。旦那がボソッと「うちの御柱に良さそうだ……」とか不謹慎なことを呟きやがったのでその足を踏んずけてやります。えい、この諏訪人めΣ\( ̄ー ̄;)

五十鈴川の流れで手を洗い、正宮にお参りします。石段の下まで人が溢れているので、なるべく横に拡がってお参りしてくださいと警備の人が繰り返しアナウンスしています。私らは一番端っこのほうでお参りしました。

その後、別宮の荒祭宮風日祈宮にもお参りして、新緑の美しい杜の景色を存分に楽しみました。池のおもてに樹々の緑が鏡のように映り込んでいて、なんて綺麗。

さて、お参りのあとは赤福でも食べていこうかなと、おはらい町に繰り出してみたものの、沿道はまるで朝夕の新宿駅のホームかというほどに人でぎちぎちになっていて歩くだけでもやっと。飲食店はどこも長蛇の列。美味しそう、面白そうと思うものは数々あれど、どこも覗き込むのが精一杯で入れません。

古風な喫茶店があるな、と思うとそこはスターバックスだったり。

「おみくじ付きATM」という謎のパワーワードに惹かれてみたり。

人混みを掻き分けつつ、ようやく赤福本店に着いたものの「今日は店内飲食は整理券をお持ちの方だけです。お土産(テイクアウト)を購入される方はあちらにお並びください」と言われて新橋のほうを見やると、橋の上はお土産を購入する人がずらり。うん、こりゃあかん無理や。ま、お土産の赤福なら名古屋駅でも買えるし、今日のところは諦めよう。

 

内宮前バス停から鳥羽行きのバスに乗って、鳥羽バスターミナル(鳥羽駅)に移動しました。そこでホテルの無料送迎バスに乗り込み、本日の宿泊先である「鳥羽グランドホテル」に向かいます。

jgh.jp

鳥羽グランドホテルは老舗のリゾートホテルです。小浜湾を一望できるオーシャンビューの最上階の「桜フロア」という特別室で、広い和室とベッドルームがセットになったリッチなお部屋に泊まらせて頂きました。いやー、ドケチの私としては、あんなトラブル(前記事参照)がなかったらこんな豪勢な部屋に宿泊しようとはまず考えないんだけど、たまにはこんな贅沢もいいわー。

お部屋は真新しくて清潔、ベッドもお布団も、海を見下ろすチェアに置かれたクッションも、ふっかふか。冷蔵庫の中にはウエルカムフルーツまで入ってる。ロビーに降りると、ティーサロンではウエルカムドリンクの無料サービス中。日本酒やウイスキーまで置いてあるので、ウイスキーの水割りをもらって、夫婦で小浜湾を眺めながら、夕食までの時間をのんびり過ごしました。

夕食は、鳥羽グランドホテル自慢のバイキング。広い会場に、たくさんのお料理がズラリと並べられていて、しかもどれも美味しそう。うわー、全部食べたい。ご飯と飲み物を控えめにして、おかずを少しずつ取ることにします。やっぱり鳥羽ならではってことで、特に海の幸がめっちゃ新鮮で美味しそう!お刺身に牡蠣に、伊勢海老の陶板焼き、伊勢海老の出汁で作るお鍋、松坂牛のミニステーキ、天麩羅、お寿司、茶わん蒸し、海老のフリッター、シュウマイ、豚の角煮、サラダ、カレー、伊勢うどん、ちらし寿司……、まだまだいっぱいある、ちょっとずつ食べてるのに、やっぱり食べ切れないよー。で、でも、デザートのミニケーキとアイスと手作りクッキーも食べるんだ……(;^ω^)

お腹がはち切れそうなぐらいに目いっぱい食べて、その後でお風呂に行って体重を測ったら、なんと2キロも増えてました。食ったなー(;^ω^)

 

2日目(5月4日)。

6時に目が覚めたので、朝風呂へ。露天風呂から朝の小浜湾がよく見えます。穏やかな海面に小魚の群れとおぼしき大きな影がサッと現れたり消えたり方向転換したりするのが面白くてずっと眺めていますと、イカダの上にも何か動くものが……あ、釣り人がいたのね。漁船も時おり通っていく。うん、こっちからよく見えるということは、あれだな、あっちからも多分よく見えてるんだろうな、こっちが。あはは。恥じらうお年頃でもないので、だからどーしたなんぼのもんじゃい、ってな気持ちですが。

その後は、息子と一緒にホテルの通用口から海沿いの堤防に出てお散歩をしたり、荷物を整えたりしながら朝食の時間を待ちます。

朝食もバイキング形式。朝食とはいえ、やっぱり海老出汁のブイヤベース鍋やらカルパッチョやらココットやらパエリアやら肉料理やら、手の込んだ和洋料理が盛大に並んでいます。前夜の膨満感も治まっていないし軽めに行こう、と言いつつ、やっぱりデザートは取ってしまう私なのでした(;^ω^)

 

チェックアウトを済ませ、8時半の送迎バスに乗って鳥羽駅へ。そこから歩いて鳥羽水族館に向かいます。鳥羽水族館の営業開始時刻は9時だから、早めに8時半過ぎに行けば余裕で入れるよね、なんて話しながら歩いていたのですが、水族館に近づくにつれ、その見通しが甘かったことを思い知ります。うぎゃ、既に外の道路にまで行列ができてんじゃんΣ(・ω・ノ)ノ!

しかしまぁ、それより大変そうなのはマイカーの人たちで、水族館の駐車場へ入ろうとする車で道路は大渋滞を起こしています。ようやく駐車場に入れても、そこからまたこの入場列に並び直さないといけないわけで、こりゃ相当時間がかかりそう。つくづく、レンタカーを借りなくて良かった……と胸を撫でおろすのでした。我々はまだ早めに列に並べていたほうで、9時20分ぐらいには水族館の中に入ることができました。

「とばすい」は順路のない水族館で、広い館内を好きな順番で見て回ることができます。自分の好きなものをじっくり見たいので、11時に集合することにして、自由行動にします。

人気のラッコやアシカショーなどはやっぱり混んでいます。そこはスルーして、自分の好きなエリアを重点的に見ることにします。っていうか、私や息子の好きなものは他の人の好きなものとは若干ズレているので、あまり混雑しないんだな(;^ω^)

aquarium.co.jp

まずは「奇跡の海」ゾーンへ。ここは両生類・爬虫類をメインにした熱帯地帯の生き物エリア。このエリアのお楽しみといえば、中央の池に大量に放流されているガラ・ルファ。いわゆるドクターフィッシュ。池の中に手を差し込めば、角質を食べにたくさんの魚が寄ってきます。く、くすぐったいくすぐったい。でも気持ちいい~。

このエリアの中央にはスナドリネコが2匹いるのですが、さらにその奥には、スナドリネコの赤ちゃんが2匹います。2匹の子猫がうとうと眠っている姿は何とも言えず可愛らしくて、胸がきゅんきゅんしますね。ちっちゃな肉球がラブリー!

それから、私が大好きな場所がもうひとつ。「へんな生き物研究所」ゾーンです。その名のとおり、ヘンテコでちょっとブキミな生き物を集めた部屋で、お世辞にも可愛いとは言えないちょいグロな生き物がいっぱいいます。ダイオウグソクムシとかカワテブクロとかウミウシとかスベスベマンジュウガニとか。

また、足の数が異常に多い「多足タコ」の標本も見ることができます。クトゥルフ神話に出てきそうな不気味なフォルムがゲテモノ好きの心をぞわぞわと刺激しますね。この写真は56本(苦手な人もいると思うので写真は小さくしておきますね)ですが、他にも天皇陛下がご覧になったという85本の標本、閉館した志摩マリンランドから持ち込まれた96本の標本もあります。釣り上げた漁師さんもさぞかしビックリしたことでしょうねぇ。

もちろん、鳥羽水族館と言えば忘れちゃいけないのがジュゴン。人魚のモデルとも言われる生き物で、世界で2館しか飼育していないという貴重なもの。

それから、やっぱりウツボの腹の上で喧嘩をしている伊勢海老たち(笑)

11時になったので旦那と息子と合流して、軽食を食べ、ぶらぶらと館内を回ってから、12時過ぎに水族館を出ました。次のスケジュールのために、水族館の近くにあるJR中之郷駅無人駅)へと向かいます。

記事が長くなったので、続きはまた次の記事で!

Exodus 寅年

さて皆様、有意義なゴールデンウイークをお過ごしになっていらっしゃいますか。長期の旅行にお出掛けの方もいらっしゃるでしょうし、ずっとお仕事の方もいらっしゃいますでしょうが。

さて、うちは3日~5日にかけて、家族3人で旅行に行くことにしました。行き先は伊勢・鳥羽です。3年前に息子と2人で旅行に出掛けて、また行きたいね、伊勢うどん赤福も伊勢海老も美味しかったね、今度はパパも誘って3人で来ようね、ってずっと話し合っていたんです。

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それで、今年のゴールデンウイークですよ。いつもだったら「旅行に行こうよ」と誘っても「めんどい。そんな暇があったら仕事したい。勝手に行ってくればいいじゃん」とつれない返事ばかりの旦那が、今年、そう、寅年の今年ばかりは「行こう行こう!行くなら3日から5日の2泊3日にしよう!できるだけ遠くに行こう!」と前傾姿勢。

なぜか。

その理由は、このブログをずっとお読み頂いている方だったら、もしかしたら既にお察しになっているかもしれない。そう、今年は寅年。寅年の諏訪といえば……、

御柱祭がある。

諏訪大社上社御柱祭の後半となる「里曳き」が、3日から5日の間に行われるのです。そして、旦那の実家兼仕事場は、その里曳きのスタート地点となる御柱屋敷がある、宮川安国寺地区の中にあるのでした。

今年は4月の「山出し」が簡易的な方法で取り行われたことから、おそらく里曳きも簡便な形で行われるんじゃないかって予想してたんですよ。ところが、実行委員会からは「里曳きは従来どおりの形で取り行う」という発表があってですね。

そうなると、旦那にとっちゃ仕事どころじゃなくなるわけですよ。まず仕事場である安国寺地区が車両進入禁止区域になる、県道岡谷茅野線が通行止めになる。もうこの時点で物理的に仕事場への出入りができないということになります。そんなわけで、この発表をもって、旦那は3日から5日は完全に仕事ができないということが決定したわけです。

そんでもって、じゃあブログのネタにでも御柱祭を撮影しに行こうかしらなんて、お祭りに顔を出してごらんなさい、どうなることか。見知った顔に遭遇しようもんなら、「おや、現観さんとこの息子夫婦でねぇけ。今年はなんで『お宿』やらねぇだ?」と言われてしまうのは完全に想定内。それで「いやー、今回からお宿はやらないことにしまして……」と答えようもんなら、「嫁さん、手が空いてんだったら、うちのお宿のおてんでぇ(手伝い)に来てくんろ」と言われてしまう可能性大。なんせ、お宿の切り盛りは目が回る忙しさですからね、貴重な「女衆」が余ってるなんて知られた日にゃ、もう。sister-akiho.hatenablog.com

そもそもうちの旦那は御柱祭が嫌いなのです。なぜって、物心ついた頃から、ずーっと安国寺のお宿の手伝いをやらされて、うちの中で知らない人が酔っぱらって暴れて喧嘩して、部屋や風呂をさんざんに散らかして帰る、という光景を見せられ続けてきたからなのです。だからこそ言うのです、「逃げよう」と。

私はというと、諏訪信仰には興味がある、御柱祭の意義にも関心がある、そういう「よそもの」としての私自身と、新婚早々にお宿の切り盛りを任されて、赤ちゃんを背負ったまんま、朝から晩までずーっと天麩羅を揚げ続けたという過酷な記憶をもつ「諏訪の女衆」としての私自身とが、私の心の中で葛藤……することなく、「そうね。逃げよう」という結論に至ったのでした。お宿の手伝いに駆り出されるのは絶対にイヤー。御柱祭が観たいならLCVでいいじゃありませんか、ねぇ!

そんなわけで、エクソダス、諏訪脱出


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そういや昔、『エクソダスギルティー』っていうPCゲームがあったっけなぁ。管野ひろゆき。『YU-NO』も『EVE burst error』も『不確定世界の探偵紳士』も好きだったなぁ。惜しい人を亡くしたもんだ……。

 

で、伊勢、ですよ。

タケミナカタを祀るお祭りをさぼってアマテラスを拝みに行くとは何事か、と叱られそうな気もするけど気にしない気にしない。

っていうかね、諏訪信仰についてあれこれ調べていると、諏訪と伊勢とは古くから繋がりがあったみたいで、そもそも「諏訪明神」は出雲から逃れてきたタケミナカタではなく、伊勢から逃れてきたイセツヒコではないか、という説もあるらしいんですね。あと、タケミナカタの妃である下社の主祭神ヤサカトメが、伊勢からお嫁に来たらしいという説もあるそうで。そして、前にこのブログで「天白信仰」についてちょこっとお話ししたことがありますが、伊勢神宮の祭祀に携わる麻績氏とともに長野県に勢力を伸ばしてきた、その名残ではないかという説もありましてね。

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あと、これは余談だけど、諏訪大社の上社前宮から中央構造線を西に辿っていくと伊勢神宮の外宮に着くという、これもまた奇妙な縁。

そんなわけで、イセツヒコが登場するという『伊勢国風土記』に関連した書籍かパンフレットでも手に入れられたらいいなー、なんて考えています。ただ、まぁ、ただでさえ諏訪信仰という「沼」の深みにおそれおののいている私としては、これ以上さらに範囲を広げるのも怖いんですが……(;^_^A

 

ま、そんなことを考えつつ、旅行の計画を練っておったわけなのですよ。

ところがだ、この計画の段階で、さまざまな想定外が発生して、ここんとこずっとジタバタしておったわけなのです。いやー、本当に今回は旅行前から色々あったわ。

 

まずは、名古屋旅行からの帰路に最初のつまづきがありました。

ゴールデンウイークということで、特急電車のチケットが取れなくなる事態に備えて、名古屋駅でJRと近鉄電車の切符を取っておいたんです。いやー、3人分はさすがに出費がでかいな、これで家族の誰かが感染症にでも罹ってキャンセルする羽目になったらとんだ散財になるわね、と冗談で息子と喋ってたんです。するとだ、茅野駅に着いて10分ほど家路へ向かう途中で、息子がいきなりこう言うわけだ、「なんか……喉が痛いんだけど」Σ(゚ω゚ノ)ノ

待ってくれ、それはアレか、最悪な事態のアレが来たっていうことなのか。とりあえず息子がいつも花粉症を診てもらっている主治医に診せたら、「うーん、花粉症のようにも見えるけど、はっきりしたことは検査をしないと何とも言えないなー。何しろオミクロン株は症状がさまざま過ぎて、はっきり、こう!って言いにくいんだよ」と困った御顔で仰る。で、「不安で悶々としているのなら検査を受けたほうがいいんじゃない?」という言葉に背中を押されて、検査機関で息子の鼻をぐりぐりしてもらったんですわ。検査してくれたお医者様も「花粉症っぽい気はしますけどねー」と鼻に綿棒を突っ込みながら仰ったんだけれども、そうは言っても検査結果が出るまではドキドキしますわな。そうしたら数時間後に電話があって「やっぱり陰性でした、花粉症ですね」とのお返事があって、母子ともども胸をなでおろすのでした。

検査結果が出てからつらつら考えるに、そういえば息子は生のリンゴやイチゴにアレルギーが出るんだった、ってことは口腔アレルギーと花粉症の関係から見て、息子はおそらくシラカバ花粉症。っていうか旦那がシラカバ花粉症だから間違いないね。で、名古屋から帰ってきた日は天気が良かった。つまりだ、シラカバの生えていない名古屋から、いきなりシラカバだらけの茅野に戻ってきて、茅野駅を降りた時に大量のシラカバ花粉を吸いこんでしまったのでありましょう。そういうことだ……。

 

ところが、ホッとしたのも束の間、次のつまづきが発生。

ゴールデンウイークで観光地のホテルはどこも満室になっていて、4日チェックイン分のホテルは事前に取ってあったから問題ないものの、3日チェックイン分のホテルがなかなか見つからない。何度も何度も楽天トラベルにリトライを繰り返した中で、ようやく良さそうなホテルを見つけて、よっしゃ、これで旅行の段取りが立った、と喜んでいたものの、数時間後にそのホテルから電話が。「すみません……、当方の手違いでダブルブッキングになっておりまして……」Σ(゚ω゚ノ)ノ

相手方のほうが予約申し込みが早かったということで、こちらの予約はホテル側からキャンセル。とほほ、そりゃないよーと思ったが、過ぎたことは仕方がない。またもや楽天トラベルと睨めっこ。来る日も来る日もリトライを繰り返すも「この条件に合致する宿泊施設はありません」という無機質なメッセージが表示されるばかり。もうダメかもしれん、と今朝、旦那に相談している真っ最中に、いきなり1件表示されたのでした!だがしかし高級ホテルだ!ご予算的にはオーバーだ!いやそんなことを言っている場合か!これ逃したらホンマに宿無しになるかもしれん!ええい、取っちゃえ!ボタンポチー。確保ー!ヾ(*´∀`*)ノ

やったーやったー、これで旅行の段取りが再び立てられるわ、と喜んで、あれこれ時刻表などを調べておった矢先、そこへ第二の電話が。なんと、とうに押さえてあった4日チェックイン分のホテルから……、「すみません……、当ホテルの中でコロナの濃厚接触者が発生してしまいまして……」Σ(゚ω゚ノ)ノ

濃厚接触者ということで判断に迷ったのですが、お客様に万が一のことがあったらいけませんので、ホテルを休業することに致しましたので、ご予約は当方からキャンセルさせて頂きたいのですが……、という声が沈んでいる。ああ、せっかくの稼ぎ時のゴールデンウイークでさぞや張り切っておられただろうに、と思うと、気の毒すぎて責める気には到底なれない。っていうか、責めるようなことでもないですね。

電話を切って、またもや楽天トラベルと睨めっこの再開。とは言っても、4日のほうはけっこうキャンセルが戻ってきていて、割とすぐに代わりの宿が見つかりました。しかも楽しそうなアクティビティまでオプションで付けられるってことで、予約を確定した後で電話を入れて、色々と段取りを組みました。ふふ。楽しみ。

 

いやー、まさか2日分のホテルのどちらもキャンセルされるというのは、営業ウーマン時代にさんざん旅行の計画を立てまくった私としても初めての想定外の事態だったわけですが、その結果として従前よりも旅行の内容は充実したし、グレードもアップしたので、結果OKってことで無問題。予算はオーバーしたけど内容の充実度を考えたら費用対効果としてはこんなもんじゃないかしらね、もーまんたいもーまんたい。

というわけで、明日はお仕事に行ってまいりますが、明後日からは楽しい家族旅行だーいっっ。たーのーしーみーヾ(*´∀`*)ノ

 

……もうこれ以上、何も起こらないよね?大丈夫よね?諏訪脱出できるよね?ま、まさか、このトラブルは諏訪の神様の……(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル