つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

『少女革命ウテナ画集 The Hardcore of UTENA』

先日、櫻木さんから「ウテナの画集が出ますよ!8400円ですが!」という情報を頂きまして、その金額に一瞬ひるんだのですが、櫻木さんは買うとおっしゃる。ならば私も共に進もう!君をひとりにはしないさ!と、まるでバルコニーから飛び降りるアンシーの手を取るウテナのような気分で通販サイトのボタンをクリックwww

 

animestyle.jp

で、その数日後、佐川急便のお兄さんが雨の中を配達してくれたんですが、なんかお兄さんが切羽詰まった表情で「お金は後でもいいんで、とりあえず受け取ってください!」と言うので、ん?と思いつつ差し出された荷物を受け取ると、ズシッッッと重い!!!

なるほど、お兄さんの表情の理由がわかったぜ。代引料込み込みで9250円は伊達じゃなかったぜ。

 

段ボール箱を開けると、ぶ厚い本が二冊、そしてウテナピンクの紙袋とメッセージカード(最終回のラストメッセージを記載したもの)が。

 

本は、過去に発表された版権イラストを可能な限り収めた【Illustration Side】と、ウテナの原画・セル画・背景画を可能な限り収めた【Animation Side】の二分冊仕立て。

とにもかくにも圧倒的なボリューム。小黒さんの頑張りとウテナスタッフとしての矜持に敬服する。いや、ウテナは誇るべき作品でしょうまさに。

知名度ではエヴァウテナエヴァの後番組であった)に敵わないとしても、作品の質は勝るとも劣らない。メッセージ性も、そして何よりスタッフの熱量も。

 

そう、ウテナを語る時に欠かせないのはそのスタッフの情熱であり、ウテナスタッフのその後の活躍を見るにつけても、どれだけウテナの現場が密度の高いものであったのかが窺いしれる。

つか、演出家達がデュエリスト状態で戦っていたとか、そのストレスで橋本カツヨこと細田守氏の頭に十円ハゲが出来たとか、長谷川眞也氏の倫理感が途中から完全に麻痺してたとか、そういうインタビュー記事を読みながらこの画集を見ていると、なるほど仕方ないやなと思う(;^_^A

 

それにつけても絵やセル画の保存状態が素晴らしく良好で感動する。大事に保存されてたんだなぁ。一枚一枚の絵からスタッフの息遣いが伝わってくるようで、画面の外側の見えない部分まで丁寧に描かれている。

いや、確かに高価い買い物ではあったけど、これはそれだけの価値がありますわ。てかまたウテナ見たくなったー!