更新情報でーす。
予告しておりましたとおり、『ダイヤモンドの王子様!』の…フルで書くと長いな、うん、もう略称は『ダイ王』ってことで(←び~命名)、上原陽介編を開始しました。
犬ヶ岬編の番外編、という立ち位置なので、そんなに長くはならないです。端的に言うと犬ヶ岬編のinnings8の後ろで何が起きたのか、そしてそれはどういう結末に至ったか、という点を描きます。
主役はミリちゃん。「野球>>>>>>>>>>恋愛」とキッパリ言い切る根っからの野球女子のミリちゃんですが、あれ、もしかして彼女の心の中は小学6年生の時点で止まっちゃってるんですか?というお話です(ざっくり要約しすぎ)www
しかし今回のお話のテーマはそこにあると見せかけて、実は違うという。最初に書いちゃいますが、今回のテーマは「球場に行こう!」です。ていくみーあうとぅざぼーるげーむ、私を野球に連れてって。
あ、ちなみに『Take Me Out to the Ball Game』はこんな歌です。
Take Me Out To The Ball Game | Kids Songs | Super Simple Songs
アメリカでは国歌の次に有名な歌なんだそうです。日本の球場でもちょくちょくかかってるみたいよ。
つまるところ、石田敦子先生の『球場ラヴァーズ』と同じテーマになっちゃうわけなんですが、でもね、やっぱ野球はスタジアムで見るのが一番楽しいって話なのよ。
そりゃテレビの前は涼しいでしょうよ、カメラで選手の顔もアップにしてくれるし、今のボールがカーブだったかスライダーだったかの表示もしてくれるし、解説者の方々の懇切丁寧な説明も聞けますよ。
その点、マツダスタジアムや神宮球場やハマスタのような屋外スタジアムは、夏はひたすら暑いし、小雨が降ってきたらずぶ濡れになりながら見る羽目になるし、今のプレイ何が起きたの?って思ってもリプレイはないし、もちろん選手の表情もろくに見えやしません。
その代わりに、球場を包むあの「空気」が見える。それを言葉にすることは到底できない。でもそれこそが野球観戦の醍醐味だと思ってる。そして何よりも球場で飲むビールは格別。普段ビールあんまり好きじゃない私が、球場に行くと駆けつけ2杯ぐらいの勢いでガンガン飲んじゃう。おつまみはその「空気」。これが最高のおつまみ。
今さら言うまでもなく、作中の「東京クロウズ」は東京ヤクルトスワローズを、明治球場は明治神宮野球場をイメージして書いています。
で、この作品は今書いておくべき作品だと思ったのね。大正時代に設立され、大学野球の聖地として長く都民に愛されてきた「江戸っ子の魂」である神宮球場が取り壊されてしまう、その前に。
神宮球場は今年初めて行ったけれども、本当に歴史を感じる良い球場で、なんだかちょっぴり勿体ないなという気もします。まぁ新球場はきっと立派なものが建つんでしょうけどね。今年もういっぺんぐらい行っておきたいなぁ、神宮。好きだわ、あの球場。
まぁそんなこんなで、上原編も愛情を持って作り上げます。
爽やかでドタバタ楽しくて、ちょっぴりスイートな作品に仕上げたいなと思っておりますので、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます!