つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

カープと科学と上ホルモン~その3【プラネタリウムの狭き門】

3日目。今日は何の予定も立ててなーい。

すると息子が「かがくかん、いきたい」という。おや。気に入ったのかね、あそこ。じゃあいいよ、行きましょう。

こないだはゆっくり見れなかったもんね。世界最大級のプラネタリウムも見たいし、「放電ラボ」とか「極寒ラボ」とかも参加してみたいしー(*´ω`*)

まぁ、開館は朝9時半だから、ホテルを9時頃にチェックアウトすればちょうどいいかな、とノンキに朝食など食べながら過ごしていたわけです。

 

で、荷物をまとめて9時過ぎにチェックアウト。地下鉄の駅に立ち寄ってコインロッカーに荷物を預けて、ゆったりゆったり歩いて行く………と、おい待て、あれは何だ?

遠目に見ても分かる、科学館の回りに人の列が出来ている。それも半端なく長い。建物をぐるりと取り囲んでいる。

近寄ってみると、入口に係員さんがプラカードを掲げて立っている。

 

『本日のプラネタリウムは全席完売です』

 

……ちょっと待ってください。「本日の」ってどういうことですか。開館したばかりなのに、もう今日の夜までの席が全て売れたってことですか。そんなぁ。

どうやら、朝9時半に全ての回のチケットを一斉に売り出しちゃうそうな。しかも基本的に前売りなし、当日券のみ。すなわち、見たかったら朝早くから並べということで。

がっかりしつつ(長蛇の列を眺めながら)んじゃ、しかたない。プラネタリウムなしのチケットを買うか、と思ったらそちらも結構な長蛇の列だったりする。とほほ。

 

で、並びながら息子に、「いいか、館内に入ったら脇目もふらずにとにかく一番上の階まで一気に行くからね」と耳打ちする。

不思議そうな顔の息子だが、母ちゃん伊達に長く生きてないよ、こんな時は一番空いてそうなところから始めて、人の波に逆走するのがセオリーなんだよ。

案の定、最上階のあたりは比較的空いてた。息子の好きなボーリングコアの分析ゲームも待たずにできる。

 

ちなみに私が気に入ったのは「宇宙のすがた」エリアにある「惑星の動きと引力」という展示物。

すり鉢状の円形のドームの中を4つのボールがただひたすら回っている、という簡単な仕掛けなんだけど、これは惑星が太陽の回りをどのように回っているのかを表しているのだそうです。

ぐるぐる回るボールは、ほんの少しずつ、すり鉢の中央に開いた穴に引き寄せられるように落ちていきます。が、すぐに落ちてしまいそうなのに、なかなか落ちない。

いつ落ちるんだろう、と思いながらじっと見つめていると、だんだんその装置の世界の中に引き込まれていきます。

この世界の万物全てが、ある一点(ブラックホール)に向かって、少しずつ進んでいる。いつかは何もかもがその中に吸い込まれて消滅してしまう。

その最終地点に向かう長い長い旅の途中で、クジラは足を捨て、ペンギンは空と決別し、私達は怒ったり泣いたり笑ったりしながら生きている………んだなぁ、と。

母ちゃんがそんな哲学的な心境に陥っている間、息子は見知らぬ女の子と一緒に、月探査機のモデルを遠隔操作する遊びに夢中になっていたわけなんですが(*´ω`*)

 

この科学館には「ラボ」と呼ばれるいくつかの特別展示があります。

「竜巻ラボ」「放電ラボ」「極寒ラボ」「生命ラボ」と、どれも名前を聞いただけでも面白そうなんですが、このうち誰でも見られるのは竜巻ラボのみ。

「放電ラボ」と「極寒ラボ」は事前に配布される整理券を入手しないといけないし、「生命ラボ」は集まった人のうち早い者勝ちで9組18名しか参加できないときたもんだ。

……まぁ、入場券の時点でお察しでしょ?その整理券を入手するために、また気が遠くなるぐらいの行列に早くから並ばなあかんわけですよ(;´Д`)

人気の「放電」と「極寒」は早々に諦め、一番人気のなさそうな「生命」に狙いを絞ったんですが、30分前から並んだというのに、ギリギリ私の前の人で終了ですと(ノД`)・゜・。

もうしゃあないね、竜巻ラボしか残ってないね。これは3階から4階までをぶち抜く大型施設で、下から気流を起こして上に巻き上げさせ、人工的な竜巻を作る仕組みです。

空気の渦がうねりながら舞い上がっていく姿は、古代の人はきっとこれを見てドラゴンをイメージしたのだろうなと思わせます。

子供から大人まで、それぞれの知的好奇心に応じて楽しめる素晴らしい科学館でした。

 

そんなこんなで、今回の名古屋旅行はおしまい!

カープは負けて悔しかったけど、でもやっぱり楽しかったですね。また来ます!

 

 

 

………あ、いかん、体重がやっぱり一気にダイエット前に逆戻りしてる………(ノД`)・゜・。