つれづれぶらぶら

例のアレの実写版ってどんななん?不安しかないんだが。

『バクマン。』

やべえ。どうしよう。困ったな。

 

これが、映画『バクマン。』を見た直後の、私の心に浮かんだ正直な感想でした。

 

そもそも、週刊少年ジャンプに掲載され、アニメ化もされた人気漫画『バクマン。』が実写映画される、という情報を聞いた時、ふーん、でもあの漫画を実写映画って…どーやんの?と思ったのです。

だって漫画家が漫画を描くだけの話ですからね。そんなもんスクリーンで見せられたって地味じゃね?と思うのは当たり前。

ところが、その情報の続きを見て、ちょっと身を乗り出さずにはいられなかったのです。

 

【監督:大根仁

 

うわ。大根仁って“あの”『モテキ』の監督の?!

 

思い起こせば2011年の年末ですよ、今はもう閉館した、茅野市唯一の映画館、新生劇場に4か月遅れで『モテキ』が来たのですよ。

当時はまだ私も育児で忙しく余裕がなかったのですが、年末休みで旦那が家に居たので、息抜きに出かけたのです。

情報誌で映画『モテキ』がすごい人気だっていうし、Perfumeも出てるみたいなんで、ちょっと見てみようかなー程度の関心で行ったんです。

ガラガラに空いた年末の映画館で、興奮して見ました。すごい衝撃でした。なにこれ。めっちゃ面白い、っつーか、この監督のセンス、めっちゃ好みなんだけど!!!!!

 

で、“あの”監督なら、もしかしたらスゴい映画になるかもしんねーぞ、と思ったわけなんです。

その後、テレビとかでこの映画の宣伝が流れ、「漫画を描くシーンに殺陣を盛り込んだ」とか「撮影の際にプロジェクションマッピングを流し、役者はそれに合わせて演技した」とか、色々と気になる情報がこぼれて来。

さらには主役が佐藤健×神木隆之介と聞いた日にゃ、そりゃあもう、これでハズレのわけがないだろう!!!と胸が熱くなっちゃうわけですよ、ええ!

 

で、旦那に息子の相手を頼んで、岡谷スカラ座へいざ見参。

 

で、見ました!!!

 

面白かった!!!!面白かったよおおお!!!!!!

 

もうね、感想これしか出てこない。

だって本当に面白かったんだもの。完全に映画の世界にどっぷり漬かってた。飲み忘れたジンジャーエールがぬるくなってた。

 

とにかくこの監督、ツカミ(導入部)が上手いよね。モテキのわっしょい御神輿も派手だったけど、今回は圧倒的な情報量で畳み掛けるように「週間少年ジャンプの歴史」をいきなりダーッと展開します。

んで、あのジャンプ編集部の雑然とした廊下の真ん中に立つ、今から戦いに臨む主役2人の決意に満ちた表情。それだけでもう興奮がわき起こります。

 

もうね、いちいち「このシーンが良かった」とか言うてるとキリがない!

とにかく、音楽の使い方が秀逸すぎる!モテキでもそうだったけど、音楽の入り方がドンピシャでめっちゃ興奮します。

テレビで話題になってた派手で斬新な演出の数々はもちろんのこと、それ以外の、淡々とした人間ドラマの部分もすごく良かった。

 

役者さんがね、主役2人はもちろんのこと、脇まで全員演技力のある人でがっちり固めていて、特に編集長のリリー・フランキーさんとおじさん役の宮藤官九郎さんね、ホントに良かった。

パンフレットによると、監督はこの2人のキャスティングに当たって「作り手としての説得力のある人」を求めたらしく、うん、ホントに台詞ひとつひとつに重みがありましたよ。

他にも、クセのある漫画家連中もイメージ通り(新妻エイジの人を喰った感じもGOOD!!)だし、ヒロインは新人さんだそうだけど透明感があって綺麗だったし、原作と唯一イメージが違う担当編集者の服部を演じた山田孝之さんも違和感なかったです。

 

まぁ、とにかくごちゃごちゃ言わないから見てよ、損はしないからさ、っていうのが総括的な感想っす。

 

 

でね、冒頭の感想なんですがね、なんで「困った」という感想が出てくるのかというとですね……、

 

………大根仁監督の次の作品の情報を既に入手してるんですよ。

今年の年末に上演されるドキュメンタリー映画なんですけどね、それが『DENKI GROOVE THE MOVIE? 〜石野卓球ピエール瀧〜』だって言うですよ。

もおー、どうすんのよ、これ。

サブカル寄りで音楽の使い方が抜群の大根監督が、あの電気グルーヴの過去のライブ映像を再編集すんですと!!!!!

内容がマニアックなだけに、長野県内では上映されないみたいなんですよ。一番最寄りの映画館が、えーと、新宿バルト9………。

もお、どうすんのどうすんの?????

見たくて今からウズウズってんですけど!!!!!