はーい(。・_・。)ノ
私は今、静岡におりまーす。
なんでそんなとこにいるのかと言いますと、やっぱり息子のために水族館を観に来たわけなんですが。
…ことの発端は半年ほど前に遡ります。
諏訪でね、JAMSTEC(海洋研究開発機構)の研究員の方による、小学生向けの講演会があったんですよ。
深海探査挺「しんかい6500」による深海生物や海底の様子の研究内容を分かりやすく説明してくれる講義で、息子はもちろん私もすごく勉強になった面白い内容だったんです。
それで息子の深海生物への好奇心が目覚めちゃってね。図書館で図鑑を借りたりして、今じゃ私よりも詳しくなっちゃって。
で、せっかく息子の好奇心が高まってるんなら本格的に学ばせてやりたいと思うのが親のサガ。
ネットであれこれ調べたら、なんと、静岡県の沼津市に深海魚専門の水族館があるっていうじゃないですか。
この水族館にはイルカもラッコもペンギンもいません、ショーも巨大水槽もありません。
しかしこの水族館には、世界で唯一、ここにしかないものがあるのです!
それこそが、生きた化石シーラカンス。しかもレプリカや剥製ではない、本物のシーラカンスの冷凍保存されたものがあるのですよ!
…で、まぁこういう情報を息子に伝えましたらね、行こう行こうすぐ行こう、とめっちゃ乗り気で。
で、朝も早よから電車とバスを乗り継いで5時間、ようやく沼津港に着きました。
目の前に広がるのは駿河湾………♪かおい~ろ~ま~っさ~お~で・す・けれど~♪という、おそらくトミーにしか分からないであろう謎の歌を口ずさみながら、水族館に向かいます。
おっとその前に、ちょうどお昼時だから腹ごしらえしとくか。 水族館の前にある「回転寿司 活けいけ丸」に入ります。円周の真ん中に板前さんがいる、昔ながらの回転寿司ね。
ここではなんと、駿河湾で獲れた新鮮な深海魚のお寿司が食べられちゃいます! 聞いたこともないような名前の魚だったり、あるいは「あ、金目鯛って深海魚だったのか」と思ったり。
しかしやっぱり海の近くで食べる寿司はいいわな。魚がめちゃめちゃ美味いもん。いや、そんだけ値段も高いけど。海のない長野県で食べる一皿100円の寿司と比べるのがそもそも間違いだけど。
なめろう軍艦なんてのもあってね、思わず脳内の大和田監督がうっひっひと笑っちゃったわ(←ダイ王犬ヶ岬編)
美味しいお寿司でお腹が満ちたら、いよいよ水族館へ。
確かに規模はめちゃめちゃ小さい。小さな水槽がずらっと並んでるのを順に眺めていく。 でも、浅い海と深い海にいるサメを対比するように並べてたりして、工夫はされてます。
なにより普通の水族館ではあまり見ない類いの生物が見られるのが嬉しい。
当館一番人気は「メンダコ」ちゃん。メンちゃんは「深海のアイドル」と呼ばれている(←JAMSTECの講演会で言ってた)だけあって、オレンジ色のぷよぷよが可愛いです。 寝てたのか微動だにもしなかったけど。
でも息子はそんなメンちゃんを見て「寝顔も可愛いね」と言っとりました。まるで恋人への朝の挨拶のようですが気にするなかれ。
ただこのメンダコ、飼育がめっちゃ難しいらしいんです。1ヶ月もつかどうか、ってぐらい飼育での生存率が低いらしい。珍しいものが見れました。
他にも色々と興味深い生物がいましたが、やはりここの主役はコレでしょ!
でっかいシーラカンスの冷凍保存(2体)!
はるか4億年前のデボン紀、恐竜さえまだ生まれていない太古から生き続けてきたシーラカンスですが、現在は絶滅寸前種。鱗一枚たりとも勝手に獲ることはできません。
なので、この冷凍シーラカンスは本当に貴重なもの。それがこの日本の静岡県にあるんだから、やっぱりこれは見ておく価値がありますよ~。
しばし深海のロマンに想いを馳せつつ、スーベニールショップであれこれ買って、水族館を後にしました。 沼津を後にして、電車で静岡へ。
駅の南口を降りたら、さて、ここからは静岡に来たもう一つの理由が関係してくるのです…!
***
静岡駅の南口を出たら、そこはあの…!
駅南銀座商店街ですナ!
…って、あれ?トミーしか頷いてないナ。まぁいいナ。この後の記事はトミー宛てに書くナ!
そらもう、静岡のご当地ヒーロー「からくり侍セッシャー1」のロケ地ですナ。聖地ですナ。この道を弓削智久氏が作務衣姿で走ってたわけですナ!
雨の中、とりあえず「ファミリー食堂さいとう」さんを探しますナ。
さいとうの大将はスプラッシュ星人の唯一の癒しであり、最後までスプラッシュされ続けた人物なんだナ。 おっ、あった、あれだ!
…………閉まってるナーーーーッッッ!!!
スプラッシュ焼きそば……食べたかったのにナ……。
さらに、第一話で登場したラーメンが美味い「清見そば」も臨時休業、オープニングでセッシャーにばっさり斬られる「クリタパン」も定休日…ナ…。
ガックリした目に飛び込んだのは衣料品店の「モリモト」さん。美和子のバイト先だナ。チラッと店を覗くと…あっ!セッシャーの写真が飾ってあるナ!
「すみません、セッシャーの写真を見せて頂きたいんですが…」と女将さんに恐る恐る声を掛けると、「どうぞ入って!見て行って!」と気さくに微笑んでくれたんだナ! 写真も撮っていいって言ってくれたから、ばんばん撮ったナ!
セッシャーワンワンのうちわもくれたナ!優しい女将さんだナ!
女将さんが「そこのヤマイシさんには行った?もっとたくさん写真があるから行ってごらん」と言い、さらに「さいとうさんは?清見そばは行った?」と尋ねてきたナ。
「さいとうさんも清見そばさんもお休みみたいで…」と答えたら、真顔で「ええっ?どうしてかしら?電話してみようか?」と受話器に手を伸ばすんで、あわてて「いや、いいですいいです」と止めたんだナ。
で、斜め向かいの果物屋の「ヤマイシ」さんにお邪魔したナ。 た、た、確かにこれはすごい迫力だナ!壁一面がセッシャーだらけナー!!!
しかもこのヤマイシさん、お客さんが結構ひっきりなしに来てめちゃめちゃ忙しいのに、単なる冷やかしの私ら親子にも神対応してくれるのナ!
長野県から来たと伝えるとすごく驚いて、セッシャー関連のお店の情報を懇切丁寧に教えてくれるんだナ。
で、ここでもやっぱり「さいとうさんが休み?電話してみましょうか?」と受話器に手を伸ばすんだナ。この商店街の人はすっごく温かいんだナ。嬉しかったナ。
お礼に根付けを買ったんだナ。2つあるから、1つはトミーにお土産のつもりなんだナ。いつかなんとかして渡すつもりなんだナ!受け取るナ!
さて、ヤマイシさんに場所を教えてもらって、次は和洋菓子の「ふりあんかどや」さんに向かったのナ。
ここは作中で「食べるとチューしたくなる」というチュークリームを売ってたんだけど、さすがにもう販売してないそうなのナ。
でもすごく美味しそうなお菓子が並んでるから、店内のテーブルでシュークリームを頂いたんだナ。カスタードがめっちゃ美味しかったナ!
晩御飯は「海ぼうず」で静岡おでんと静岡割りを頂きましたナ。
海ぼうずは唐繰男と須村修のバイト先で、しょっちゅう作品内に登場するんだけど、実は地元じゃ有名な大手居酒屋チェーンで、芸能人のサインはいっぱい飾ってあったけどセッシャー関連は少なかったナ…。
でも見覚えのある風景にはやっぱりワクワクしたナ!
例の階段は、めっちゃ店内のど真ん中にあったナ。
あんなところで店員がひそひそ話してたら目立ちまくるナ(^_^;)
最後は「奥で珈琲をどうぞ」でお馴染みのブティック「NANAMI」さんナ。
今日は御主人の弟さんがおられて、「セッシャーグッズありますか」と尋ねたら、「今ごろ?」とめっちゃ驚かれたんだナ。
放映中はTシャツを置いてたけどもう今は出してない、と言いつつもすぐに倉庫から在庫を持ってきてくれたんだナ!
おかげで無事にTシャツを買うことができたんだナ。 めっちゃ気さくな弟さんで、「仙台にもセッシャーファンの友人がいるんですよ」と伝えたら、「じゃあ写真撮ったら?ブログに載せなよ!」とポーズを決めてくれたんだナ。
本当に商店の皆さんが優しくて温かくて素敵な街でしたナ!また来たいナ!トミーも絶対に来たほうがいいナ!