翌朝はひどい天候。雨風が吹き荒れて傘も差せないぐらいだったので、とりあえず静岡駅前のビルの中にある「静岡科学館る・く・る」で時間を過ごすことに。
「みる・きく・さわるをキーワードに、発見する喜びと創造する楽しさを体感できる科学館」というコンセプトらしく、体験型の展示物が多い施設です。
プラネタリウムとかはないんですが、子供達がプレイランド感覚で楽しく遊びながら科学に触れる場としてちょうど良い感じ。いやほら、科学館と言われるとどうしても名古屋と比較しちゃうんだけど、あっちは規模がとてつもないからねぇ(;´∀`)
「光と色の不思議」というサイエンスショーが催されていたので参加してきました。
“赤い服はどうして赤く見えるのか?”という、当たり前すぎて普段気にも留めない事柄を丁寧に説明してくれましたよ。
赤い服を着ている人に、赤・緑・青の光をそれぞれ当ててみよう。
赤い光を浴びたとき、赤い服は赤く見えるね。
じゃあ、ふだん赤い光ってどこにあるの?
分光シートを通して電灯を見てみよう(分光シート配布)。
あっ、虹が見える!
赤・青・緑の光が合わさると白い光になるんだ!
だから、赤い光はふだん浴びているこの白い光の中にあるんだね!
(ここからは大人に向けて)
人間の目は赤・青・緑の光を感知します。
物質から跳ね返った光を脳内で判断して「色」として認識します。
赤い服は、青と緑を吸収して赤い光のみを反射しているわけです。
学校の理科の授業で習った内容ではあるんだけど、ひとつひとつ実証しながら説明してくれるから分かりやすかったっす。
青色発光ダイオードの発明がどうしてノーベル賞を受賞したのか。
既存のダイオードには赤・緑しかなかったけど、ここに青が加わったことで、白、そして無限の色を作ることが可能になったから!
なるほど!考えたこともなかったけど、確かにそうだね!
楽しく勉強させてもらったところで、外の風雨がおさまってきたようなので、科学館を出て、静岡駅から清水駅に移動。
さらに清水駅前からバスに乗って終点の「東海大学三保水族館」まで行きます。近くには世界文化遺産の一部である有名な「三保の松原」があります。天気悪いけん行かんかったけど。
で、そこには何があるのかと言うと、東海大学が所有する2つの博物館があるのです。
まずひとつは「東海大学海洋科学博物館」。
うん、見た目でだいたいお察し頂けるかと思いますが、ちょっぴり古い施設です。民間の水族館のようなイメージで(例えばデートとかで)行くとちょっとガッカリするかも。
大水槽はありますが、他は小さめの水槽がずらっと並んでいます。イルカとかペンギンとかはいません。
ただし、そこはやっぱり静岡県。深海生物の標本に関してはかなりマニアック。リュウグウノツカイやラブカなど、深海生物マニアならば思わず鼻息を荒くする(うちの息子とかな)モノがありまっせ。
マニアじゃない一般のお客さんには「くまのみ水族館」なんてどうでしょう。可愛いクマノミが自分の回りを群れ泳ぐクマノミのトンネルはちょいとテンション上がりまっせ。
あくまでも大学の研究施設という立ち位置なので、今どきの水族館のような華やかな演出はないんだけど、バックヤードを覗けるスペースがあったり、魚の生態を模倣するロボットの展示があったりして、逆に新鮮。
手作り感あふれる展示方法も味があっていいです。ま、デートには向かないけどね。
もうひとつは「東海大学自然史博物館」。
恐竜と化石を中心に、太古から現在までの自然の成り立ちを説明する学術的な施設です。
こちらもやっぱり地味っちゃー地味。古めかしい感じの建物に、やはり手作り感のある展示物が並んでます。デートには(以下略)
でも、大好きな恐竜の巨大な復元模型の数々にウチの息子は大喜び。最近じゃ私よりも恐竜や深海生物に詳しいもんで、あれはナントカザウルス、脚に蹴爪があるのが特徴なんだ、とか得意顔で語ってくれます。
とりあえず大好きな深海生物と恐竜の世界にどっぷり浸れて、息子は大満足。何度も「おかあさんありがと大好き」と嬉しそうに言ってくるので、えへへ、まぁ良かったかな、と思いつつ家路につきました。
で、家についた私がまず何をしたかと言うとですね、
楽天ブックスで「セッシャー1」のDVDボックスを購入したった!
今まで我慢してたけど!
でもYouTube公式で一部見られなくなってるし!
第一あたし、弓削っちのファンを公言してるくせに弓削っちの主演作品のDVDを持ってないのってどうよ!
いや、ってゆーか駅南銀座商店街、ラブ!