翌朝、深酒したせいで血管が拡張したせいで、花粉症と寒さでグズグズだったアタシの鼻は完全にふさがってしまっていて、激しい喉の痛みで目覚める。
嗚呼、昨夜調子に乗って飲み過ぎちゃったなぁ。鏡の向こうから、目の下に隈を作った赤黒いむくみ顔のピグモンが呟く。くそっ。マジで似てるじゃねぇか(=_=)
窓の外は小雨。なんかアタシ、旅行の2日目は雨ってゆーパターン多くね?
子供を起こしてホテルの朝食バイキングを食べて(種類が多くて美味しかった!)、雨が止んだのを確認したらチェックアウト。
息子が「すいぞっかん、いきたい」といつものように主張するので、やっぱり今回も水族館巡りです。
…あと2年ぐらいこのブログを続けていたらタイトルが「全国スタジアム&水族館ガイド」って名前に変わってるかもしれぬな。うむ。
仙台駅からJR仙石線の石巻行きに乗ると、おや、イーグルス帽を被った子供達がたくさんいるね。カンフーバットを持ったお母さん達もニコニコしてるね。
皆さん2駅目の宮城野原駅で降りて行かれる。そっか、今日もコボスタで試合あるもんね。今日もこどもまつりだもんね。勝つといいね。とにかく野球を楽しんできてね。
やっぱり「野球のある街」はいいな、ってしみじみ思うんですよ。
広島とカープほど熱狂的な結びつきじゃなくても、東京とヤクルトぐらいの淡白な結びつきでもいいんだけど、やっぱり子供が野球帽を被って駆け回ってる姿は可愛い。
そりゃあ諏訪にも野球帽を被ってる子はいるよ、巨人ファンも中日ファンもそれなりの数はいるよ。でも、やっぱ違うの。
その地元の人々を結びつけるもの。どんなにつらいことがあっても、いつもの野球がそこにある、という事実だけで前を向けるもの。
「見せましょう、野球の底力を」というイーグルスの嶋キャプテンの言葉を思い出す。誰かを必死になって応援するということは、とりもなおさず自分自身を必死になって応援しているということなのだろうなぁ。
そんなことを考えながら、列車は中野栄駅に到着。
無料のシャトルバスに乗り換えたら、やがて「仙台うみの杜水族館」が見えてきます。
ここは昨年の7月1日に開館したばかりの新しい水族館。それまであった「マリンピア松島水族館」を引き継ぎ、神奈川県の八景島シーパラダイスを運営している会社が経営しているようです。
入口のエントランスは東北の海の代名詞と言っていい(のか?)ホヤが燦然と煌めくトンネル型水槽です。サメも楽しそうに泳いでいます。
新しい水族館だけに、最新技術を取り入れた展示もあります。アマモの海を体験できるゾーンには、自分が描いたお魚が画面の中を泳ぐ仕掛けがあったりして、子供達が楽しそうに絵を描いています。
アタシも描いてみた。「Carp」の文字の入った真っ赤なお魚だよ!あはははは!
水族館の規模はまぁ普通。地方都市の中核施設としては充分なんじゃないでしょうか。ただ、最近ちょっと変わったこだわりを持つ水族館ばっか行ってるもんで、そのへんはちょいと物足りなかったけど。
それでも「水産業の振興」を推してる感じは伝わってきました。あまちゃんでお馴染みの海女さんの服装を展示してあったりしてね。
ただ、イルカ&アシカショーは素晴らしかったです。普段イベントに全く関心を示さない息子が珍しく楽しそうに見ていた。よく訓練されたイルカとアシカによる華やかなショーは一見の価値ありですよ。
でも、息子の春休みの宿題の絵日記には「ロシアチョウザメが見れてうれしかったです」と書いてあった。
…ろ、ろしあちょうざめ?そんなんいたっけ?てかイルカとアシカは?君、どんだけ水族館マニアなの?
ま、まぁ、静岡の東海大学で深海ザメの「ラブカ」を見て興奮してたヤツじゃけんのう…(-_-;)
路線バスで仙台駅に戻り、のんびりと牛タン定食なんぞを喰っておったら、…やばい!はやぶさの出発時刻が近づいてるゥゥゥ!!!!
お土産を買う余裕もなく、あわててコインロッカーから荷物を出し、トイレに行きたいと言い出す息子を我慢させて、発車直前の新幹線に飛び乗ったのでありました。ふーーーー。
やっぱ仙台は1泊2日じゃもったいないな…。次に行く時はもうちょっとゆったりしたスケジュールを組みたいです!
ともあれ、楽しかった!トミー、ラギさん、そして来るきっかけを与えてくれたYさんありがとう!また来るよー(^^)/~~~