甲子園でカープ観戦をした翌日は、いつものように息子の接待@水族館。
大阪で水族館といえば、やっぱり天保山にある「海遊館」でしょ。
で、事前にネットで検索していたら「入場券を買うのにけっこう並ばなくちゃいけないので、大阪市営地下鉄で販売している【OSAKA海遊きっぷ】を事前に購入しておくと便利でお得」という情報を得ていたのよね。
というわけで、地下鉄九条駅の改札で、駅員さんに「OSAKA海遊きっぷはどこで買えますか」と尋ねてみたんですよ。
そしたら、「駅長室で売ってるんですけど、この改札から行こうとするとちょっと遠いんで…」と言って、ほんの少し考えて、パッと改札を開けてくれたんですね。
「どうぞ通ってください。大阪港駅まで行ったら、構内に駅長室があります。連絡を入れておきますから、そこで買うてください」
…この対応、さすが大阪人やなぁ、と感心しましてね。
大阪人っていうと、やれケチだのガメツイだのと言われるんだけど、それって商売においては基本中の基本なんですよね。
“損”が出ることを嫌う。それは売り手だけでなく買い手においても、とにかくお互いに損になることはしない。そして“時は金なり”という言葉があるように、時間そのものも貴重な財産なんですよね。
どうせ同じチケットを売るのなら、ここでも向こうでも価値は同じ。ならば1分でもお客さんの時間を無駄にしない、という姿勢をね、感じたわけですよ。
大阪人の思考の中にはこういう姿勢が自然に備わっているんだと思うんです。そこは見習いたいなと思うんです。
いや、最近ちょっとね、ある場所で実に時間の無駄というか、どう考えても効率の悪い仕事ぶりを見たもので、なおさら痛感したんですね…( ̄▽ ̄;)
そんなわけで大阪港駅まで行って、駅長室ですんなりチケットを購入。
海遊館のチケットカウンターの前にずらりと並ぶ人々を横目に見ながら、サッと入場。うーん時間を無駄にしないって素晴らしいねぇ。
ところが、入口を入るとそこは既に大勢のお客さんでぎっしり。歩きづらい上に、ろくに水槽も見えやしない。
…ところで、息子にとっては初めての海遊館なんですが、私にとってはこれが2度目なんですよね。独身の頃にいっぺん遊びに来たことがあるんですよ。なので、うっすらと覚えていたんです。
「ここは中央の巨大水槽(ジンベイザメがいる)をぐるっと回りながら螺旋状に下っていくスタイルだったっけな…」
つまり、無理やり上の階で巨大水槽を見なくても、下の階でも同じ水槽が見られるわけですよ。
なので、とりあえず息子の手を引いて混雑から脱出させて、どんどん下り坂を進んでいくと、ほーらね、下の階はガラガラじゃーん(`・ω・´)b
悠然と泳ぐジンベイザメや、群れなす小魚達の姿を見上げながら、のんびりとした時間を過ごします。
私ね、ホンソメワケベラが好きなんですよ。ホラあの、他のお魚の身体を掃除してあげる魚ってやつ。
水槽の隅のほうに、大きなお魚がじっとしてるのね。そのエラの隙間とか口の中にホンソメワケベラが頭を突っ込んでせっせと寄生虫をついばんでるんですよ。
この掃除されてる時の魚たちの表情が好き。なんかもうウットリしてたり、順番を待ってる魚も待ちきれない様子で口を開けてたりね。
そんな様子を微笑ましく眺めながら、先に進みます。
別館には、北極の寒さを体感しながらクリオネ等を鑑賞したり、小型のサメやエイと触れ合えるタッチングプールがあったりします。
サメの肌はやっぱりサメ肌でザラザラ。対してエイの肌はヌルヌルでスベスベ。最初はこわごわ触れていた息子も次第に慣れた手つきで触っていました。
出口の手前を曲がったら入口のアクアゲートに繋がるので、もういっぺん最初から見直し。先ほどよりは幾分空いていたので、スルーした水槽を楽に観賞できました(*^▽^*)