つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

恐竜とロボットと例の広場(1日目:平日の博物館っていいね)

先週は暦どおりの3連休だったんですけど、我が家は今週も3連休でした。

というのも金曜日、息子の学校が先生方の研修だかなんだかでお休みなんですね。

いつもなら黙って学童クラブに行かせるところだけど、うーん、たまには私も息子と一緒にゆっくりしたいな。最近お仕事も忙しかったし。

幸いにも優しい上司と同僚のおかげで休暇が取れまして、通勤客の行き交う金曜の朝の茅野駅へGo!

 

今回の旅の目的地は、【茨城県】でーす。

なんでかというと、私、やっぱ西日本育ちの人間だもんで、東日本のことはイマイチよく分からんのです。端的に言うと「関東」と呼ばれているエリアの全体像がよく分からん。

東京、神奈川はまぁ分かる。埼玉もまぁぼんやり分かる。だがしかし、千葉、群馬、栃木、茨城あたりはほとんど分からん。

でも、ネットで調べていたら、秋葉原から「つくばエクスプレス(TX)」を使えば、最短45分でつくば市に着くらしいんすよね。

しかもTX沿線は自然科学に関連する施設がたくさんあるらしくて、恐竜とか化石とかロケットとかロボットとか、小3男児の心をくすぐる検索ワードが出るわ出るわ。

こりゃ面白そうじゃん、行くぜ茨城、行くぜつくば。

 

茅野からあずさで新宿、そこから秋葉原へ移動して、いよいよTXに乗り込みます。

金曜日の午前10時のTXは、気持ちいいぐらい空いていて、あー今頃みんな仕事してんだわぁぁと思うと顔がにやついてしまう。うっひっひ。

最近ちょっと余裕なかったもんなぁ。やっぱリフレッシュって必要よね。心の健康って大事、これ本当に。

 

守谷駅で下車。そこから路線バスで「茨城県自然博物館」を目指します。

ところが、この路線バスというのが問題で、1日にたったの3~4本しか走ってないのです。

そのことは博物館の公式HPに書いてあったので事前に分かっていて、この路線バスのダイヤに合わせて計画を立てたという次第でして。

だもんで、この博物館に行こうと考えている人がいるならば「できれば車で行ったほうがいいよ」とアドバイスしておきます、うん。

 

そんなこんなで11時半頃に博物館に到着。帰りのバスは17時過ぎなので、今日はもう此処で遊びつくすと決めて、閉館までのんびり過ごします。

館内は広くて、博物館という名にふさわしく、恐竜から動植物、鉱物や宇宙まで相当の数の展示物があります。

展示物自体はやや古めかしい部分もありますが見ごたえはあって、中でも、ティラノサウルスの親子とトリケラトプスの大型模型は素晴らしかった。

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模型やジオラマの出来栄えも素晴らしいんですけど、なんたって茨城県はロボット技術が自慢。

こんなに大きな3体の恐竜がけっこうリアルに動く!吼える!

しかも子ティラノには最新の研究結果に基づいて羽毛が生えてて、親ティラノに甘えるような仕草も見せるのね。可愛い。

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その他の展示物もなかなか凝ったジオラマなどを使っていて、例えば、小さくなった自分が林の中に迷いこんだらどうなるか、とか面白かったです。

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企画展は「サメ展」。うちの息子はサメ類が大好きなもんで、案の定ウケました。

サメの食事方法の違いとか、見た目の違い、卵の違いなど、知らなかったこともけっこうあって、私も勉強になりましたよ。

ダルマザメは身体は小さいんだけど、何にでも噛みついて、大きなクジラとかの身体の一部をかじり取っちゃう。かじられたとこは丸い傷痕になるからすぐに犯人が分かる。たまに潜水艦にも噛みつくんだそう。

個人的に面白かったのは、それぞれのサメを擬人化した萌えキャラクターが随所にちりばめてあって、塗り絵まで配付されてたw

  

館内をひととおり回ったら、屋外へ。

なんせ此処はすごく広い。えーと、公式HPによると広さは15.8ha(東京ドームの約3.5倍)あるそうです。

 屋外の受付で双眼鏡を借りて、鳥や樹々の観察をしながら林の中をのんびり歩きます。

息子はすっかりネイチャーガイド気取りで、「シッ!お母さん、足音を立てないで……ほら、鳥の鳴き声が聞こえるよ」なーんて、双眼鏡を覗き込んではキョロキョロしています。

人が少ないので、とても静かです。遠くのほうから近隣の学校のチャイムなども聞こえてきて、平日だもんなぁ、としみじみ嬉しくなります。

 

ずーっと歩いていくと、古代の広場という場所に辿り着きました。此処には大きな砂場があるのですが、実は、博物館らしいある仕掛けがあります。

なんと、一部の砂場では「化石発掘」が楽しめるのです。

この手のイベントにありがちな“化石っぽいオモチャを掘り出すゴッコ遊び”ではなくて、モノホンの12万5000年前の貝化石。

自然発見工房の学芸員さんによると、この博物館の敷地自体にも大量の貝化石があるんだけど、それを掘るのは大変なので、他所の発掘現場から出た残土を定期的に貰ってきて砂場に敷いてるんだそう。

そんなわけで、砂をちょっとほじくり返しただけで簡単に貝化石がごろごろ出てきます。1人5個までなら持って帰っていいとのこと。

まぁ、化石とはいっても見た目はそこらへんの海に落ちてる普通の貝殻と変わりゃしませんので、そうと知らない人には分からないかもね。まぁ、記念ってことで。

 

他には、子供が遊べる大型トランポリンなんかもあって、子供連れなら一日じゅう過ごせるんじゃないでしょうかね。実際、お弁当持参でハイキングしていた家族連れもいたし。

日が傾いてきたので、館内に戻って、気になる展示物をもう一度ぐるっと見直したら、閉館時刻の5時が来てしまいました。

バス停に戻り、守谷駅へ。TXで終点のつくば駅へ着いたらとっぷり日が暮れてしまったので、早々に夕食を済ませて、予約しておいたホテルにチェックイン。

今日はここまで。明日もサイエンスシティ・つくばでたっぷり遊ぶぞー!