つれづれぶらぶら

カセットテープミュージックで久々に「レインダンスが聞こえる」を聴いた。こんなカッコいい曲だったかな。懐かしいな。

恐竜とロボットと例の広場(3日目:ロボットはジュラ紀の夢を見るか)

3日目の朝。つくばの旅もいよいよ最終日。 スケジュール的には午前中いっぱいで見学を切り上げないと難しいな。

 

つくばサイエンスマップによると、産業技術総合研究所産総研)の中に「サイエンス・スクエアつくば」「地質標本館」の2つの見学施設があるらしい。

「サイエンス・スクエア」はロボットなどの最先端技術を紹介するもの、地質標本館は化石や鉱物などの貴重な標本を揃えたもの、ということで、どちらも息子の好みに合いそう。よっし、此処に行くぞ。 …っと、その前に、今日こそはちゃんと路線バスの時刻表を確認しておかなくちゃ。φ(..)メモメモ

 

産総研JAXAのお隣で、バスに乗れば駅前から10分程度。

此処もひたすらだだっ広い研究施設です。そのごく一部を一般向けの見学施設として開放しているわけなんですね。ちなみに見学は無料。

守衛室で受付を済ませ、まずはサイエンス・スクエアへ。

この施設は「産総研で今、研究開発しているもの」をダイジェスト的に紹介するもの。

ってゆーか、そもそも産総研ってナニ?

そもそもは明治時代に遡る国の研究機関で、昔の通商産業省工業技術院の15研究所と計量教習所が統合・再編され、平成27年4月に「国立研究開発法人 産業技術総合研究所」と改名されたもの、だそうです。

そんなわけで、およそ我々の社会に関係するありとあらゆる技術について研究開発している公的機関、という感じです。 環境保護、災害対策、地質調査、エネルギー、資源、新素材、医療福祉、生命工学、ロボット、人工知能、ものづくり、産業競争力、などなど…。はぇ~、しゅごいぃぃ………。

まぁ、そこらへんは難しすぎて正直よく分かんないので、とりあえずロボットでも見ようっと。

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なんとなく『機動警察パトレイバー』っぽいなー、と思ったら、おっと、デザイナーが出渕裕さんではないか。ええ、まさにイングラムのデザインをしたご本人であった。

 

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産総研歴代のロボット達の中に混じって明らかに異彩を放つ、左端の黒髪美少女はヒューマノイドロボット「HRP-4C」。通称「未夢(ミーム)」。

黒髪ロリ美少女で名前はミーム、と聞くと、個人的には色々とアレな殺戮兵器を思い出したりも、しなくはない、のだけれど、いや、まぁ、それは今は忘れよう。うん。

 

ロボットといえばさ、昨日から気にはなっていたんだよね。例の遊歩道のあちこちにこんな立て看板が置いてあったの。

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「ときどきロボットが通ることがありますので」って、サラッと言われちゃったんだけど、ちょっと待ってくれ、それってつくば市民にとっては当たり前の光景なのか。日常なのか。

昨日行った研究学園駅の近くにも同様の看板が出てたもんね。

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もしかしたら遊歩道で通り過ぎた人々の中に、何人かはロボットやサイボーグがいたりしたんじゃないでしょうね。そんな『ブレードランナー』な街だったりして。つくば恐るべし。

 

サイエンス・スクエアを出たら、お向かいの地質標本館へ。

こちらはひたすらに断層とか石とか地形とかを眺める静謐な空間でございました。

日本はどんなふうに形成されて、地震はどのように起こって、過去の災害はどのように地形に影響を与えていて…というようなことを丁寧に説明してくれました。

が、そこらへんは息子はちょいと関心がなかったみたい。てなわけで、ひたすら綺麗な鉱物とかアンモナイトの化石とかを眺めておりましたよ。

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 …自然界のモノって、どうしてこう美しいのかしらね。

っていうか、こういう美しい形っていうのがきっと自然界における「最も自然の形」なんだろうなぁ。そう、水たまりに落ちる雨粒がどれも正確な真円を描くように。

我々が美しいと感じるとき、それはひとえに、それが最も自然の形態であることを我々自身が本能的に知っているからなんだろうなぁ。

 

そんなことをぼんやり考えていたら、おっと、帰りのバスの時刻が近づいてきてしまいました。 急ぎ足で産総研を出てバスに乗り込み、つくば駅へ。快速のTXに乗り込み、茨城県とはおさらばです。

色々なことを楽しく勉強できた、有意義な旅でした。