息子も私も本好きなので、図書館はとってもありがたい存在。
諏訪地域は、1枚の貸し出しカードで地域内の6市町村にある図書館が全て使えるので本当に便利です。
とりわけ隣町にある富士見町図書館は、居心地のいい綺麗な図書館で、蔵書も新しいものが多く、しかもコミックもけっこう揃っている、ということもあって、ちょくちょく通っています。
コミックに関して言うとですよ、本屋とかウェブとかで「ちょっと面白いな」と思っても、実際に買うかどうするかで悩む場面ってあるじゃないですか。
欲しいと思っても本棚がいっぱいだったり、既にもう何十巻も出てるシリーズ作とかだったらなおさら置き場に困るし、まぁそもそも、立ち読みでちょっと面白いと思っても、通して読むとイマイチだったりすることもあるし。
(なお、紙媒体をこよなく愛する我々に、電子書籍を買うという発想はない)
そういうモノを私は「当落線上のモノ」と呼んでおります。
例えばウチの場合、当選確実(新刊が出たら必ず買う)の作品は、
『ガラスの仮面』、『きのう何食べた?』、『大奥』、『聖☆おにいさん』、『鬼灯の冷徹』、『最後のレストラン』、『ダンジョン飯』、『モンスター娘の日常』、『うちのトコでは』、『ヲタクに恋は難しい』あたりですかね。
あと、シギサワカヤ先生や石田敦子先生の作品も、内容によっては買いますねぇ。
こういう「買い」前提でない、「気にはなるけど」スタンスの作品、それが「当落線上」。あと一押しされたら買うかも、って感じの。
例えば『ダンジョン飯』は永らく当落線上だったのですよね。
マイナー漫画だった頃から、旦那と「気になるよね」って話してたんだけど、このマンガがすごい2016の大賞に選ばれてから店頭に平積みされるようになって、じゃあ買いますか、と。
それに対して、『ヲタ恋』はウェブ広告で見て、まだ1巻しか出てなかったし、なにしろ薄いから本棚を圧迫する心配もないしで、当落の査定を経ることもなくサクッと買いましたね。
そんなわけで、現時点で当落線上にいるコミックはというと、
『ラーメン大好き小泉さん』、『はたらく細胞』、『乙嫁語り』、『ブラックラグーン』、『スローモーションをもう一度』あたりかなぁ。
あと、こうの史代先生の作品は『この世界の片隅に』は買ったんだけど、その他の作品をどうするか悩み中。
で、そんなときに役に立つのが、図書館であったりレンタルショップですよねっ(≧▽≦)
とか思っていたら近所のGEOに『はたらく細胞』と『ブラックラグーン』があったんで借りたお!(∩´∀`)∩
『はたらく細胞』は、その題名のとおり、身体の中に存在する赤血球や白血球などを擬人化したドタバタコメディ漫画。
これ読んだあとは、ちょっとした擦り傷とかしたら妙に楽しくなる。「今ごろ白血球さんがバトルしてるんだろうなー、血小板ちゃんがカサブタ作るためにせっせと働いてるんだろうなー」みたいな感じで。
『ブラックラグーン』は連載が長いから以前から知ってはいたけど興味はなかったのね。でも『この世界の片隅に』の片渕須直監督がかつてアニメ化を手掛けたということで、アニメを見てみたら面白かったので、原作も読んでみたくなってさ。
一言で言えばガン・アクション漫画ってやつで、架空の犯罪都市ロアナプラを舞台に、毎日毎日ドンパチドンパチ撃ったり撃たれたりのお祭り騒ぎ。
キャラクターがどいつもこいつも癖があって生き生きしてて、殺伐とした内容なんだけど結構笑えます。まぁ主人公達は何をやっても絶対死なないし。『ヘルシング』あたりが好きならオススメです。
森薫先生の『乙嫁語り』と『エマ』は冒頭に掲げた富士見町図書館に揃っていたのでありがたいです。
森薫先生といえば圧倒的な描き込みとクオリティの高さ。そして全体から伝わる作者の「これが描きたい!」という強烈な主張がたまらんですねー(*´ω`*)
『乙嫁語り』ではパリヤさんが可愛いですね。コミュ障で誤解を受けやすいけど傷つきやすいお年頃のお嬢さん。好きな人の前でついぶっきらぼうになってしまう姿にきゅんきゅんします。
『ラーメン大好き小泉さん』はなんと諏訪の献血センターにあったんだよ。献血しながら読みました。
ラーメンが好きな謎の女子高生がひたすらラーメンを食べ続けるだけの漫画。何度読んでも楽しいし、そしてお腹が空きます。夜中には読むなよ。
そんでもって、我が茅野市図書館に、こうの史代先生のデビュー作『街角花だより』があったのには感激しましたのよ!
こうの先生の百合漫画、という評判にドギマギしてたんだけど、そこはやっぱりこうの先生、ふんわりと優しい空気の漂うコメディでした。読めて良かった!図書館ありがとう!