翌朝は東海道本線で熱海駅に向かい、そこから伊東線(伊東駅から伊豆急行に乗り入れ)で終点の伊豆急下田駅へ。
遠路はるばる伊豆半島の先端まで来た目的は、たったひとつ。
今回も「下田バーガー」を食べに来たのだッッッ。ああ、ただそれだけなのさ!それぐらい食べたかったのさ!
4年ぶりに見ると、思ってたのよりデカい。バンズもデカいが、そこからガッツリはみ出している肉厚の金目鯛のフライがハンパなくデカい。そしてカマンベールとチェダーのWチーズの風味。うんめぇぇぇぇぇ(*´ω`*)
で、バーガーを食べたら早々に下田を後にして(ホントにバーガー食べに来ただけ)、伊豆急で河津駅に移動。
駅からタクシーで5分、すると今日の目的地である「体感型動物園iZoo」に到着。
入口にはヒャダインが歌うノリノリのテーマソングが流れてるんだけど、その歌い出しの「♪ライオンいません♪キリンもいません♪」の歌詞のとおり、ここは普通の動物園ではない。
そう、ここにいるのは爬虫類と両生類ばかり。ライオンはいないけど、ヘビとかカメとかカエルとかはどっさりいる、そういう動物園なのであります。
昨日のあわしまマリンパークにカエル愛好者が集まっていたと思うと、今日のここには爬虫類愛好者が集まっている、と、そういうわけです。
「グリーンイグアナたん可愛い~(´艸`*)」とか「ビルマニシキヘビめっちゃ綺麗~(*'ω'*)」とか、そういう声があちこちで上がっております。
や、うん、ホントにじっと見てると愛らしいんだよ。近くの木にカメレオンが数体放ってあって、彼らが目の前で葉っぱの上をよじよじ歩いてるのを見てると可愛くてたまらない。
しかも体感型動物園の名にふさわしく、思ったよりも多くの生き物と触れ合える。
展示物を見ていると、飼育員さんから「触ってみませんか?」と呼び止められ、ん?と振り返ると、飼育員さんの手にヘビやらワニがいたりするわけ。
もちろん安全な種類の生き物だけを選んでいるし、ワニの口は紐で縛ってあるし、どんなふうに触ればいいかちゃんとレクチャーしてくれるから安心。
ヘビのウロコなんて間近で見るとすっごく綺麗だし、ひんやりとした感触もイイ。要するに“怖いのは彼らのほう”なので、こちらが怖がらせないよう丁寧に扱ってやれば何の問題もないのであります。
うちの息子は「リクガメに餌やり体験」にめっちゃハマってた。
餌用の小松菜を購入して、それをトングで亀に与えてやるんだけど、ムシャムシャと葉っぱを噛む様子が面白いみたい。
そんな感じで、可愛いな~と思いつつ園内を歩いていたんだけど、あ、一ヶ所だけさすがのアタシにもムリ(>_<)なところがあったわ。
…爬虫類・両生類専門動物園って聞いたから来たのよ、アタシ。まさか、まさか「蟲」がいるとは思わなかったんだもの(>_<)
しかも虫は虫でも、アレですよ、あの、その名を口にするのもはばかられる、その…“G”のつくアレ。Gのレコンギスタ。それがびっしり(以下さすがに自粛)。さすがのゲテ物好きなお客さん達も阿鼻叫喚。
ただ、さ、実は長野県ってGがいないんだよね。嫁いできてから1回も見たことない。そんなわけで、旦那と息子は珍しい昆虫を眺めるかのようにまじまじと「へぇ~、これがGかぁ~」と。
てなわけで、Gが嫌いな方(び~とか)は長野県に住むといいよ!アレの恐怖を知らないって羨ましいよね!とアタシの中の広島県民の血が叫ぶ!;つД`)
ちなみに、なぜ今回iZooに来たかというと、テレビ東京の人気番組『池の水ぜんぶ抜く』で紹介されていたからなのです。
この番組で「かいぼり」した池から回収された外来生物のうち、ミシシッピアカミミガメ(いわゆるミドリガメ)をiZooが引き取っているのです。
そのため、園内の池はミドリガメでいっぱいで、園外にも大量にいるんだとか。でもそれでも手狭になって、現在クラウドファンディングで新たな池の建設費用を募っているそうです。
要するに、爬虫類を安易な気持ちで買って、でも大きくなったら手に余って、適当にそこらへんの池に捨ててしまう、これが現在の、特定外来生物の問題の原因。
だから、飼うのなら最後まで責任を持て。でもそれでも、どうしても、どうしても飼えない事情があるというのなら、捨てるのではなく、iZooに持ってこい、と。
テレビでそういう話を聞いたので、こないだ井の頭公園でもかいぼりの話を聞いたばかりだし、子供にそういうことをちゃんと理解させたいな、と思ってさ。
ちなみに、iZooの人気イベントといえば「カメレース」。
亀を競争させ、その勝敗を賭けるというシンプルな内容ながら、渥美さんという飼育員さんのハイテンションな実況が話題になって、わざわざ渥美さんに会いに来る人もいるというほど。
残念ながら今回は「冬眠中のためカメレースは3月までお休みです」とのことだったんだけど、亀の飼育をする渥美さんにはちらっとお会いできました。シャイな笑顔が素敵(*´ω`*)
今宵の晩御飯は、前回、前々回と同じ、伊東市内の居酒屋「楽味家まるげん」さん。ここに食べに来るためだけに伊東に宿を取る、というね。だって、ここの金目鯛の煮つけ、めっちゃ美味しいんだもの。
あと、ここに来たら食っとけ、と言われるのが「うずわのたたき」。うずわとは、いわゆる宗田鰹のこと。それを青唐辛子と一緒にたたいて、ご飯に乗っけて醤油ちょろっとして食べると美味し~い(*^▽^*)
面白かったのは、メニューに「火星人」とあって、息子がびっくりしてたんだよね。えー?まさか本物の火星人?って。んなわきゃねぇだろ。でも気になるなら注文してみようね。
正解は、ホタルイカの干物。それに「火星人専用」と書かれたライターが添えられてて、それで炙って食べるのね。すると火星人がくるんと丸まったり、くにゃくにゃと踊るように動く。
味は、大人好みというか、肝の部分の酸味がオツ。正直、これを肴に酒を呑んだなら、炙っては食べて呑み、炙っては食べては呑みの、無限ループに陥ってしまいそう。
お腹いっぱいになったらホテルへ。
おお、今日もテレビにカープ選手が出ている(炎の体育会TV)。いいなぁ。やっぱ優勝っていいなぁ(2回目)
その翌日の3日目は、単なる移動日だったので省略。
今年も楽しい家族旅行でした。また伊豆に行きたいなー。