つれづれぶらぶら

お熱さがったお。元気だお。

久しぶりの関門海峡

若い頃、山口県下関市に赴任していて、それ以来、下関はお気に入りの街です。

で、こないだ仕事中に不意に「あー、クジラ喰いてえ」と思いまして、クジラといえば大洋ホエールズ、……そうだ、下関、行こう。と思ったんですよ。

 

というわけで、母と私と息子の3人で、日帰り関門旅行に行ってきました。

新幹線で北九州市小倉駅に向かい、そこから鹿児島本線でほんの3駅先、終点の門司港(もじこう)駅へ。

このあたりの地理に詳しくない方に説明いたしますと、九州で最も本州寄りにあるのが北九州市門司区で、本州で最も九州寄りにあるのが下関市

この下関と門司の間にあるのが「関門(かんもん)海峡」。またの名を、平家物語宮本武蔵伝説でも有名な「壇ノ浦」。

その最も狭いところはたったの600メートル。ホントに下関と門司って、目と鼻の先にあるご近所さんなんですよ。

なんせ下関に住んでた頃、テレビで福岡と山口の両方の番組が見れたもんね。なんやったら若干福岡のほうが電波状況が良かったというね。

 

門司港駅を下りたら、そこは関門海峡を臨む観光地「門司港レトロ」でございます。

重要文化財である門司港駅の駅舎や、赤レンガが美しい旧門司税関などの古い洋館が立ち並ぶ、趣きのある素敵な場所ですよ。

ここにあるブルーウイングという橋は、日本唯一の歩行者専用の跳開橋(跳ね橋)です。1日6回、音楽に合わせて橋が開いて跳ね上がります。

Eテレのピタゴラスイッチの「そこで橋は考えた」ってコーナーの歌を、息子と一緒に「♪できんのかーなーこんな橋♪できたらすごいぞこんな橋ー♪」と口ずさみながら、橋が開く様子を見守ります。

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門司港レトロをぶらぶら歩いたら、いよいよ関門海峡を渡りましょう。

関門海峡を渡る方法はいくつかあって、車(バス)で関門橋を通る、鉄道(JR)や新幹線で地下トンネルをくぐる、渡船を使う、そして人道トンネルを歩いて渡る方法などがあります。

人道トンネルを歩くのも楽しいんだけど、暑いせいか、息子は断固として「船に乗りたい」と言い張るのであります。

ま、いっか。実際、それが一番速いしね。

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船に乗り込んで門司を後に。関門橋を眺めながら海を渡ると、あっという間に下関の唐戸地区に到着です。ホントに近いんだもん。

 

そういえば、今日はやけに人の行き来が多いなと思ったら、今夜は関門海峡花火大会があるんですね。

夜に向けて席取りをする人々や、屋台の準備をする人々で、関門海峡の両岸はとても賑わっています。

 

下関の水族館といえば海響館。下関の代名詞でもあるフグ目魚類のコレクションでは世界有数の水族館です。ハリセンボンやカワハギがフグの仲間っていうのは知ってたけど、マンボウフグ目なんだ。へー。

もちろん、フグ以外の展示も豊富です。海響館の名物である巨大なクジラの骨も見応えがありますよ。

「アクアシアター」というショーでは、イルカとアシカが寸劇仕立てで様々な技を繰り出して楽しませてくれます。

 

イベントホールでは、目黒寄生虫館×国立科学博物館×海響館の共同開催による「寄生して生きていく虫のはなし」という特別企画展を開催中。

その名のとおり、寄生虫の生態をテーマとした展示です。マダニ、アニサキス、条虫、ウオノエなど、見ているだけでトリハダがぞわぞわ立つステキな展示でした(;^ω^)

特に、1匹のマンボウの体内からどれぐらいの寄生虫が出たかという標本展示は「ひいぃぃぃ」と言いたくなるレベル。マンボウって、あのでっかい身体の中にどんだけ生き物を飼ってんのよぉぉ。

寄生虫の生態を分かりやすくマンガにして説明していて、産まれたばかりのアニサキスが、食物連鎖の鎖の中を巡りつつ、最後のゴールであるミンククジラの体内を目指すストーリーは、ある意味では感動的(;^ω^)

 

非常に面白い内容ではあったんだけど、水族館を出て、隣の商業施設(カモンワーフ)で海鮮丼でも食べようと言ったら、母は「今、お刺身が食べたい気分じゃない……」とげんなりした表情(-_-;)

てなわけで、クジラのカツを注文。息子にとっては人生初クジラ。あ、伊豆でイルカ食べたっけ。まぁ記憶にはないだろうけど。

久々のクジラの味は、あの独特の臭みと歯ごたえが良かったです。息子も美味しいねーと言いながらもりもり食べてました。

 

帰りはJRで下関駅から小倉駅に戻って、新幹線で広島へ。

下関~門司間のトンネルの中で、息子に「今、海の下を通ってるんだよ」と説明してたら、隣でウトウトしていた母が「あッ!」と叫びました。今ごろ気付いたのか、母さん…。