つれづれぶらぶら

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広島2019①:プラネタリウムまで赤く染まる街

この記事は8月24日に書いています。

この記事の中で紹介しているプラネタリウム番組「太陽系シリーズを制覇せよ!」は、その後、バティスタ選手のドーピング検査で陽性反応が出たため、放映休止になってしまいました。

この番組がとっても面白く、他のカープファンにも見てほしいと思っていただけに残念で仕方がありません。おそらくもう見る機会はないでしょう。

そこで、この記事ではあえて、この番組についてネタバレを避けず、“8月10日の私の感想”をそのまま記事に残すことにしました。ご了承ください。

 

***

 

毎年恒例の夏休みの広島帰省。

今年は9日の金曜日の午後に茅野を出発して広島に帰り、18日の日曜日の昼に広島を発つ9泊10日の、ゆったりしたスケジュール。

さて、何をして遊ぼうかな。

この世界の片隅に」を見てから、うちの息子にも原爆や呉の戦災といった知識がついてきた。そうだ、原爆ドームを見せてやろう。となると紙屋町周辺で遊ぼうか。

おっ、そうだそうだ、広島市こども文化科学館があったじゃないか。私が子供の頃にさんざん通ったプラネタリウムがある科学館。

と思って検索してみたら………なんじゃこりゃあ?

 


プラネタリウムでカープ番組「太陽系シリーズを制覇せよ!」

 

ああ、そうか、今年のカープのキャッチフレーズが「水金地火木ドッテンカープ」(何度見ても意味不明のキャッチフレーズだ)だから、宇宙繋がりで……って、なんだかなぁ( ̄▽ ̄;)

こういうときに、「ああ、広島に帰ってきた」と思うのよ。どこもかしこもカープ愛に満ち溢れすぎて暑苦しい街。

ともあれ、こりゃー見ないわけにゃーいかんじゃろ。つか見たい。めっちゃアホっぽい匂いがする。私の大好物の。

 

 

というわけで、広島に帰った次の日、息子と二人でバスに乗って広島市内へお出かけ。

紙屋町のバスセンターで降りたら、まずは原爆ドームへ。

なお、バスセンターの隣は今は無き旧広島市民球場原爆ドームはその真向かいで、科学館は旧市民球場の真裏、という位置関係ね。

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原爆ドームは「広島県産業奨励館」という建物が原爆の直撃を受けた姿で、その無残な姿は今もなお強いメッセージを我々に伝えてくる。

それから、慰霊碑に手を合わせ、被爆者の方々の慰霊と、そして隣にいる息子の将来には何事も起こらないことを心の底から祈る。

 

 

さて、平和学習はこのへんにして、科学館へ行きましょうかね。

私が子供の頃にさんざん遊んだハノーバー公園わきを通り、すっかり古ぼけた小さな科学館へ。

上野や名古屋のような立派な科学館を見慣れてしまうとボロっちい科学館だけどさ、でもこれはこれで悪くないもんよ。

1階から2階まで繋がるアスレチック迷路やら、昔ながらの展示物やらで、息子もよそのお子さんもキャーキャー言って遊んでる。そーそー、こーゆーのでいーんだよー。

 

そんでもって、待望のプラネタリウムはどんなのだったかと言いますとね。

 

 

……のっけから頭おかしかった( ̄▽ ̄;)

 

  

まず冒頭からツッコミどころ炸裂。

 

カープとホークスが日本シリーズ終戦の9回裏を迎えているという場面で。

 

「松山選手の逆転ホームラーーーン!!!カープ日本一!!!」

 

っていう展開で始まるんだけど、…あの、えっと…、ちょい待て。

こんなんやっていいんか。今年、正直、日本シリーズどころか優勝も厳しいんじゃけど、こんなん後で虚しくならんか。しかもパ・リーグも勝手にホークスに決めちゃってるけど。おい。

しかも、勝負を決めるのが松ちゃん……あ、いや、別にいいんだけど。今季の成績だったら、誠也とか龍馬とか、……いや、まぁ、いいんだけどさ。

 

その日本一の歓喜の中、大瀬良投手、バティスタ選手、松山選手、そしてインタビュアーの女性アナが、いきなり謎の空間に放り込まれてしまう。

ハッと気がつくと、そこは謎の宇宙船の中。そして目の前には、謎の言語を話す謎の赤い球体が。

困惑する4人。そこに現れたのは、今季のカープのキャッチフレーズでお馴染みの「ドッテンカープ」(↓こいつ)。

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チャラいラップ口調で、ドッテンカープはその球体の言っていることをスラスラと翻訳していく(CV:チュートリアル徳井)。

それによると、この赤い球体の正体は「火星」。

実は、太陽系惑星の間では野球が人気で、それぞれの惑星は自分の持つ衛星とチームを組み、野球チームを作っているのだという。

圧倒的な戦力(衛星数)を誇る常勝チームの木星を始め、土星天王星海王星と、多くの衛星を持つ惑星チームが熱戦を繰り広げるのが「太陽系シリーズ」。

それを羨ましそうに眺める火星。しかし火星には衛星が2つ(フォボス・ディモス)しかない。

そこで、水星、金星、地球、月と一緒に、連合チームを組むことにした。しかしそれでも、なお選手が足りない。

 

「そこで、地球の広島という街に強い野球チームがあると聞き、急きょ3選手が招かれたのだった!」

 

おい。おい。言い過ぎ。なんぼなんでも言い過ぎ。他チームに聞かれたら怒られっぞ、おい。

 

というわけで、強制的に拉致された3選手と女子アナ。どうする?無視して帰るか、それとも協力するか?

 

「いいんじゃないですか、赤いし(←火星が)」

 

おおおーーーーーい!そんな理由で決めていいんかーい!!!

 

選手の棒読みの台詞がいちいち脱力モノ。まぁ同じ野球だし、みたいなめっちゃ軽い理由であっさりと太陽系シリーズへの参戦を決めてしまう。

そうと決まれば、今季の優勝チームの海王星まで一気に高速走行だ。

小惑星帯を抜けていく間に、「カープ」や「衣笠」など、カープゆかりの名のついた小惑星があることが小ネタ的に紹介され。

そして全ての惑星は、原初の大爆発の際に太陽の周囲に飛び散った欠片たちであり、元々は同じもの、つまりは「家族」なんだ、という説明に。

 

カープも家族のようなチーム、同じだね!」

 

…などと、ノンキに(棒読みで)答える選手たち。

 

で、いよいよ海王星との太陽系シリーズの試合。

大瀬良投手は初回に1点を奪われたものの、その後は粘り強く抑えて、ついに最終回。

バティスタ選手がヒットを打ち、そして………

 

「松山選手の逆転ホームラーーーン!!!地球型惑星チーム、太陽系一!!!」

 

………あ、やっぱり、こうなるのね( ̄▽ ̄;)

 

この熱い松山推しのシナリオは誰が書いたんだろう。いや、まぁ、松ちゃんは子供に人気があるから、いいんだけど、…いいんだけどね(;^ω^)

そんなわけで、さぁ、急いで日本シリーズの祝賀会に戻るぞー!と言う4人。

しかしまたもや謎の空間に取り込まれ、「銀河系シリーズにようこそ…!」という謎の声に悲鳴を上げる、というオチ。

 

あらすじはこんな感じ。プラネタリウムとしての学習目的は、太陽系惑星それぞれの性質や衛星数をざっくり説明するもの。内容自体は薄め。

っていうか、思ったよりカープが前面に出まくってて驚いた。

3選手が出ますよ、って聞いた時には、どうせ途中でちょろっと二言三言しゃべる程度でしょ、と思ったものだが、最初から最後まで結構な台詞の量だった。

なにしろ、プラネタリウム開始前のよくある「注意事項」の部分も3選手の声だったもんね。飲食はやめてね、とか、携帯は切ってね、とかいうアレ。

そんでもって、エンディングはアフレコ風景の映像を垂れ流し。上手く台詞が言えなくて奮闘する3選手の姿がドームいっぱいに映し出される。

 

そんなわけで、圧倒的なカープ愛に満ち溢れた、広島ならではのプラネタリウム番組に、最初から最後まで笑いが止まらなかったのであった。

あー、頭おかしい。やっぱり異常な街だぜ、我がふるさと広島は!( ̄▽ ̄;)