つれづれぶらぶら

花粉症持ちにとっては例年以上につらい春です(主に精神的に、周囲の視線が)

広島2019②:由宇練習場観戦記

熱心なカープファンである兄が、カープの二軍本拠地である「由宇(ゆう)練習場」にウエスタンリーグの試合を観に行くんじゃ、と言うので、ほんなら一緒に連れてってーや、と頼んでみた。

兄が快諾してくれたので、私と息子と、それから私がいつもお世話になりまくっているMさんを誘って、4人で出掛けることに。

 

わーいわーい。ずっと行きたかったんだよ由宇~!\\٩( 'ω' )و //

 

なんでかって言うと、由宇練習場は「日本プロ野球界最後の秘境」との呼び声で有名な、めっちゃド僻地にある野球場なのだ。

由宇というのは山口県岩国市にある地名。あの錦帯橋で有名な岩国、とか言うと、ほーん、どこが僻地やねん、と思うでしょ。

ところが、岩国は岩国でも海沿いではなく、北側の山の中にずんずん分け入って、おいおいどこまで行くねん、と思った先にある、という。

一応はJR由宇駅からバスも出ているらしいのだが、本数が1日に6本しかないとかいう状況らしく、ちょっと観に行こうといった気安さでは行けない場所。

というわけで、私もMさんも「由宇行きたいねー」と話すものの、ずっと行く機会がなかったのである。お兄ちゃんありがとう。

 

 

兄によると、最近は1軍のチケットが取れなかったファンが大挙して2軍に来ているため駐車場がすぐに満車になる、ということで、午後12時半開始の試合であるが朝9時前に実家を出発。

山陽自動車道を西へ走り、山口県に入って、玖珂(くが)ICで降りる。ICの降り口には「カープ練習場はこちら」みたいな看板がでっかく出ているので迷うことはない。

その先のコンビニで飲食物を購入。店内はカープユニを着た人でいっぱい。何しろ、このコンビニの先には店屋がないというから、皆ここで買っていくのだそう。

それでも最近は球場の中の売店も広くなったし、飲食の屋台も増えたんじゃけどの、と兄は言う。昔はタコスを売る屋台が1軒出るだけで、ほんまになーんもなかったんじゃ、と。

そんな話をしながらも、車はずんずん山道を登っていく。分け入っても分け入っても青い山、という種田山頭火の俳句が頭をよぎる。

 

ついに到着!

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カープタウンゆう」というキャッチフレーズどおり、あっちにもこっちにも真っ赤な幟や看板が掲げて、若鯉たち(カープでは若手選手のことを指す)を応援している。

ちなみに、由宇練習場での試合は観戦料無料。カープでは二軍の試合はあくまで練習と捉えているため、お金は取らない方針らしい。ただし駐車場代は1台800円。

早めの時間に着いたものの、駐車場はけっこう満車。もうちょっと遅かったらヤバかったかも。

 

そして、見よ!ここが「広島東洋カープ由宇練習場」だ!

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ほーーーーーんとに山の中にある球場だーーーーー(;゚Д゚)

 

ただ、設備自体は割と綺麗。というのも、ここ数年のカープ人気で収入が増加し、マエケンのポスティング代やら黒田景気やらで浮いたお金を整備費用に回す余裕が出来たんだそう。

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兄によると、数年前まではこんなじゃなかった、相手チームの選手は通路みたいなとこで準備させられよった、らしい。

売店もあって、由宇オリジナルグッズも売っている。ちょうど息子のカープ帽がくたびれていたので新調する。

以前、マツダスタジアムにあったふわふわドームも営業している。息子がやりたがるのでやらせてやる。有料で1回300円、と看板に書いてあるけど制限時間が書いてない。

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係のおじさんにお金を払うと名簿に名前を書かされて、あとはもう何も言わない。どうやら、そのへんは極めておおらかで、どんだけ遊んでても何も言われなかった。

 

さらにぶらぶら歩いていると、真っ赤なカープバスがあった。

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若鯉たちは広島県廿日市市にある大野寮(宮島の対岸にある)から、このバスで1時間かけて由宇に来て、試合後はまた1時間揺られて寮に戻るのだ。

  

由宇球場には「客席」と呼ばれるものはなく、グラウンド周辺の芝生の上にてんでに座って観るというスタイル。

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1塁側ブルペン前という絶好の観戦ロケーションを確保してゴザを敷き、日傘を差して観ようとしたものの、なにしろ真夏の正午の直射日光がガンガン照りつけてむちゃくちゃ暑い。

息子が「頭がちょっと痛い」と言い出したので、熱中症がひどくならないうちに、息子と2人で外野側の山陰に避難。こっちは山から吹き下ろしてくる風のおかげで多少は涼しい。

 

 

で、試合のほうはと言いますと。

 

本日の先発投手は薮田くん。一昨年は1軍で大活躍し、最多勝率のタイトルも獲得した未来のエース候補なんだけど、ここ2年は制球難に苦しんでいるもよう。

対するオリックス・バファローズの先発投手は青山くん。パ・リーグの試合を見ることがめったにないので、ほうほうこういうピッチャーか、と新鮮な気持ちで眺める。

試合展開は3回までは膠着状態。どちらのピッチャーも抜群に良いとは思えないものの、バッターのほうも調子を合わせられない感じ。

 

試合が動いたのは4回。

表のバファローズの攻撃で、どでかい場外ホームランを打たれ、ありゃりゃと思ったものの、その裏のカープの攻撃で、サンタナのヒットの後、長野(ちょうの)選手のホームランが飛び出す。

ジャイアンツのスター選手である長野さんの活躍で、がぜん盛り上がるカープファン。

その勢いに乗ったように、堂林ヒットからの正随(しょうずい)ホームラン、上本ヒット&中村奨成ヒットからの大盛タイムリーヒットで、この回、カープは一挙5点をゲット!

 

カープはその後も6回裏に3点を挙げて、1対8でカープ圧勝!

 

いやー、長野さんのホームランなんて良いもん見れたわ~、早よ1軍に上がってバンバン活躍してほしいもんじゃねぇ~、なんて思いながら、兄とMさんのところへ戻る。

すると、たった今、試合が終わったばかりだというのに、選手たちがグラウンドにぞろぞろ出てくる。

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大きなボールを使ったトレーニングをしたり、短距離ダッシュをしたりと、選手たちが目の前で練習している。疲れているだろうに、まったくプロ野球選手とはすごいアスリートたちだ。

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しかも、雰囲気がすっごく良い。軽口を叩いて笑い合ったり、何かの回数を競い合ったり、和気あいあいとした雰囲気の中で練習が続く。

 

なお、うちの息子ときたら、大人たちが目を離したすきに、しれっと塹江(ほりえ)投手に声をかけ、フェンス越しに握手してもらっていたりするのだった。

ちょ、おま、声を掛ける前に教えてよねっ!(# ゚Д゚)

 

 

さすがに暑すぎて汗がぼたぼた流れ落ちてきたので、そろそろ帰ることに。永川ユニもシャツも下着も帽子もびっちゃびちゃ。

帰路の山陽自動車道の宮島SAで大好物の「はっさく大福」を買って食べる。この甘酸っぱくてほろ苦い絶妙の味が疲れた身体に染みるわ~!

 

というわけで、人生初の由宇観戦でありました。お兄ちゃんありがとう!