つれづれぶらぶら

「予告先発」という単語を見て胸がトゥンク。ついに始まるのね……!

我が家の調味料棚

魔法のiらんどのリニューアルで、うちの旦那のホームページは消滅してしまった。

それは本人もまるで惜しんでいないことなんで構わないんだけど、あそこに置いてあったお料理ブログが消えたのはちょっとだけ惜しいかな。結婚当初の1~2年ぐらいに作った料理のレシピの備忘録があったの。御柱祭でのふるまい料理とかね。

ちなみに、昔からのお客様にはお馴染みだけれども、うちは共稼ぎで、家事は「やれるほうがやる」というのが基本ルール。結婚当初は旦那のほうが料理上手だった(そして私は身重だった)ので、旦那が書き残してくれたレシピは有難かったなぁ。

 

それはさておき、結婚してから13年も経つと、料理の傾向とか味付けの嗜好やらがだいぶパターン化していて、端的に言うと、常備している調味料の類が、野球で言うところのスターティングメンバーって感じで同じ連中がいつも棚に収まっている。なくなってきたな、と思うと、旦那か私のどちらかが必ず買ってくる、ベンチ入りメンバー。

まぁ、だの砂糖だの胡椒だの醤油だの料理酒だのみりんだのといった、どこの家にもいる連中はともかくだ、例えば、めんつゆ(昆布つゆ)ウスターソースあたりは、もしかしたらスタメン入りでない家もあるかもしれない。『きのう何食べた?』に出てきたヨシくん(ケンジのゲイ友でオーガニック食品を用いて丁寧な料理を作る人)はまず使わないだろう。顆粒の和風だし・中華だしも使わないだろうね。

そういえば、この漫画の中のシロさんの台詞「オイスターソースは便利だ。たいがい何とかなる味にしてくれる」は全くそのとおりである。炒め物とか煮物とか、最後に味を見て「あれ…なんかいまいち味が足りない…」って時に起死回生の逆転ホームランを打ってくれる代打の神様的存在ですよ、ええ。

それと同じで、お魚の切り身のいいのが手に入った時とかに、ああでも照り焼きとか煮つけとかする時間ない!めんどくさい!って時にはバター味ぽんでバタポン焼きにしてしまうのが手っ取り早い。

あと、うちの冷蔵庫に絶対にいるのはニンニクチューブショウガチューブ。これは消費スピードが猛烈に早いので最近は大きなチューブのほうを買うようにしている。炒め物だろうが鍋料理だろうがとにかく使う。もちろん、時間に余裕のある休日あたりだと普通にニンニクやショウガの塊を買ってきて丁寧にすりおろして使うけど、平日の仕事が終わってから大急ぎでうちに帰って30分以内に晩御飯を作り上げなきゃいけないって時にそんな悠長なことしてられますかっての。

 

まぁ、それでもここらへんぐらいまでは、平均的なお宅の台所にもスタメンで入ってる連中でしょうよ。こっからはちょっとずつ、我が家の個性的なメンツが揃ってくる。

 

まずは広島県民の心の支え、オタフクソースじゃぁ!オタフクソースといえばお好み焼きのソースだけど、広島じゃお好み焼き以外の料理にも割と普通に使う。甘味と深みのあるソースは「たいがい何とかなる味にしてくれる系」の貴重な存在なんよぉ。

余談だけど、広島のお好み焼きソースにはオタフク以外にもカープソースとかミツワソースとか色々あるけんね。広島のお好み焼き屋さんに行くと店の前にソースの幟が立っているから、あ、この店の味はミツワか、ほいじゃちょっとピリ辛なんかの、とか分かるんすよ。

 

西日本出身者としてもうひとつ外せないのが、ヒガシマルうどんスープ。長野県に嫁いできた当初、うどんの出汁のしょっぺぇのに閉口してしまって。つか何にでも醤油ぶっこむよね東日本の人って。で、関西風のあっさりしたお出汁をめっちゃ簡単に作れるといえば、そりゃもう関西圏で知らぬ者はおらぬヒガシマルうどんスープですよ。

しかも、うどんだけじゃなくて、粉末調味料として何にでも使える。ヒガシマルの公式サイトに行くと色んなレシピが紹介されているけど、何でも失敗なく、関西風の上品な色の薄いお料理がすぐに作れる。とにかく便利なんじゃぁぁ!

 

それから、最近よく使っているのが牛角やみつき塩キャベツのタレ 。そのものズバリ、焼き肉屋で出てくる生キャベツにかけてあるタレなんだけど、これが使い勝手のいい調味料であることに気づいてしまったのよ。要するに、塩とニンニクの混合だから、いつもニンニク(チューブ)入れてる塩味の料理になら何にでもイケる。あんまり大量に入れるとしょっぺぇけどね。

 

味噌は、マルコメの液体みそを使い始めてしまったら便利で便利で、もう普通の味噌には戻れない。お湯を沸かして、液体みそをちょちょいと溶いて、適当な具を混ぜたら味噌汁完成。しかもペットボトルから直接入れられるからスプーンとかお玉とか出さなくていいし、残った味噌が固くなる悩みとも無縁です。

味噌汁もだけど、料理への使い勝手が◎。肉や魚の切り身にぶっかけて少し漬け込んで、それからフライパンで焼けば味噌焼きになるし、野菜炒めの仕上げにも冷ややっこのトッピングにもラーメンの隠し味にも何にでも合う合う。手軽で便利。

 

味の素の鍋キューブも便利だ。うちでは特に「コクとうま味の野菜だし鍋」を愛用していたんだけど、最近あんまり売っていないので困っている。いやまぁ、味の素ならコンソメキューブがあるじゃんって言われるかもしんないけど、ちょっと味が違うのよ、あっさりしているというか。

で、鍋キューブシリーズはそれだけで鍋料理のスープとして完成されているだけあって、例えば、今夜は炊き込みご飯にしようって時なんか、炊飯器に米をセットする際に具材と一緒にポイッと放り込んでおけば他の味付けが要らない。めっちゃ楽。

 

うちで調味料として認識されているものの中で最も異色なのはコイツだろう、カラムーチョ(スティック・ホットチリ味)。お菓子じゃん!って言われるだろうけど、うちじゃコイツは調味料チームの8番バッターあたりを務める大事な存在よ!

ま、うちだけじゃなくて、クックパッドとかで「カラムーチョ」で検索すると、まぁ出るわ出るわアレンジレシピ。カラムーチョをスタメン入りさせているご家庭のなんと多いこと!要するに、スパイシーかつガーリック、ベースはポテトだもんで、ヤングにバカ受け(死語)する料理ならコイツにお任せだ!

皮を剥いた大根をしりしり器でガーッと千切りにして、それにカラムーチョをドサーッ、マヨネーズをビューッとやって、ザザッと混ぜたらもう完成ッ!というハイスピードな大根サラダ。元々は、旦那が学生時代に、バイト先の旅館で覚えてきた料理であったそうな。その旅館はスポーツ部の合宿先になることが多くて、大量の料理を短時間に作る必要があったらしいのね。でも、この大根サラダは本当に美味しいよ。大根がなかったら水菜でもキャベツでも人参でもなんでもOK(人参は千切りの後でちょっとレンチンするといいよ)。

カラムーチョを野菜炒めに混ぜても美味しいよ。あと、味噌汁の具にもなるよ。

 

他にも色々とあるけど、とりあえず今日のところはこのへんで。

ところで、今までの記事に商品紹介を貼ってないのは意図的です。アフィリエイト目的のブログだと思われたくないんだもん。でもどれも便利な調味料なのはホントだよ。ぜひ使ってみてやってくださいな。