つれづれぶらぶら

しまった、土曜日に美容院予約しちゃった。カープのファン感、見逃し配信やってくれるんかなぁ?

忍者とダムカレーと朝の5時(前編)

9月21日~22日の祝日を利用して、家族旅行に行ってきました。写真が多いので、今回の記事は前後編でお送りします。

 

先月のお盆休みに大町市に遊びに行って、予想以上に観光地がガラガラだったのに驚いたことについては、前に書いた。 

sister-akiho.hatenablog.com

上の記事内にあるとおり、 こんなに空いてるんだったら黒部ダムに行けば良かったね、と夫婦で話していて、それじゃあ9月の連休に行こうじゃないか、ということで。

黒部ダムに行くには大町市にある「扇沢駅」から出る電気バスに乗らねばならない。その電気バスの時刻表を調べてみると始発は7時半のようだ。ふんふん、それじゃ茅野を朝5時半ぐらいに出ればいいのかな、と考えていた。そして、旅行前日の19日夕方、荷物をまとめつつ、何気なく黒部ダム公式サイトを見てみると、恐るべき文字が並んでいたのだ。

 

本日は大変多くのお客様にご来場頂き、電気バスにご乗車頂ける人数の制限に達しましたことから、扇沢駅より日帰り観光されるお客様への切符の販売を中止させて頂きます。

 

マジか。切符の販売中止なんてことが起こり得るのか。っていうか「大変多くのお客様」って、え、えええ、もう8月とは状況が変わってきているのかッッ?

すぐにTwitterで「黒部ダム」を検索キーワードにして色々と調べてみた。すると、まぁエラいこっちゃがな、「朝7時から並んでたのに買えたバスの切符が11時便」とか「6時半なのにもう駐車場が一杯」とか「3時間並んだのに切符が買えなかった」とか、人々の悲しみの声で溢れている。

こらアカン。最悪、黒部ダムに上がれないという状況になった場合の「プランB」を急きょ計画せねばならん。というわけで、旦那と息子にあれこれインターネットで調べさせたところ、「戸隠(とがくし)なんてどう?」という案が出た。

戸隠といえば長野市の最北、新潟県との県境にある山。天岩戸に隠れた天照大神を外に引っ張り出した際にその岩戸がビューンと吹っ飛んで突き刺さったのが戸隠山であるとする伝説があって、戸隠神社は日本有数のパワースポットとしても人気。

でも、息子の狙いは神社ではなくて、そこにある「チビッ子忍者村」という子供向けのアミューズメントパークなんだとか。まぁ、戸隠は日本神話好きとしては一度訪れたかったし、そもそも、普通なら遠すぎてドライブで行こうとは思わない場所でもあるから、いいかな。 

そこで、旦那がさらに策を練る。

「明日は連休の中日だから、黒部ダムは今日と同じぐらい混雑すると予想。だから、明日はまっすぐ戸隠に行って遊ぼう。夜は扇沢駅の近くに泊まるわけだから、黒部ダムには翌朝早くに行ける。多分、最終日のほうが空いてると思うし」

なるほど。

そこで、翌朝5時半、茅野を出て、長野自動車道でまっすぐ北へ。チビッ子忍者村への最短アクセスは長野ICで降りて長野市内を突っ切っていくルートだけど、旦那の勘が働いて、あえて茅野からは最も遠い信濃町ICで降りて県道36号線を抜けるルートを選択。

結論から言えば、この選択が正解だった。県道36号線はほぼガラガラ状態だったのでノンストップで忍者村まで辿り着けたが、後で知ったところによると長野市内は善光寺がめちゃくちゃ混んでいたらしいから、下手すると渋滞にはまっていたかも知れぬ。

というわけで、開園40分前の8時20分、チビッ子忍者村に到着。

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www.ninjamura.com

早すぎたかなぁ、これなら先に戸隠神社にお参りしてきたかったなぁ、なんて思ったものの、我々が到着したすぐ後から、じゃんじゃん車が入ってくる。あっという間に駐車場は一杯になり、我々の後ろには開園待ちの親子の長い列ができる。

戸隠なめてた。チビッ子忍者村なめてた。

ほぼ先頭で入れて良かった。後でスタッフさんに尋ねたところ、昨日と今日は今年一番の客入りだったらしい。旦那の機転のおかげで先手を打てた我々は比較的ストレスなく遊ぶことができたものの、もう1時間遅かったら駐車場にすら入れなかっただろう。

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さて、当施設は体験型アミューズメントパークということで、要するに大規模アスレチック公園なのであった。

有料施設も6つあって、「からくり不思議屋敷」と「忍術屋敷」は色々な仕掛けを施した巨大室内迷路、「忍者スラローム」は大型室内滑り台、「手裏剣投げ」「手裏剣投的」「おもしろ手裏剣」は3つとも的当て。

なんで同じような手裏剣投げが3種類もあるのかなぁと思ったら、どうやら「おもしろ手裏剣」は本来「忍者吹き矢」であったらしい。そっかそっか。このご時世に「吹き矢」はさすがにマズいか。観光施設の苦労がしのばれるところである。

さて、息子にレンタルの忍者服を着せて、さっそく「からくり不思議屋敷」と「忍術屋敷」から回っていく。隠された扉を探して進んだり、斜めに傾いた部屋を通り抜けたりする。大人でもなかなか楽しめた。

それから、広い園内のあちこちにある「砦」、すなわちアスレチックコースを回る。これがかなり充実していて、吊り橋を渡ったり壁を登ったりジップラインで滑ったりと、なかなかに運動量が多い。息子も大はしゃぎで挑戦していた。

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また、「忍宝館」には本物の忍者の武具やら、過去の映画や漫画のポスターや本、フィギュア、忍者タートルズレゴニンジャゴーなど、忍者にまつわるものがたくさん展示してあった。

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あれこれ楽しんでいるうちにお腹が空いた(なにしろ今朝は5時にパンを1個食べただけで車に飛び乗った)ので、早めの10時半ごろ、フードコートで早めのお昼にする。

旦那は、竹炭を練り込んだ真っ黒なバンズの「忍者ブラックバーガー」、私は同じく真っ黒な「忍者ドッグ」、息子は星型のライスにコロッケが乗った「手裏剣カレー」をチョイス。

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フードコートの壁に懐かしの「ニンニンジャー」のポスターや写真が飾ってあって、よく見ると、かつてこの忍者村がロケ地に使われたときの記念のものであった。第30話『ねらわれた忍者塾!』、あったなぁ。忍者見習いの子供達の修業をお手伝いするという話だった。あれは此処だったのか。

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ひととおり園内を巡って、混雑がひどくなったところで、レンタル服を返却して退園。

すると、既に駐車場待ちの車で忍者村の前の道はごった返し、県道も長い渋滞が続いていて、戸隠神社方面へはとても行けそうにない。本当はその向こうにある「戸隠流忍法資料館・戸隠民俗館」も行きたかったのだが、どちらも諦めるしかない。

渋滞を避けて大町方面へと車を走らせる。戸隠から大町までは車で2時間ほど。山々を縫うように走る。季節はもうすっかり秋だ。

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大町市内に着いたのは午後3時半。今夜の宿泊先となるコテージは先月と同じ「カナディアンビレッジ モントリオール」なので、場所も分かっているし、手続きも簡単だ。

時間があるから、近くでもう少しだけ遊んでいこう、と向かった先は「わっぱらんど」。

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kanko-omachi.gr.jp

此処は、無料の水遊びスポット。足首ほどの浅い水路があるだけ。

靴を脱いで水路に入ってみると、泥はふかふかで優しく足裏に馴染み、水はキンと冷えている。ただそれだけなのに、不思議と心が癒される。訪ねているのは地元の人ばかりのようで、とても静か。夏の暑い日は近所の子供たちで賑わうそうだが。

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で、この「わっぱらんど」とはそもそも何なのかというと、正式名称は「上原温水路」といい、北アルプスの山々から流れてくる冷たい水が、そのままの温度では水田に引くことができないので、いったん広く浅い水路を流すことで温める、「ぬるめ」と呼ばれる農業用水路なのだそう。先人の知恵は素晴らしい。それがこうして地域の人々の憩いの場になっていることもまた、素晴らしい。

 

水遊びを楽しんだところで、コテージに向かい、BBQと花火を楽しんだら、私と息子は近くの温泉で疲れを取り、その日はカープの勝敗も観ずに(試合の途中でこれは観ないほうがいいと判断したというのが正しい)さっさと就寝。

何しろ明日も早いのだ。早朝から始まる黒部ダム行き電気バスチケット争奪戦に向けて、今夜はおやすみなさい。

 後編へ続く⇒

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