前々から私が開発製造しているマスクホルダーの件だが、未だ懲りずにあれこれ試行錯誤しているところなのである。
【ここまでのあらすじ】
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で、紙マスク用のサンプル品（参号機）を、横須賀若菜嬢（私のネット上における最も古い友人である）が使ってみてくれたところ、「上からシュッと引き抜けない（無理に引っ張って紐が切れた）」という重大な問題点が判明したのだが、彼女は同時に解決策も見つけてくれたのである。有能。
内側に巻き込む左側のフラップの底を丸く切っておけばいいそうである。私は手元に参号機を残していないのだが、彼女からの指摘に基づき設計図を訂正すると、こうなる。
布マスク用のサンプル品（初号機）を使ってくれている姑からは「やっぱりちょっと小さ過ぎるわ、もうちょっと大きくしたほうがいいんでない」というコメントがあった。
それは私も気にしていたところなのではある。相変わらずうちの親切な姑は、形や大きさの違う布マスクをたくさん作ってくれる（いつもありがとうございます！）のだが、立体構造のマスク（俗に「大臣マスク」と呼ばれる形のものなど）は畳みにくいため、初号機などに入れると、かさばったり、はみ出したりしてしまうのだ。無理に畳むと布地や紐がごちゃっと重なってマスクホルダーの中で膨らんでしまい、どうにも見た目が悪い。うーん、どうにかしたい。
というわけで、中央に１センチの「マチ」をつけてみた。サイズも一回り大きくして、「弐号機・ワイド」の試作品である。
表装はいつものダイソーの貼れる布。今回は姑に差し上げるものということで、大人の女性の雰囲気にふさわしく、ベルベット調モノトーンのボルドーカラーをチョイス。さらに、余りもののビーズでちょこっと飾ってみた。
なお、このベルベット調の貼れる布は、思ったより厚手で伸びにくいので注意。その代わり貼った後の見た目はパリッとして綺麗である。
さて、お次は以前から考えていたアイディア、「チケットホルダー兼用のマスクホルダーを作りたい！」というミッションに挑戦してみる。
これはつまりどういうコンセプトかというと、野球観戦とかに行くと、チケットの半券を常に見えるように携行していないといけないのね。だもんで、いつもは球団公式ショップとかで専用のチケットホルダーを買って、チケットを入れて胸元にぶら下げているわけ。
で、今季はもうおそらく現地観戦に行くことはないだろうけど、来年以降にしたって、これからは野球でもコンサートでも「マスクの携行」が常識になってくるんじゃないかなぁと予想。試合観戦中はマスクして、ビール飲んだり弁当食べたりする間はマスクを外して……って感じで、マスクの付け外しの回数が多くなるんじゃないかしら。
だったら、チケットと一緒にマスクも胸元にぶら下げたら便利なんじゃないの、と思って、じゃあ今のうちに作ってみようと。
設計図はこちら。マスクを包む内側の部分と、チケットを入れる外側の部分の２枚を作り、それを合体させる。布マスク用ということで、これもマチ有のデザイン。
さすがにちょっと設計がややこしい。チケットを入れる隙間を作るため、外側の部分は内側より３ミリほど広めに作る。
この２枚を重ねる。外側の３ミリ分の余りは中央に持ってきて、左右と下の折り目の端をきっちり合わせる。
最初に内側の真ん中の２面に貼れる布（ドット・赤）を貼っておき、外側を被せてから、両サイドの折りしろ部分ごと左右の２面と上の耳部分に布を貼る。この際に磁石も一緒に貼り込む。
出来上がりはこんな感じ。基本設計は弐号機とたいして変わらんが、まぁ、とりあえずこれを【四号機・ワイド】と命名しておこう。
ドット柄がガーリーな印象で可愛いなぁ。ダイソーの貼れる布はこういう柄物も多いので、良さげな柄を見つけたら迷わず購入しておくのが吉。けっこう在庫がすぐなくなっちゃうので、先週見つけた柄が今週はもうないなんてことも多々あるのだよ……。
で、これにチケットを入れてみる。チケットのサイズはまちまちだけれども、私が最もよく利用するセブンチケットのサイズとマツダスタジアムのチケットのサイズがほぼ同じだったので、今回はそれに合わせて作ってみた。
ううう、今はもはやカープにいない丸選手の写真が寂しいのぅ。２０１４年のＧＷに帰省した時のチケットの半券を捨てずに取っていたのだ。あの頃はまだ早めに予約すれば祝日のチケットであろうとも購入できてたっていうのになぁ。今や平日のチケットさえ入手困難だというね。ああ、私がマツダスタジアムで再び観戦できる日はいつになるのやら……(´;ω;｀)
なお、これよりもサイズの大きいチケットは、横にして両面にまたいで入れる。
また、チケットを入れていないときは、推しのブロマイドでも入れておけば目の保養になるのではないのかしら。もちろん私は永川さん（現２軍コーチ）のカードである。
てなわけで、色々と作ってはみたものの、未だに迷走中である。マチはあったほうがいいのかなくてもいいのか。大きさの正解はあるのか。紙マスク対応型も考えてみる必要があるんじゃないのか。うーんうーん。この旅はまだしばらく続きそうだ。
