つれづれぶらぶら

カセットテープミュージックで久々に「レインダンスが聞こえる」を聴いた。こんなカッコいい曲だったかな。懐かしいな。

アクセス数なんぞを眺めていたら

前回の『世界は寒い』の記事を公開した後、どうやら閲覧数がいつもよりちょこっと上がったらしい。普段、このブログは1日に5PVあればいいほうなんだが、なぜか13日だけ21PVある。たいした数じゃないじゃんという冷静なツッコミが聞こえてきそうだが当社比4倍ですよ。どうしたどうした何があった。 

sister-akiho.hatenablog.comと思ったが、すぐに疑問解明。前記事は、はてなさんの「#わたしのおすすめマンガ2020」キャンペーンに乗っかったものだったので、はてなさんの公式Twitterに取り上げられていたわけだ。どうやら閲覧数が増えたのはそのツイートの後らしい。おお。

いやはや、はてなの公式さんから自分の名前が呼ばれるのは何とも気恥ずかしいっすね。でも少なくとも公式さんやそのツイートを読んだ人がわざわざこの辺境ブログに立ち寄ってくださったというのは嬉しい限りです。ようこそ、辺境へ。

 

ああ、辺境という言葉で思い出した。30年ぐらい前の漫画だけど、辺境警備好きだったなぁ。紫堂恭子さん。 

辺境警備 (1)

辺境警備 (1)

 

辺境の国境警備隊に左遷された「隊長さん」と、美しく生真面目な「神官さん」、そして周囲の人々との、のどかな日々を描いたファンタジー漫画。懐かしいなぁ。

 

ウェブ上における私は、辺境の古い小屋に座って日がな一日ただ自分の好きな物事を書きつらねているだけの偏狭な老人である。どこか遠くで何かが燃え上がっているのを目を細めて眺めながら「ネットは広大だわ……」なんて誰かの真似をして呟いてみる。

それでも、ごくごくたまーーーに、ⅰらんど初期に出会った方々が「よう、元気でやってる?」と声を掛けてくださることがある。ハンドルネームを変えていないので(そもそも中学生の頃に作ったペンネームである)、本当に何年かに一度ぐらい「小泉秋歩さんって、あの小泉秋歩さんですか」という感じで訪ねてきてくださるのね。それがとても嬉しい。

Twitterやらないんですか、とか、ⅰらんどはすっかり女子中高生向け恋愛小説サイトになってしまったのに何故まだあそこに居座るんですか、もっと作風に適したジャンルを取り扱う創作サイトに移ったほうがいいんじゃないですか、とアドバイスを頂くこともあるけれど、SNSをやる気はこれっぽっちもないし、追い出されない限りはⅰらんどに居座るつもり。なんでかっていうと面倒くさいから、いやいや、変わりたくないんですよ。

インターネットの世界は潮流が激しくて、昨日の「最新トレンド」が今日は「炎上事案」に変わり明日には「時代遅れ」になってしまう。その急流にいちいち合わせていたら疲れてしまうよ。広大なネットとは適度な距離を置いて付き合っていたい。バズりたくは、ない。


OTMGirls「バズりたい!」/ "Viral Star" MV 

まぁ、バスる能力もないけどね。

だけど、扉を閉めたくもないのだ。辺境の小さな東屋で、今日も小さな明かりを灯して、たまに通りがかる旅人に会釈をするぐらいの存在でいたい。

いらっしゃいませ。ようこそ、辺境へ。