つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

シーズン終了、そして「誰のユニを買うか」問題

本日をもってカープの2020年シーズンは終了いたしましたー。

佐々岡カープ船出の年、その結果は5位、借金4。

ま、こんなもんじゃないんかね。今年は私ゃ文句ぁ言わんよ。佐々岡さん、お疲れさまでした。ただでさえ難しいという就任初年度が、野球以前の問題に直面することになろうとは。しかも選手の故障が相次いで起こり、例年に増して薄い戦力をやりくりしながらよう頑張ってくれんさった。今年のシーズンオフは趣味の釣りに行けるんかいねぇ。行けたらええねぇ。

いや、本当に文句は何もないんです。今年は野球が観れただけでも幸せなんです。「いつもの野球がそこにある」という当たり前の喜びを噛みしめた一年になりました。選手やスタッフの皆さんも、移動のリスクを背負いながら、よくプレイしてくれました。試合後にパーッと飲みに出たい日も、そりゃぁあったでしょうよ、人間だもの。ストレスも溜まっとるでしょうよ、人間だもの。ようやった、ようやった。ありがとう。

 

今年は一度も観戦に行けませんでした。残念。

あーあ、拡張されたハマスタで「みかん氷」を食べたかったなぁ。神宮の「ルウジャパン」でウインナーにマスタードをぶっかけまくりたかったなぁ。そして何よりマツダスタジアムに行きたかった。由宇に行きたかった。広島に帰りたかった。

早くまた、いつでも好きな時に好きなスタジアムに行ける日が来ますように。そして、えーっと、2015年の黒田の帰還に始まったカープ・フィーバーも、ここ2年の低迷でそろそろ落ち着いてきたんじゃないかと思うんで、えーっと、ぼちぼち、マツダスタジアムのチケットが買いやすくなるといいなぁ……(;^ω^)

 

ま、何はともあれ、なんだかんだで楽しめたシーズンではありましたよ。

何と言っても、堂林翔太よね。 

sister-akiho.hatenablog.com

 さすがに序盤のあの勢いは続かず、中盤からは衰えてきましたけど、最終戦でもヒットを打ちましたし、安部と三好というライバルを抑えて、サードのポジションもしっかり守りました。今年はずっと1軍帯同したことが嬉しい。やっぱね、堂林は2軍におるべき選手じゃないんですよ。願わくば「堂林は2020年がキャリアハイだったね」なんて言わせないように、来年以降も怪我なく活躍してほしいです。応援しとります。

 

そして鈴木誠也は、不振不振と言われながらも、そして明らかにふて腐れていた時期があったようにも見えたけれども、なんだかんだで最終的には「日本代表の4番打者」にふさわしい輝かしい成績を残すってのがホンマに凄いっすね。「5年連続で3割&ホームラン25発」という記録を昨日の時点で成し遂げたわけなんですが、この記録はなんとカープ球団では史上初、そして日本プロ野球の長い歴史の中でも、過去に3人しか成し遂げていないんですってよ。その過去の3人というのが、王貞治落合博満小笠原道大だというんだから、きゃー、きゃー、きゃー、超弩級レジェンド、野球の生き神様とも言える偉大な3人の横に、あの野球バカのいたずらっ子みたいな誠也が並ぶだなんて、びっくりです。感無量です。でも多分これも本人にとっちゃ通過点みたいな気持ちなんだろうなぁ。それが誠也のいいところ。貪欲に、無心に、どんどん上を上を目指して突き進んでいってほしい。それが出来る子だと信じているから。

 

それから、やっぱり今年も素晴らしかったのは菊池涼介。バッティングこそ今ひとつではあったものの、キクの持ち味はやっぱ鉄壁とも言えるスゴイ守備でしょー。なんと今季、プロ野球史上初となる二塁手のシーズン無失策、つまり今シーズン中に1回たりともエラーをしなかった、っていうんだから。これがどんぐらいスゴイことか。しょっちゅう球が飛んでくる内野手というポジション、その中でもとりわけ活動量の多いセカンド。ポロリしたり弾いたりするぐらいのことは、どんな名選手だってそりゃやらかしますよ。しかも、キクの場合は、通常ならショートやファースト、センターが取るべき球にすら飛びついていく驚愕の守備範囲の広さと、取ってからの送球の速さと正確性がハンパじゃない。こんだけの超絶スーパープレーを、いつだって涼しい顔でサラッとやってのける、そこに痺れる憧れるゥゥ。キクが守備にこだわりを持っているのは知っているから、マエケンの後ろで1試合3エラーをやらかしてしまった若き日の後悔を今でも噛みしめていることを知っているから、だからやっぱりキクはスゴイ。

あと、バッティングは今ひとつなんてディスっちゃったけど、先日の9回裏2アウトからの同点タイムリーには痺れたねぇ。ぎりぎりのピンチの場面での菊池の集中力は本当に素晴らしい。これからも頼りにしてまっせ。 


【神技連発】菊池涼介 2020ファインプレー集!

 

そんでもって、今季、ほぼ壊滅状態であった投手陣の中で、孤軍奮闘してくれたのがルーキーの森下暢仁くん。佐々岡がドラフトで1本釣りしてきて、その能力に惚れ抜いて、自分がかつてつけていたエースナンバーの18をいきなり与えたという、ちょっとちょっと、佐々岡さんや、いくら期待の新人だからといって、そりゃあまりにもハードルを高くしすぎじゃないかい?プレッシャーで潰れてしまったりしないかい?あと、マエケンが帰ってくるとき用に18番を空けておくんじゃなかったんかい?と、年度当初は心配して見ておったのですが、いやはや、おみそれいたしましたッッッ!あんなにも素晴らしいピッチャーだったとはッッッ!大瀬良以来の、いやもしかしたら大瀬良以上の、すんばらしいゴールデンルーキーじゃありませんかッッッ。やっぱり佐々岡さんの目は正しかった。シーズン10勝、防御率1.90防御率こそドラゴンズの大野投手に一歩及ばずだったもののセ・リーグ2位。これが新人の記録だってんだから恐れ入る。こりゃ新人王は間違いないでしょう。だよね?これで新人王じゃなかったらさすがに怒るからね?

 

てなわけで、チームの成績こそ良くなかったものの、個々人の記録としては良いものを見れたし、ま、それ以上にね、今年は若手選手の活躍が目覚ましかったので、すっごくワクワクできたのですよ。

逆に言うと、チームの成績がイマイチだったからこそ、思い切って若手育成の方向に舵を切ってくれた、とも言えるし、そういう意味でも、佐々岡監督の就任1年目としては良くやってくれたんじゃないかな、と満足しています。目の前の勝ちにこだわるのも大切じゃあるけれど、ずっと先のことに備えていくことも必要だと思うからね。

で、だ。

私には、大きな「問題」が残っているのですよ。

私が持っているユニフォームといえば、永川投手のハイクオリティユニと、エルドレッド選手のプロユニ、故・津田恒美投手の復刻ユニ、それから大瀬良投手の新人王記念ユニ。あとは旦那が持ってる菊池のレプリカユニ。

このうち、現役選手は大瀬良と菊池のみ。そりゃ永川さんはコーチ、エルドレッドさんはスカウトとして、どちらもカープに残っているし、私もまだこれらのユニフォームを着続けるつもりではいるけど、だがしかし、そろそろ新しいユニフォームも買いたいところではあるのですよ。新しい「推し」を決めたいのですよ。

で、まぁ、森下くんが新人王に輝いたら、間違いなく記念ユニは出るでしょうから、それは絶対に買う。私と息子とで、仲良く大瀬良・森下新人王ユニをお揃いで着てスタジアムに行きたいのですよ。

あとは、さて、どうするか。

今年は何しろ期待の若手がたくさん台頭してきましたのでね、迷うところですよね、うふふふふ。

ピッチャーなら、まぁ森下くんはもちろんとしてだ、あとは四苦八苦しながらもローテーションピッチャーとして頑張っていた遠藤くんも良かったし、中継ぎなら島内くんやケムナ誠くんもよくやってたし、2軍で頑張っていた山口くんは愛嬌があって可愛いし(大先輩の永川さんの目の前で永川さんの物真似をする度胸の良さも気に入った)。

野手は、今年めきめき台頭してきたキャッチャーの坂倉くんなど、それこそ入団当初から「成長すれば前田智徳クラスの大物になるだろう」と噂されていたこともあって、ずっと注目してきたんです。だから今年の活躍は予想通りと言いますか、なんつってもあの気の強い顔立ちがたまらんですよね。石原が引退したことで、来期以降はアツ、磯村、中村奨成らと競争して正捕手の座を奪いに行かねばならんのですが、今期得た自信とノウハウを武器にして戦っていってほしいと思います。

今期台頭した選手といえば、育成から上がってきた大盛穂選手もいい働きをしましたね。失敗を恐れず積極的に打ちに行く・塁を奪いに行くアグレッシブな姿勢がいいなぁと思います。これからの成長がますます楽しみな、夢がモリモリ大盛ミノル。

 

で、私がとりわけ気になっているのが、内野手の羽月くんです。

去年、由宇に行ったときに、えらいチビっこい子がぴょんぴょん跳ねてて元気ええのー、と見ていたんですが、それが羽月くんだったんです。身長は167センチしかありません。野球選手としてはかなり小柄です。キクも小柄ですが、キクよりもさらに小さい。キク以前にセカンドの名手と呼ばれていた東出もチビと呼ばれていたけれど、それでも171センチあったというから、羽月くんはなおさら小さい。

そのチビっこい子が、今期ついに1軍に上がってキクに代わってセカンドを守り、グラウンドで誰よりも大きな声を張り上げて元気いっぱいにプレーしていたわけです。その元気の塊みたいな子が、初スタメンの日のヒーローインタビューに呼ばれて、お立ち台に上がったとたんにガッチガチに緊張して、両手でマイクを握りしめたまま、あわわわわ……って表情になってたのが可愛くて可愛くて、テレビの前でおばちゃん(私)は大事な甥っ子を見守るような胸のトキメキを感じていましたわ(*^^*)

そして、その羽月くんを見守るチームメイトの目がまた優しくてねー。とりわけキクはポジション争いのライバルだというのに、セカンドの守備のコツを教えてやったり、試合中も「困ったらベンチにいる俺を見ろ、ポジショニングを教えてやるからな」なんて言葉をかけて励ましてやっていたらしく、日本一のセカンドから守備を学んだ羽月くんがこの先どんなふうに成長していくのか、楽しみで楽しみでならんのです。

 

あー、ユニ悩むー。どうしよー。

でも、この悩みを、広島の人には相談することができない。なぜならば広島の人たちの答えは分かりきっているからです。

 

「なんで悩むん。全部買やええじゃないの?」

 

ええ、私が生まれ育った広島、そこに住まう生粋のカープファンの人たちというのは、カープのためならなんぼでも財布を開く、そして日常的にユニフォームを羽織る人たちなのです。ええ、あの街の人たちはちょっと、カープ愛に関しては、異常ダト、思ウヨ………( ̄▽ ̄;)


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