つれづれぶらぶら

栗林くん早や6セーブ目。うふふ。

エリザベスとケン助

またしても感染が拡大しているってことで、せっかくの三連休だというのに、「人の集まる場所にはなるべく行かないように」と政府からのお達しが。うん、まぁ、こういうのには慣れたし、近所で遊ぶ方法はこの9か月ほどで色々と覚えたのだ。

てなわけで、今日は退屈しのぎと運動不足の解消を兼ねて、久々に永明寺山へハイキングに行こう!  

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永明寺山へ徒歩で上るのは過去に2回やっている(なお、車では何度も上っている)。

山頂の永明寺山公園までのルートは何本もあって、3年前、最初に上った時は、塚原から山の斜面をまっすぐに上っていく獣道のような藪の中の道をぜえぜえ言いながら上った。傾斜はきついわ、衣服に植物の種がびっしり絡みついてあちこち痛いわ、本当にこれは道で間違いないのか大丈夫なのかという不安に駆られ続けて落ち着かないわで、必要以上に疲れてしまった。しかもこの時は帰り道を間違えて、家のある方向とは正反対の米沢の方向へ下りてしまい、家に帰るまでが途方もなく時間がかかったというオチまでついている。

 

2回目のチャレンジとなった今年3月(上の記事)の際は、最も楽ちんなハイキングルートを検索して、上原の頼岳寺の裏から伸びる舗装されたなだらかな道を行くことにした。途中に上原城跡もある風光明媚なルートではあるのだが、なだらかであるということは逆に言えばそれだけ距離が長いということで、公園に上がるまでに1時間半もかかってしまった。息子は途中で飽きてしまって、もうこのルートでは上がりたくないとぶーぶー言う。さて、どうしたものか。

 

てなわけで、今回は塚原のデニーズの交差点からまっすぐ永明寺山公園墓地へ入り、墓地の端っこにある登山口から上っていくことにする。前2回の経験から見て、おそらくこのルートが距離も短く、道もそんなにひどくないはず。

木々の間に伸びた細い小路は、獣道というほど荒れてはおらず、きちんと整備された跡があって安心。 

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とはいえ勾配はそれなりにあるので、日ごろの運動不足がたたって、一気に歩こうとすると息が上がる。こまめに休憩を入れて呼吸を整えるものの、さすがにちょいとしんどいなぁ。

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苔むした石に座って周囲を見回していると、すぐ近くに伐採された木の枝が積んであるのに気づいた。

そういえば以前、姑が「最近、足腰が弱くなっちゃってねぇ。杖(ポール)を買ったのよ。杖を使ったら歩くのが楽になったんだわ」と嬉しそうに話していたっけ。

そう思って探してみると、しっかりした太さの枯れ枝が2本ある。長いのは私に、短いのは息子に持たせて、歩くのを再開した。するとまぁ、姑の言うことは本当だったわ、杖があると歩くのが本当に楽!

安定感が増すし、一定のリズムで杖をつくことで歩く速度が整うしで、こりゃええもん拾うたわい。そう思うとこの杖に愛着がわいてきて、名前を付けようということになった。

私「エリザベス」

息子「ケン助」

なんでエリザベスとケン助なのかは理由なんてあるはずもない。その場のノリの脊髄反射である。ともあれ、エリザベスとケン助の力を借りた私と息子は、永明寺山公園に辿り着くことができたのだった。 

野外レクリエーションゾーンの入口にいる動物たちは、総じて目ヂカラが強い。

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このエリアにはアスレチック設備があり、そのメインとなるのが「50mのロング滑り台」である。長いので気分爽快だが、一度すべり降りると上がってくるのが結構しんどい。

センターゾーンにあるローラー滑り台も面白いのだが、アスレチックでたっぷり遊んだら息子はすっかり満足したらしく、今日はもう帰ると言う。「わんぱく砦」の陰に隠しておいたエリザベスとケン助を取って、来た山道を引き返す。

下り道はつい早歩きになりがち。うっかり走ってしまうと転んだりして危険なので、エリザベス(ケン助)をこまめに突いて、なるべく一定のリズムで歩くように心がける。あっという間に永明寺山公園墓地の登山口まで戻ってきた。

ここでエリザベスとケン助との「お別れの会」を開く。2人で代わる代わる感謝の言葉を述べ、拍手をして、案内図の看板に立てかけておいた。ありがとう、エリザベスとケン助。さっきまでただの枯枝だった君たちは、我々との出会いによって節を削られ表皮を剥がれてつやつやした杖となり、我々を安全に道の先へと導いてくれた。ありがとうありがとう。もしも縁があったならば、次は他の誰かを助けてやってくれよ。

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それにしても今日は暖かかったねぇ……。

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