つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

拾うために、作る

野球の季節が終わると、私の趣味も「冬モード」にシフトチェンジです。

私の冬の間の趣味のひとつに、このブログでもさんざん書いているけれど、「木の実拾い」があります。 

sister-akiho.hatenablog.com

これはもう習性というか病気というか、綺麗な/面白いかたちの木の実が落ちていたら拾わずにはいられないのです。しかも我が町、長野県茅野市は自然がとても豊か。そのあたりをちょいと散歩しただけでもあっちこっちに誘惑の実がたーくさん。

そんなわけで、我が家には木の実がどっさり詰まった段ボールが2箱もあります。そんでもって、うちの旦那の視線がたまに冷たく感じるありさまなのであります。

こいつはいかん。これからの冬本番に備えて、ちぃと段ボールの中身を減らさんと、いよいよ旦那に愛想をつかされてしまう。円満な夫婦関係を維持するために、とりあえずリースかなんか作って消費しよう。うん、そうしよう。

このブログで何度も言っておりますが、私にとってリース作りはそんなに趣味じゃない。拾うことが趣味であって、拾ったら捨てるのはもったいないから、何かにしなきゃいけない、という義務感により木の実クラフトをやっている、というのが正直なところです。

とはいえ、老眼が年々進行してきていて、細かい作業が面倒くさくなってきた。これまではワイヤーと木工用ボンドを使って組み立てていたんだけれども、もうそんな「ずく」がない。

てなわけで、ついに文明の利器「グルーガン」を購入することにしました。昔はグルーガンなんて工作教室あたりにしかない高価な工具だったけど、今じゃダイソーで本体200円にスティック20本入り100円。いい時代になったなぁ(遠い目)。

とりあえず最初は普通の丸いリースを作ろうと思って、もう面倒くさいのでリースの土台も一緒にダイソーで買ってきちゃった。一番大きいやつ。蔓の編み込みがちょいと雑だけど、どうせ木の実を飾ったら土台なんて見えなくなるんだもん、かめへんかめへん。

で、おうちに帰ってから、例の段ボール2箱を開けて、木の実を見ながらぼやーっとイメージを脳内に浮かべたら、いきなりグルーガンをコンセントに繋いで、どんどん作り出しちゃう。なんせグルーガンは融けるのが速いもんで、あっちがいいかしらそれともこっちかしらん、なんて悠長に考えていたら変なところにボタボタ垂れて冷え固まっちゃう。急げ急げ。もう手あたり次第、そこらへんの隙間という隙間に、木の実を押し込んでは接着して押し込んでは接着して、はああああもう息つく暇がないいいいい。

そんでもって、あっという間に完成したのがこちら。

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存在感が強すぎて今まで扱いに困っていた、ドイツトウヒの一番でっかくて一番キレイな形のやつをど真ん中にドーン。やっと主役にしてやることができたぜ。

ストローブマツやシダーローズを上下左右均等に置いて、ユリノキはわざとアンバランスに配置して、隙間をツバキとカラマツとメタセコイヤとヒメシャラで埋めてみました。完成したら色味が茶色ばかりであまりにも地味だったので、以前、つくば市の雑貨屋さんで衝動買いした赤いキノコ形のピックを彩りに飾ってみました(旦那からは「なんでベニテングタケ飾ってんの?」と言われましたが、毒キノコではありません)。

 

とりあえず1個できた。

が、当然こんなもんでは段ボールの中はほとんど減っていないのであります。次いこ、次。

 

丸いリースには飽きたので次は違う形のにしたいと思いつつ、セリアに立ち寄ってみたら、園芸資材のコーナーで正方形のトレリス(ラティス)を見つけたので、これを土台にすることにしました。また、リボンのコーナーに可愛い虹色のリボンがあったので、これを組み合わせてみます。

まずは、トレリスの格子の間に、格子と平行になるようにリボンを並べて、画鋲で固定します。それが終わったら、またまたグルーガンで手当たり次第にじゃんじゃん木の実を接着していきます。

何も考えずにぼかぼか貼りまくって、休憩してからあらためて俯瞰してみると、全体的にガチャガチャした印象。リボンのカラフルさと木の実のくすんだ茶色とが全くマッチしていないというか、一体感が感じられない。ううーん。

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苦肉の策で、前に調子に乗ってたくさん作ったまま放置していたドングリ帽子にコットンボールを詰め込んだ飾りをあるだけ全部飾ってみました。色味は増えたけど、これで一体感が出たかと聞かれたら微妙。……ま、いっか。もうこれ以上は手を加えてもどうにもなりそうもないので、これで完成ということにいたします。

 

おっと、そういえば姑からオファーを貰っていたのをすっかり忘れておりました。

姑の勤務する会社の社長さんが、姑の使っているシダーローズのマグネットを気に入って、「これでブローチを作ったらぜひとも欲しい」と言われたとのことで、なんとかならないかと相談されておったのです。

シダーローズのブローチ。うっ。それは頭の痛い話。実は、過去に「シダーローズのロゼッタブローチ」を作ったことがあるものの、これが失敗作だったのです。 

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というのも、シダーローズってかなり厚みがあるんですよね。しかも裏が尖っているせいで、そのままではブローチピンが留められない。で、頑張ってブローチにしたものの、安定が悪いうえに重いので、洋服に付けたらブローチが下を向いてだらーんと垂れ下がってしまう、というトホホぶり。そんな失敗があったもんで、もうブローチは作るまいと決めていたのですが、いつも大変お世話になっている姑の頼みとあっては無視するわけにゃいかん。どげんかせんといかん。

というわけで、反りが強いシダーローズの裏側に粘土で土台を作り、粘土が乾いたらダイソーの「貼る布」で覆って、ブローチピンを固定してみました。

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裏側を平らにして、さらにブローチピンを上側につけたので、ブローチが「重みで下を向く」問題はかろうじてクリアしました。が、やっぱり分厚いね。

金色のラメはかなり前にダイソーの文具コーナーで買ったラメ入り糊。これを爪楊枝でシダーローズの鱗片の先にちょっとずつ塗り重ねて、ちょっとでも派手な印象になるように頑張ってみました。写真ではあんまり綺麗じゃないけど、光がうまい具合に当たればキラキラ光るんですよ。この2点を近日中に姑に渡してこようと思います。社長さんは気に入ってくださるかしら(;^_^A

 

というわけで、段ボールの中身は四分の一ほど減って、なんとか新たな木の実をお迎えできそうなスペースを確保できました。

よし!この冬もまた素敵な木の実と出会えたらいいなー!ダイオウショウとかモミジバフウとかにも出会えたらいいなと夢見ている私です。うふふ。拾うの大好き。うふふ。