つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

あの日、言えなかったこと

と、思わせぶりなタイトルをつけてみたものの、内容はこれ。 

sister-akiho.hatenablog.com

先々週の火曜日(祝日)にYouTubeの再生リストを「46分カセットテープ縛り」で作って、それぞれの選曲理由とか思い入れとかを語りながら紹介しようと思ってたのに、再生リストを作るだけで半日たっぷり使ってしまったもんで語る時間がなくなってしまったので「また後日」とだけ書いて寝てしまった、だもんで、今日こそはそれをたっぷり語らせていただきましょうという、そういう話です。

………そんな目で見るな。知ってるよ、誰もそんな話は聞きたくないってことぐらい。

でもこのブログの一番の読者は「私」。朝の通勤電車の中で、昨夜書いた自分の文章を読んでニマニマ笑ってる気持ち悪いおばちゃんがいたら、それが私なのだ。そしてその読み手の私が「語ってよし!むしろ語れ!語って語って語りまくれ!」と言っているので、書き手の私としては「かしこま!」と言うしかないじゃないですか、ね~。

というわけで、音楽評論家でも何でもない素人おばちゃんの偏愛音楽話にお付き合いしてもいいかなって方以外はこのあたりでブラウザバック、またご縁があったらお会いしましょう。

お残りになった奇特なお方は、ゆっくりしてってね。さ、さ、こちらのリンクから一緒に音楽を楽しみながら、お話ししましょ(^▽^)/

www.youtube.com

では、前回のおさらい。

この再生リストの作成にあたって、私が自分に課した制約は次のとおり。

① 46分テープにダビングすることを想定して、A面23分以内・B面23分以内の2つのリストを作る

② アーティスト又はレーベル公式サイトに掲載された公式のミュージックビデオで、さらに無料公開されているものだけを使う

ところで、今のお若い方々には46分テープと言ってもピンと来ないと思いますが、昭和世代の音楽ファンなら「うんうん、音楽カセットテープなら46分!」と頷いてくださるんじゃないでしょうか。この、今の時代から見ると中途半端な46分という長さは、その昔、LPレコードをダビングするのに最適なテープだったのよ。

news.livedoor.com

さてさて、この「つれづれ音楽」という今回の再生リストのコンセプトは「私がいつも聴いている曲」という単純明快なもの。なんせ、YouTubeに任せると好みじゃない曲を勝手に追加されてしまうのが嫌だ、という動機から作ったんだもんね。

で、私は気に入った音楽をひとつ見つけると、ジャンルとか関係なしにずーーーーーっとそればっかり聴いているという偏食家。昼食は蕎麦だと決めたら飽きようがどうしようがずーっと蕎麦ばっかり食っているという伊集院大介(栗本薫推理小説のキャラクター)ばりに、決まったものしか聴かない。だからあんまり多くのアーティストさんを存じ上げないのですよ。最近の流行りも存じ上げませんもんで、お若い方々とはそもそも話が合わない。とほほ。

なので、どのアーティストを入れるか、という最初の選定にはあまり時間を要しなかった。Perfume電気グルーヴはマスト。negicco東京女子流も必ず入れたい。最近お気に入りのchelmico水曜日のカンパネラもできれば入れたい。おっと、PIZZICATO FIVEを忘れちゃいけませんなぁ、と、お気に入りのアーティストをメモに書き出していく。

この時点で候補に挙がっていたけど最終的に入らなかったのは、町あかり、HALCALIきゃりーぱみゅぱみゅCAPSULEなどの中田ヤスタカ関連アーティストなど。町あかりはちょっとクセが強すぎて他の楽曲と馴染まなかったため外し、HALCALIは権利関係がよく分かんないので自粛し、ヤスタカ神は最後まであれこれ捻じ込もうとしたけど時間の関係で今回はPerfumeだけに留めました。こぼれた楽曲は、例えばこのあたり。


もぐらたたきのような人PV 町あかり (Mogura Tataki No You Na Hito - Machi Akari Official Music Video)


Halcali - Girigiri Surf Rider


中田ヤスタカ - ぴこぴこ東京 (feat. 眞白桃々) MV

こういう「推しアーティスト」以外に、そのアーティスト自体にはそれほど関心がないけれど「この曲は好き!」というのもあって、その代表格が今回のB面1曲目に入れたガガガSPの『こんちきしょうめ』

これは息子が観ていた2014年のTVアニメ『デュエルマスターズVS(バーサス)』のオープニングテーマに使われていた曲。デュエルマスターズは人気の高いカードゲームで、その世界観を使ったアニメだもんで、歌詞に「切札召喚」とか「ドロー」とかカードゲームの言葉が使われてるのね。で、このアニメのオープニングがとにかくカッコ良くて、普段、パンク・ロックはほとんど聴かない私なんだけど、すごく印象に残ってたんですよ。それで、とにかくこの曲は絶対入れたいなと思ってて。

ところで、レコードやカセットテープにおける曲の並べ方には、ある程度「お約束」みたいなものがありましてね。

A面はメジャー、ポップ、キャッチ―、万人向け、華やかな曲調のものでまとめる。

それに対して、B面はややマニアック、コアなファン向け、ラフ、少し暗めの曲調のものなども多彩に織り交ぜて展開する。

曲の並び順にも定型があって、1曲目はイントロが印象的なパンチのある曲、2曲目はそのアルバムの「顔」になり得るポップでキャッチ―なもの、そして3曲目をポップな曲調のものにしたならば、反対に4曲目はしっとりした感じのバラードにする、そしてラストに据える曲は余韻が残る感じのスケールの大きい曲を選ぶ、などなど。

そこらへんを踏まえて考えたとき、真っ先に決まったのも『こんちきしょうめ』。これをB面のトップバッターにすることで、A面との差別化を図ろうと思いました。ってかこんだけ勢いのある曲はB面トップ以外据える場所がないっしょ。

反骨心の塊のようなこんちきしょうめがBー1に入ったことで、自動的に決まったのが、のん(能年玲奈)ちゃんの『ナマイキにスカート』。反骨心ガールズソング。のんちゃんの独特の声が良い。映像も可愛い。最近よくヘビロテして聴いてるのよ。

そんなふうにB面の2曲目まではすんなり決まったものの、他がなかなか決まらなかった。とりわけA面の1曲目をどれで行くかが決まらなかった。

いや、途中ぐらいまでは『刹那的Night』で行こうと決めてたんだよ。なんせ天下のジャニーズ、信頼と実績のV6さんだもん、トップを任せるのに最適だと思うじゃないっすか。あ、もちろん私がこの曲を選んだ意図は、作曲が電気グルーヴ石野卓球、編曲が元・電気グルーヴのCMJKだからです。トップは大好きな卓球サウンドで行きたいと思うのは電気グルーヴファンとしては当たり前の考え、なんだけど、他の曲と並べて通して流したときにですね、この曲が先陣を切るとアクが出過ぎるというか、ちょっとクセが強すぎる、「顔」が出過ぎちゃうな、と。

そんなわけで、これは「顔」にふさわしい場所としてA面の2曲目に。さて、そうなるとこれに変わり得るトップバッターは誰になる?Perfumeで行く?いや、Perfumeにはむしろ最後を任せたいんだよねぇ(この時点では、B面ラストをPerfumeの『無限未来』にする予定だった)。


[Official Music Video] Perfume 「無限未来」

うーんうーん、1曲目……1曲目はイントロの強い曲を選ぶべし、か……( ゚д゚)ハッ! あるじゃん!イントロの掴みがイイったら、アレっきゃないじゃん!

それで選んだのがAー1の東京女子流ヒマワリと星屑』。だって私、この曲のイントロのギターめっちゃくちゃ好きなんだもん。編曲は松井寛東京女子流のカッコイイ曲といえばだいたい松井アレンジ。いや、東京女子流なら『Limited addiction』が一番好きなんだけど、キャッチ―さには一歩劣る。最近の4人編成の東京女子流もイイ曲いっぱいあるんだよー。どれも好きなんだよー。でもAー1を任せられるのはこれしかない、キミに決めた!


東京女子流 / Limited addiction

A面とB面のそれぞれの1、2曲目が決まったところで、あとは全体のバランスを見つつ抜いたり差したり。B面ラストを『無限未来』に半ば決めていたものの、A面ラストがなかなか決まらず、そうこうしているうちにやっぱりラストは電気グルーヴで締めたくなって、Bー6が『Set you Free』に決定。

岡崎体育は、私はもう絶対に『スペツナズ』が好き。いつもの面白い曲も好きで、キャッチ―なCMソング『割る!』あたりも捨てがたいなと思ったんだけど、眞露の公式チャンネルから既にそれが消えていたので、ここはやっぱり初志貫徹、っていうかやっぱ『スペツナズ』が最高。特に好きなのが「Then」のトコで声が割れるのがたまらなくツボ。好きぃー。

で、『スペツナズ』を仮にBー4に据えたものの、その後でBー5にPIZZICATO FIVEの『メッセージソング』を据えたら、この2曲を並べると展開が少々シリアスになりすぎるなと思ったため、この2曲の間に肩の力の抜けた軽妙な雰囲気のものを入れたいと思い、そこにスポッとハマってくれたのが水曜日のカンパネラの『シャクシャイン』。これも一時期ヘビロテしてた曲。

なお、『メッセージソング』はNHKの「みんなのうた」で発表された曲。聞くところによると小西さんが、離婚のために親権を失った自分の息子さんへの想いをこめた曲だそうで、ピチカートにしてはややシリアスめの曲。いつもはコケティッシュな雰囲気で歌う野宮さんが、この曲ではやや突き放すような、芯のある強い歌い方をしているのが特徴的。聴けば聴くほどに味わいが増す曲。

これでB面が先に全て決まった。さて問題はA面だ。

ラストはPerfumeにしたい、という思いはありつつも、それじゃPerfumeのどれを選ぶんですか、というところで盛大に悩みまくった。エレクトロワールドも好きだ、ねぇも好きだ、マカロニもいい、Spring of Lifeも名曲、いやBaby cruising Loveでしょう、いやだから無限未来でいいじゃんってばよ!私の脳内の会議が紛糾していつまで経っても決着を見ない。それもこれも全てヤスタカ神が悪いんだ、どうしてこんなに神曲ばっか作るんだヤスタカのバカー!(コンクリート壁に頭をガンガンぶつけながら)

いかん。Perfumeを考えるのはやめよう。もうこうなったら、Perfumeはどれを選んでも文句なしってことで、先に他のを決めて、残り時間数でどれにするか決めよう。ああもう、そうしよう(頭から血をだらだら流しながら)

Aー3をnegiccoで行くかchelmicoで行くかでしばし悩んだ。一方に「元気系」を任せて、もう一方に「しっとり系」を任せたい。

negiccoのしっとり系なら、新しいところで『午前0時のシンパシー』もいいよね。chelmicoなら最近は『Disco (Bad dance doesn't matter)』をヘビロテってる。


Negicco「午前0時のシンパシー」 作詞 一十三十一 作曲 一十三十一、PARKGOLF 編曲 PARKGOLF


chelmico「Disco (Bad dance doesn't matter)」【Official Music Video】

このへんで行こうかなと計算したものの、時間数もろもろ考えた結果、A-3をnegiccoの『愛、かましたいの』で楽しく元気に、chelmicoはお姉さんっぽい雰囲気の『ラビリンス’97』で行くことにした。

さて、ここで問題発生。A面の女性率が高すぎる。V6以外全部女の子やないかい。きゃりーぱみゅぱみゅあたりを入れようと思ったけど、これじゃちょっと変化が少なすぎる。ここは男性の声が欲しいところだ。それもちょっとラフな雰囲気の、ポップさとマニアックさを両立して、かつ誰でも知っている万人向けの男性アーティスト、そんな都合のいいアーティストなんて………( ゚д゚)ハッ!

そのとき私の目に飛び込んできたのは、我が故郷・広島の超有名アーティストである奥田民生の公式チャンネル。そうや~!民生がおったんや~!ありがとうございます!やっぱ頼るべきは広島じゃわ!

 

というわけで、ちょうど欲しいところにちょうど欲しい曲調で奥田民生の『マシマロ』がすっぽり納まってくれたのでした。あー、いい。この肩の力がふわーっと抜けた感じ。このラフでぶっきらぼうな歌い方もいい!マシマロは関係ない!本文と関係ない!

そして、『マシマロ』が決まったことで、残り時間が3分52秒となり、ラストはPerfumeの『スパイス』3分51秒、ということに決まったのでありました。いや、逆算で決まったとはいえ、『スパイス』は私の好きなPerfume曲のトップ10に必ず入るぐらいの大好きな曲で、しかも『ラビリンス’97』との並びがすごくいい。「秘密を抱えたお姉さん」って感じの並びがいいでしょ。

 

というわけで!長々と語りまくりましたが!

この選曲に一片の悔いなし!ってことで、もう最近は毎日こればっかり聴いてるというねー。

そして、今回取り上げられなかった曲や、まとめるのが難しそうなクセつよ曲なんかも、いずれまた別のコンセプトでリスト化できたらいいなぁ、と思っているところです。レ・ロマネスクとかチャラン・ポ・ランタンとかもいいよね。クセがすごいけど。アニソン縛りとか特撮縛り、Eテレ縛りなんかも面白そう。いずれまたー(^_^)/~