引き続き、体調がよろしくありません。
どうやら私の不調は花粉症から来る後鼻漏らしいことが判明したのですが、分かったからと言って目覚ましい対処の方法があるわけでもなく、花粉症のお薬を飲んで(あ、先週もらった半夏厚朴湯は思ったほどの効果が出ませんでした。ストレスが原因ではなさそうです)、なるべく花粉を避けて暮らすほか手の打ちようがないというのが困った話。
だって、やっぱ電車の中で咳が出ちゃうんだもん。「出たらどうしよう」と怯えているとなおさら猛烈な咳が出る。周囲の視線が痛い。両隣に座っていた乗客がそっと離れて他の席に座り直す。ごめんなさいごめんなさい、不安にさせてごめんなさい。
じゃあ出勤しなきゃいいじゃんと思うんだけど、あいにくうちの会社は絶賛繁忙期。猫の手どころかムカデの足だって借りたいぐらいの忙しさ。確か、年度初めに配布されたコロナウィルス対応マニュアルには「原因が何であれ風邪に類似した症状を持つ社員は出勤しないこと」という文言があったような気がするけど、もはや誰も覚えてなさそう。ってか周囲の同僚も花粉症ばかり。とめどない鼻水ズルズルすすりながらあふれかえる書類をバサバサさばいています、だって絶賛繁忙期。
とはいえ、ほっとくと症状は悪化の一途をたどるばかり。こんなときはショボい小銭にこだわっている場合ではない。電車内での視線が気になるのなら、仕事を倍速で仕上げてちょっとだけ早めに退社して、特急電車に乗って帰る。夕方4時の特急電車なんてほとんど乗客がいなくて、こないだなんか1両まるまる貸し切り状態でした。
咳をしても一人
とは、尾崎放哉の有名な自由律俳句で、孤独感を詠んだ句とされているところですが、この句が今の私には別の意味になっている。咳をしても周囲の乗客に睨まれなくて済む嬉しさ!特急料金は正直高いけど、とっとと家に帰れるという点ではQOL的にお安いものだ、うむうむ。
そして今日び生活に欠かせないものといえばマスク。いつもは姑が作ってくれたたくさんの布マスクを洗いながら使っているけれども、さすがにこの花粉症のシーズンには防御力という点で物足りないのでした。ここはもう奮発しちゃおう。
このバリバリに荒れた喉を潤すのに、もはや加湿器なんかじゃ足りないのであった。ぬれマスクは3枚で400円前後もするけれど、ショボい小銭にこだわっている場合ではない。就寝用のと昼夜兼用のを買って、1日中つけているのであります。さすがに、口元にぬれフィルターがあるというのは効果絶大。うるおう~。また、顔にぴったりフィットするので花粉の流入もそれだけ少なくなっているのかしら。
あとは、やっぱり困ったときのヴィックスヴェポラップ。
昔からあるけど、これは本当によく効く。息子が1才から3才ぐらいの頃、小児喘息を患っていて、でも幼児って飲める薬がほとんどないのよね、そんなわけで「塗る風邪薬」のヴィックスヴェポラップにはたいへんお世話になりました。
本来は喉から胸、背中にかけて塗るものなんだけど、イギリスでは「これを足の裏に塗って靴下履いて寝ると効く」という有名な民間療法があるらしく、この裏技を幼い息子に試してみたら、まぁすごい効く効く。なんで足の裏に塗ったら咳が止まるんだと不思議でしょうがないんだけど、事実なんだからしょうがない。そんなわけで、私も咳が出る時はヴィックスヴェポラップを足裏にべっちょり塗って靴下を履いて寝ることにしているのです。もちろん喉にも胸にも塗りたくる。メントールとユーカリの香りが体熱で放出されて気持ちいい。
えっ。ちょっと待ってくれ。
いま気がついたけど、裏の【用法・用量】んとこに1回分の量が書いてあるんだけどさ、12歳以上の1回量は「6~10g」って書いてあるぞ、ちょ、これマジっすか?ボトル1個の内容量が50gなんですけどね、ってこた、使用回数が1日3回ってことは、用法・用量をきっちり守った場合、12歳以上はおよそ1日半から3日ぐらいで1本使い切っちゃえってことっすかねぇ?
いや、さすがにそれは使い過ぎでしょーよ……。私、かなりべちょべちょ塗りたくってるけど、それでも1回あたり1~2gぐらいしか使ってないんじゃないかなぁ。だってそれ以上塗ったくると部屋中すごい匂いにならへんか…?( ̄▽ ̄;)
で、あとは体力のある時に、たまにお灸を据えます。
せんねん灸の公式サイトには症状に応じたツボの一覧表があるので、花粉症に限らずちょっとしたリラックスタイムに気軽にお灸を試すことができます。
私はいつもまず「足三里(あしさんり)」という万病に効くツボにお灸を据えてから、あとはその日の気分次第であちこち試してみるのです(足三里も花粉症に効くツボのひとつ)。今日はその他に、肘のところにある「尺沢(しゃくたく)」 と足のくるぶしのところにある「太谿(たいけい)」、それからおへその上の「中脘(ちゅうかん)」を試してみました。落ち着くもぐさの香り、そしてチリッとした熱の刺激が心地よい。
顔のツボはお灸を据えられないので、こちらは手でマッサージ。
鼻の横の頬骨の下には「巨髎(こりょう)」や「迎香(げいこう)」といった、副鼻腔炎(蓄膿症)に効果のあるツボが集まっていて、鼻づまりで苦しいときにこのあたりを指でマッサージするとめっちゃ痛いです。うわ~炎症してんな~って感じです。丁寧にもみほぐしていくうちに鼻づまりが取れて、黄色くぼってりと膿んだ鼻水が出てきます。これが出るとスッキリするので、出ろ~出ろ~と念じながらやんわり揉み揉みします。
あと、寝起きなどで喉がガビガビに荒れている時は、すぐに龍角散ダイレクトを飲むことにしています。
甘くておいしい、水がなくてもすぐ飲める、そして速攻よく効く。喉の痛み自体は取れないけれど、とりあえず声を出せるぐらいには瞬時に回復するので、これはうちの薬箱には必ず常備するようにしています。花粉症や風邪のとき以外にも、カラオケで喉を使い過ぎたときなんかにも効果があるよ。龍角散と聞くと昔からあるあの生薬くさいアレを思い出すけど、これはまったくその匂いがなくて爽やかです。
ま、何はともあれ、体調の悪いときはだらだらブログなんか書いてないで、とっとと寝るに限ります(自戒)。てなわけでとっとと寝ます。はい。
あ、ちなみに今回のブログ、なんだかアフィリエイトっぽいけど、私に広告料は一銭も入りません。アフィリエイトやってないねん。というわけで、ただただ純粋に、花粉症という巨大な敵と戦う私のアイテム袋を公開しただけなのでした。
この世の全ての花粉症と戦う勇者の皆様に幸いあれ!おやすみなさい!