つれづれぶらぶら

大瀬良くん戻ってこれそうなん?ヽ(´▽`)/

蕎麦と珈琲とトマトの日

茅野市では、ただいま桜が満開です。花吹雪がとても綺麗。春ですねー。

せっかくの良いお天気、ドライブ日和なので息子と一緒にお出掛けです。っても、目的地はいつもの富士見町図書館なんですけど、まぁ、あちこち寄り道して行こうってことでね。

そこで、息子が「中学生になったから、カフェプラトーのおじさんとおばさんに報告に行きたい」と言い出したんですね。

この「カフェプラトー」というのは、かつて富士見町役場のそばにあった喫茶店のことで、息子がまだ1歳にも満たない頃から私はちょくちょく通わせて頂いていたお気に入りの喫茶店だったんです。あまりにも気に入りすぎて、『My Favorite Things』という作品の舞台に使ってしまったぐらい(^▽^;)

maho.jp

しかしながら、数年前に喫茶店のほうは閉店してしまって、現在は富士見町の乙事(おっこと)で「テーブルランド・八ヶ岳珈琲工房」という自家焙煎珈琲豆の販売店を開いていらっしゃいます。

……ということは随分前から知っていたんだけれども、そのお店に行ったことはなかったんですね。いや、行こうとは何度も何度もしたんですけどね。

なぜかというとですね、……あの、グーグルマップをお使いになっていらっしゃったら、「テーブルランド・八ヶ岳珈琲工房」で検索していただくと、その理由がだいたい分かってもらえると思うんですよ。

……道が分からん。

このあたりではかなり有名なお蕎麦屋さんの「おっこと亭」の近く、ということは分かる、分かるんだけど、肝心のテーブルランドの周辺が一面の森で道が表示されていない。そもそも幹線道路からの入り口が分からん。どう行きゃいいんだ。

そんなわけで、過去に何度かトライしようとはしたものの、結局行けず終い。ぶっちゃけテーブルランドさんの珈琲豆自体は、茅野駅や高速道路のSA・PAなどでも販売しているし、週に1~2度は富士見駅前の商店街に出店を出しておられるので、珈琲豆を買う目的だけならわざわざ乙事へ行かずともよいわけです。

でも、面倒臭がりの息子が、珍しく「ご挨拶に行きたい」と言っているわけですよ。陽気も良いし、ほんじゃお母ちゃん勇気を出して、いっちょ行ってみますかァ。 

というわけで、富士見町は乙事まで車を走らせたわけです。あ、勘の良い方は既にお気づきかと思いますが、この「乙事」という地名は、かの『もののけ姫』の乙事主(おっことぬし)の名前の元になったものだと言われています。というのも、宮崎駿監督の別荘がこの富士見町にあるらしくて、監督の作品内にはちょいちょい富士見町ゆかりの名前が使われていますね。

とりあえず、「おっこと亭」へ向かい、もちろん此処まで来たらお蕎麦を食べて行かない理由はないでしょう、ということで早めの昼食にします。キリリと冷えたざる蕎麦は、極細でコシが強く、何とも言えない良い香りがします。美味しい~(*´ω`*)

さて、お腹も満ちたところで、…………どうしよう。

とりあえず何も考えずに森に入る道を適当に選んだら、延々と続く獣道みたいな小路で、こここここれは多分ちちち違うわ、これ怖い怖いムリムリ、と慌てて引き返す始末。

うーーーん。後先考えずに行動するとドツボやな、こりゃ。

もうこりゃ聞くしかないっしょ。おっこと亭まで引き返して、そこから電話を架けて道を尋ねたところ、なんと、おっこと亭の真正面にあるT字路が正しい入口だったという。最初から素直に聞きゃ良かった……_| ̄|○

で、おっこと亭の正面からその道(舗装路)に入り、しばらく走った先に溜め池があるから、その溜め池の横にある、ななめ左に下っていく砂利道に入っていく。ここからはもう森の中。道は車1台分しかなく、路面はえぐれてガッタンガッタン揺れる。やがて道は2又に分かれていて、その右側の小路に入り、またすぐに右に曲がる。この道で合ってるんかなぁ、大丈夫かなぁ、と不安になっていると、不意に森が開けて、陽の差し込む原っぱに出る。その先にはいくつかのログハウスが並んでいて、道の横に小さな青い「テーブルランド」と書かれた看板が見えた。あーーーーー。着いたーーーー。良かったーーーー(^▽^;)

テーブルランド・八ヶ岳珈琲工房」は小さなログハウスで、扉を開けると、珈琲を焙煎する素敵な香りに包まれます。マスターと奥様は私と息子の顔を見てすぐに気がついたようで、「ああ、お久しぶりです」と笑いかけてくれました。

「大きくなったねぇ」と呼びかけられた息子が、ちょっと照れながら「中学生になりました」と挨拶すると、お2人は「まぁー!」とビックリ。そりゃもう赤ちゃんの頃から知っているんだもの、驚きましょうとも。母親の私ですら驚いてるんだもの。

私は私で、マスターに「フレンチプレスで珈琲を淹れようと思うんだけど良い豆ない?」と相談し、「フレンチプレスなら粗挽きにしておけば、大抵の豆は美味しく淹れられますよ。手始めに慣れたいつもの味で試してみては?」とのアドバイスを貰って、喫茶店時代から愛飲しているタンザニアキリマンジャロ)の中煎りを粗挽きにしてもらって購入しました。ああ良い香りだにゃー( *´艸`)

マスター曰く、「おっこと亭からの道よりは、エコーラインからの道のほうが、まだ幾らか分かりやすいかも…?」とのことで、帰りはそちらの道を使うことにしました。原っぱの道を戻り、森の入口に入って、突き当りを右(行きは左側から来た)に曲がり、しばらく走るとまた2又に分かれるけれども(マスター曰く「わだちの深いほうの道」)ここをさらに右に曲がると、すぐに道は舗装路面になり、しばらく進むと「八ヶ岳ファクトリー」という大きな工場が見え、そこからエコーラインへと抜けられます。

どっちも初見では分かりづらいけれど、まぁ、次回以降はエコーラインからの侵入口のほうを使おうかな。落ち着いてよく観察していると、ところどころに「←テーブルランド」という小さな看板が出ていたり、する。落ち着いていないと見過ごしてしまいそうな小さな看板ではあるけれど(^▽^;)

 

さて、無事に私は珈琲を買い、息子は挨拶を済ませることができたので、富士見町図書館へと向かいます。息子が借りる本を物色している間、私は図書館の2階にある「高原のミュージアム」にて開催されている『カイコの女神たち、そして猫、ときどき蛇――信濃の国の養蚕信仰――』という展示を見ていました。

というのも、こないだ米沢の千鹿頭神社のすぐ横に並んで建っていた「蚕玉神社」と、その中に祀られていた菩薩像のことが気になっていたもんで、それに関係がありそうだと思ったからなんですね。 

sister-akiho.hatenablog.com

詳しいことは、また情報を整理してからお話しするつもりだけれども、やはりあの蚕玉神社は養蚕信仰の神社であり、その中にあった菩薩像は「金色姫の伝説」を元にした「蚕玉(こだま)さま」という女神であったようです。そもそもこの諏訪地域は片倉製糸紡績を代表とする養蚕・紡績が非常に盛んな地域であったのですよ。その養蚕信仰の中で、養蚕業にとって天敵であるネズミを退治してくれるネコとヘビもまた「守り神」として信仰の対象になったんだそうです。へぇー。

 

本を借りて図書館から出てきた息子と合流し、茅野に帰ろうとして、そういえば春になったから「KAGOME 野菜生活ファーム」が再開してるんだっけなぁ、と思い出して、ちょっと立ち寄ってみました。昨年の秋に野菜収穫体験をした場所です。

sister-akiho.hatenablog.com

冬の間は休業していたんですが、3月末に再開したということで、レストランなどには何組かのお客さんがいらっしゃいました。ファームをぐるりと取り囲むあの広大な農地にはまだ作物はほとんど生えていないのですが、4月下旬頃から少しずつ収穫体験のプログラムも再開していくみたいです。

今回は、無料の体験コンテンツ「トマトの樹見学ツアー」と「プチガイドツアー」に参加してみました。

まずは、トマトの樹見学ツアーから。ファームの横にある、このハウスの中に入っていきます。

f:id:sister-akiho:20210410222644j:plain

このハウスの中には、巨大な「トマトの樹」があります。これは、水耕栽培により育てられている1本のトマトの苗です。

f:id:sister-akiho:20210410222701j:plain

巨大水槽の上に、藤棚のような大きな棚がしつらえてあって、天井一面からトマトの葉と実が垂れ下がっています。その水槽の覆いをほんの少し開けて中を覗いてみると、その水面にはびっしりと根が広がっているのでした。

f:id:sister-akiho:20210410222713j:plain

とても巨大な「樹」なので、さぞかし何年もかけて育てたのだろうと思いきや、ここまで育つのに5か月程度しかかかっていないとのこと。そりゃ、ま、よく考えたらトマトは1年草だから、そりゃそうだわなと思いつつも、しかしまぁ5か月でよくもここまで巨大に育つもんだと感心したのでした。さすが、日本で最初に食用トマトを育てたというカゴメさんですよ、トマトの育成ノウハウならお手の物ってことですね。

しかしながら、実際にはトマトは非常に繊細な植物なのだそうです。このファームのすぐ近くにあるカゴメの工場、そこにあるトマト用の超大型ハウスには、カゴメの社員といえどもごく限られた人間しか入れず、非常に厳格な衛生条件があるそうです。

このハウスの中には、色々なトマトが紹介されています。南米アンデス生まれの原種のトマトや、野生種の紫色のトマト(美味しくない)、江戸時代に日本で鑑賞用として輸入された奇妙な形のトマト(やはり美味しくない)や、カゴメが品種改良を重ねた末に生まれた数多くのトマトたちがたわわに実をつけていました。

f:id:sister-akiho:20210410222729j:plain

f:id:sister-akiho:20210410222738j:plain

またトマトの収穫体験ができるようになったら来ようっと。私はカゴメ産の「ぷるるん」という品種のミニトマトが大好きなのです。甘くて皮が薄くて、まるでサクランボを食べているみたいなのよねぇ。市場に流通していないトマトなので、食べたかったら富士見まで遊びにいらしてくださいな(*´ω`*)

「プチガイドツアー」のほうは、コロナ禍のために本来の工場見学ができないことの代替策として設けられたもので、タブレットを使って「野菜生活100」の製造から出荷までの工場の生産ラインを見ることができます。ジュースを紙パックに注入していく様子が「へぇ、そうやるのか!」とビックリでした。

あと、野菜生活100を飲み終えて、紙パックを捨てる際には、折ってある部分を開いて平らにしてみて。そこにカゴメからの隠しメッセージが書いてあるから(^_-)-☆