つれづれぶらぶら

栗林くんの記念Tシャツ申し込んだよん(*^^*)

フレンチプレスで珈琲を淹れよう

珈琲が好きです。

しかしながら、自分で珈琲を淹れるのは、苦手です。

このブログでもちょくちょくご紹介している富士見町の「八ヶ岳珈琲工房テーブルランド」さんが、かつて富士見町役場のそばでカフェ・プラトーという喫茶店を開かれていた頃、そこで飲んだ「タンザニアキリマンジャロ)の中煎り」がめっちゃ美味しくて感動して、マスターに淹れ方のコツを教えてもらって、挽き豆を買って、自宅でペーパーフィルターを使って淹れてみたんですけど、………美味しくできなかった(つω-`)

本当に、私には珈琲を淹れる才能がないんじゃないかと思うぐらいに、いつもいつも美味しくできない。

これは今に始まったことじゃなくて、そもそもは新人OL時代、当時はまだ「OLの仕事はお茶くみ」という時代だったから、もう何杯となく珈琲は淹れてきたんですよ。当時はそりゃあ仕事熱心でしたから(え、今は?)、先輩に聞いたり、本を読んだり、ペーパーフィルターを濡らしてみたり、庶務課の電動ミルを借りてみたり、あれこれやってみるけど、なんか、どうも、いまひとつパッとしない。っても、「おーい会議室に珈琲2つ」なんて顎で命令してる上司どもは、しょせん珈琲の味なんざぁ気にしちゃおらんかったんで、仕事上の支障はまったくなかったんですがね。そうこうしているうちに労働組合のほうで「なぜ女性社員だけがお茶くみさせられるんですか」という運動が起きて、それとタイミングを合わせるようにユニマットが「貴社にコーヒーサーバーを置きませんか」とやってきて、私の会社でのお茶くみ人生は終わったのですがね。

 

まぁ、そんなこんなで、私はもはや自分で珈琲を淹れることは半ば諦めていたのですよ。一杯抽出型のコーヒーバッグでいいじゃありませんか。インスタントコーヒーも相当進化してて美味しゅうございますわよ、ええ。それで満足できなければ喫茶店に行けばいいじゃありませんか。それなりにお給金いただける年頃ですもの、餅は餅屋、珈琲は喫茶店。ねぇ。

ところが、4年ぐらい前ですかね、ショッピングモールの調理用具屋さんで色々なコーヒーメーカーを見たのですよ。お馴染みのペーパーフィルター式やネル式のドリッパーもあれば、かっこいいモカポットや、見たこともないような形のものもあって、見ているだけでも楽しい。

で、その中に、ハリオのフレンチプレスがありましてね、あれ、これって紅茶淹れるやつじゃないかしら、と思って説明書を読んだら、紅茶淹れられます、ですって。あら、これ、本来はコーヒーメーカーだったのねぇと思って、なんとなく衝動買いしたんです。 

ところが、スーパーで買った挽き豆を使って、フレンチプレスで淹れてみたところ、これがもう大惨事。金属フィルターの網目に細かい粉が詰まるわ、カスがぼろぼろカップに入るわで、てんやわんやの大騒ぎ。網に詰まった粉を歯ブラシで掻き出しつつ、こりゃ失敗したかなと思って、そのまま食器棚の奥にしまいこんでいたのでした。

その大惨事の原因に気づいたのは、ほんの数か月前のこと。

たまたま目にしたサイトに「フレンチプレスは誰でも失敗せずに珈琲が淹れられます」って書いてあって、うっそだぁ、アタシ失敗したもん、と眉間に皺を寄せつつ読んでいたら、「※豆の挽き方と分量さえ間違えなければ」っていう補足がついていて、おや?と思ったら、「豆は粗挽きに限る」ですって。おやおや?

そんで、スーパーで売ってる一般的な挽き豆を見たら、ほとんどが「中細挽き」でしたのよ。敗因はこれだったのかぁー( ̄▽ ̄;)

というわけで、話は先日の記事に繋がるんですがね、富士見町の乙事の森の中に佇む、八ヶ岳珈琲工房テーブルランドさんのログハウスのお店に出掛けていって、タンザニアの中煎りの粗挽きを購入したと、こういう次第なのでありますよ。 

sister-akiho.hatenablog.com

んでね、その挽き立ての、タンザニアの中煎りの粗挽きを使って、フレンチプレスで淹れた珈琲のお味はと申しますとね、

めっちゃ美味かった°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

これがアタシの珈琲?今まで、やたらうっすいのんとか、妙に酸っぱいだけのんとか、変なえぐみのあるのんとか、色はついてるけど味がないのんとか、およそ珈琲とは呼べないシロモノばかりをこの世に送り出してきたアタシが、これを?

しかも、そこらへんの喫茶店で飲む珈琲よりもどっしりしていて、珈琲の持つ味わいのすべて――香りや酸味はもちろんのこと、コクとか、コーヒーオイルのまろやかさとかが濃く出ていて、めちゃくちゃ美味しいやん!と感動したのでした。いや、もちろん、お気に入りのテーブルランドさんのタンザニアの中煎りを使ってるんだから、美味しいのは当たり前なんだけどね。

つまり何が言いたいかというと、フレンチプレスでの抽出法――粉が水の中で舞う方法(これを浸漬法と言うそうです)が、私の好みに合ってるようです。フレンチプレスで淹れた珈琲は、表面にコーヒーオイルが浮いてキラキラ光ってて、味は――濃密というか、色々な味わいが複雑に絡み合った感じで、どっしりと骨太、荒っぽく野性味のある感じです。例えるなら「山奥の山荘で不愛想なおじさんが淹れてくれた珈琲」って感じすか。変な例えだな。まぁ、個人の感想です。

 

フレンチプレスでの珈琲の淹れ方は、とってもシンプルです。

① 粗挽きの珈琲粉の分量を量って、ガラスビーカーに入れます。

② 熱湯を注ぎ、軽く混ぜます。

③ 蓋をして(プランジャーは下げないまま)4分程度、待ちます。

④ プランジャーをゆっくりと押し下げたら、完成です。

たったこれだけ。テクニックは要りません。フレンチプレスの淹れ方を紹介しているサイトをいくつか巡ってみると、色々と細かいテクニックが書いてあるところもありますけど、実際のところ、色々変えてみたところで、そんなに味の違いは感じません。シンプルでいいんじゃないっすか、シンプルで。本当に、豆の挽き方と分量さえ間違えなければ、まず失敗しません。こういう言い方をしているということは、粉の分量を間違えたことがあるということです(^▽^;)

胸がときめくのは、挽き立てのフレッシュな粉に熱湯を注ぐ瞬間。ぶわーーーっと、もっこもこの泡が、素晴らしい香りとともに湧き上がってくるのが、なんとも楽しいのですよ。そして、この状態で淹れた珈琲が一番美味しい。

マスターによると、これは焙煎豆に閉じ込められた炭酸ガスで、挽き立てであればあるほど泡がよく立つ。でも、残念ながら粉の状態だとガスはすぐに抜けてしまうので、1週間ほどで泡は立ちにくくなる。スーパーで買った粉があまり美味しくないのは、店頭に並んでいる時点でかなりの時間が経過してしまっていることから。「僕らから見たら、とんでもなく賞味期限の表示が長いのがあるけど、あまり信用しないほうがいいと思いますよ」とのこと。

そして、マスターはさらに続けるのです。

「やっぱりね、面倒でも、飲む直前に豆から挽くのが一番美味しいんですよ。豆の状態だったらガスが抜けにくいから、1か月、まぁぎりぎり3か月ぐらいまでなら美味しさが保つんです」

やっぱミルを買えって話ですねー。いや、まぁ、安いもんだし、いいけどね。と言いつつ、まだ買ってない。陽気が良いし、乙事の森のデコボコ道にも慣れたから、もうちょっとだけ通ってみたい。マスターご夫妻とお話しするの楽しいんだもん……。

 

あとね、これまた個人の感想ですけどね、フレンチプレスで淹れた珈琲は、ミルクを淹れるとなお美味しいです。濃密で荒々しい味わいが、ミルクを入れることで一気にまとまって優しくなって、しっかりした味のカフェオレになります。オススメ。

しかし、フレンチプレスの困ったところは、やっぱちょっとだけ手入れが面倒ってことですかね……。ビーカーの底に溜まったコーヒーかすを取り除くのにちょっと手間がかかる(排水溝にざーっと流すわけにもいかないし……)のと、金属フィルターについたカスや油分を洗うのが面倒ですかね。この点、ペーパーフィルターなら「まとめてゴミ箱にポイ」で終了ですもんね。まぁ、総合的に考えて、物事には必ずメリットとデメリットがあるって話ですわ(;^_^A