フィロソフィーのダンスのシングルを買った。
とりあえず新しいところでこの２枚。配信でいいじゃんと言われそうだけれども、万が一に備えて円盤を持っておきたいと思うのは、電気グルーヴファンとしての教訓である。さっそくパソコンとカーステレオにダビングして、作業中や運転中に聴きまくっている。いいな、この４人の個性がばらばらなとこ。ファンキーだけどアイドルとしても成立している、この絶妙の完成度がたまらーん。アルバムも買っちゃおうかな。
あとは、新しい学校のリーダーズもやっぱりイイ。新曲の「Pineapple Kryptonite（パイナップルクリプトナイト）」も独特の世界観がクセになる感じで、ひたすら聴きまくっているのだ。アルバム出ないかなー。
ところで、新しい学校のリーダーズについて色々と調べていたら、意外な事実に気がついた。既に私は知っていたのだ、意識していなかっただけで。
ＮＨＫのＥテレ（教育テレビ）に『ブレイクッ！』という５分間のミニ番組があって、その番組内で踊ったり遊んだりしているセーラー服姿の女の子たちがいることは認識していたんだけど、それがこの新しい学校のリーダーズだったのだ。
ＮＨＫ、とりわけＥテレは油断ならないと前々から思っているのだけれども、こういったブレイク寸前、あるいは一部のマニア、アンテナの尖っている人たちの間では人気のあるアーティストやタレントを呼んできては、しれっと子供番組なんかで使ったりしている。レ・ロマネスクも、フランスでは人気があったが国内での認知度がまだあまりなかった頃に『お伝と伝じろう』という国語（コミュニケーション）の番組を任せたりしていたっけね。
最近のお気に入りといえば、この動画にめっちゃハマって何度も見てしまう。
『インドのぽむぽむちゃむちゃむカレー定食の作り方』。どうやらインドにあるお弁当屋さん？のようだが、そこで作っているものが、何とも不思議な代物で、ずーっと見てしまう。
お兄さんが小麦粉か何かを溶いたとおぼしき生地を鍋の上でひたすら「ぽむちゃむ」やっている。これがもう「ぽむちゃむ」としか形容のしようのないもので、あんなに乱暴に扱っているのになぜ飛び散ったりしないのか不思議でたまらない。そしてその生地をお姉さんが「もにもに」して謎の鉄球の上に「す」。なんだこの滑らかな動作は。
どうやらクレープっぽいものを作っているらしいのだが、なんであんな球状の形にせなならんのか、そして延々流れ続けている「ぽむっちゃむっ」という音が耳の中でこだまして離れない。ASMRにもいいかもしんない。
ところで、『アグレッシブ烈子』のシーズン４がついにこの年末の12月からネットフリックス独占配信されるという情報を受けて、なんとなくラレコ氏（言わずと知れた『アグレッシブ烈子』の監督である）の過去作品を掘っていたら、この動画に行きついた。
『カレーパンのうた』と題されたこのアニメこそ、ラレコ氏のデビュー作だというのだ。２００３年に仲間内で見せるために作ったものがネット上で広まったものらしい。
この意味不明の歌と声、謎の生き物の嬉しそうな姿、なんなんだお前は。いやカレーパン食えよ、腐るぞというツッコミを無視するかのごとくループして踊り続ける。なんなんだこれ。なんなんだこれ。これが後の『やわらか戦車』に繋がるのだが、いやそれにしたってなんなんだこれ。やめろ。頭に残るじゃないか。やめてくれ……。
