つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

白菜と大根を味わいつくそう

半月ぐらい前の話なんですけど、スーパーに買い物に行ったらね、白菜と大根がめちゃめちゃ安かったんです。うわー、こりゃ買わねばでしょ、と白菜と大根をそれぞれ1個ずつ、それもとびっきりデッカいのを買って、今日は良いお買い物が出来たわー、とウキウキしながら家に帰ったんです。

そしたら、ちょうど旦那も帰ってきたところで、なんか大量の荷物を両手に抱えてて、さらに「ちょうど良かった、荷物を運ぶの手伝って!」と言うのですね。

どうしたの?と、旦那が開いた車のトランクを覗き込んだところ、なんと、そこには超ビッグサイズの大根・白菜がどっさりと……!

 

「おふくろに呼ばれて家に帰ったら、これ持ってけって」

 

ああ、そうだった。長野県あるある。収穫期になると農業をやっている親戚・知り合いのあっちこっちから野菜が届く。夏はミニトマト、秋はイモ類、そして冬は大根と白菜。なぜか必ず同時期にやってくる、いや、なぜも何も、だいたいどこの農家さんも同じタイミングで収穫してるから、結果そうなるってだけの話。

だもんで、これは決して想定外の事態というわけではないのでした。大根と白菜をベランダに運んだら、いつものように、古新聞で1個ずつ包んで、ベランダの隅に置いておきます。これをちょっとずつ使っていけばいいわけです。

 

まずは旦那が、圧力鍋で大根を2本、鶏もも肉と一緒に炊いてくれました。たっぷりと鶏肉の旨味を吸いこんだ大根は、口に入れただけでほろほろ溶けていく柔らかさです。美味しいです。2つのタッパーに分けて、3日かけて食べ切りました。

冬ですから、白菜はやっぱりお鍋ですよね。定番の、豚バラ肉と白菜のミルフィーユ鍋でしょ、鶏肉と白菜のシンプル水炊き、鶏つみれと白菜のクリーム鍋、ソーセージと白菜のトマト鍋、寒い日にはキムチ鍋で温まろう。

 

……待って。ぜんぜん減らないんだけど。

 

そう、なんぼお鍋が楽だよねったって、家族3人、1回分のお鍋で消費できる白菜の量はせいぜい1/4個が関の山ですよ。だって、元々の白菜がでかいんだもん。

しかも、毎日お鍋と大根の煮物だと、いくら味付けを変えたところで、さすがに飽きてくるわけです。何かちょっと方向を変えねば。

……うーん。うーん。

ところで、このブログを前からお読みいただいている方には、私が野菜の扱いに困ったときにだいたいどういう方向に向かい出すか、だいたいお察しだと思うのですが。

そう、困ったら、焼く。だいたいの野菜は、焼きゃなんとかなる、が自論。

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そういえば、夏にサンクゼールのレストランで食べた「焼きロメインレタスのチーズソースかけ」が美味しかったことを思い出し、ま、見た目は似たようなもんじゃん、と再現してみることにしました。

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ニンニクとベーコンを刻んでフライパンに入れ、オリーブオイルで炒めます。カリカリに焼き上がったら取り出して、残ったオイルの上に、白菜の1/2をさらに半分に切ったものを並べて、マッシュルームを周囲に散らします。あとは蓋をして蒸し焼きにして、途中でひっくり返して全体に良い感じの焼き目がついたらOKです。食べやすいように芯の部分に切れ目を入れておくと良いでしょう。

炒めたニンニクとベーコンに、市販のカルボナーラのパスタソース(1人前)を絡めて、焼いた白菜の上にかけたら、完成でーす。

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白菜は蒸し焼きにすると甘味が増しますね。しんなりしてジューシーで、芯の部分まで美味しく食べられます。カロリーも気にならないので、半玉の白菜がペロリとなくなります。味付けを変えて、ミートソースをかけたり、あんかけ中華風にしても美味しかったです。

 

これでだいたい白菜は食べつくした。さて、残るは大根だ。

大根のお手軽メニューといえば、私がよくやるのは炒め物。

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大根の炒め物は本当に便利なんですよ。煮るとけっこう時間がかかるじゃないですか、大根って。でも、薄めの拍子木切りにして軽く焼き色がつくまで炒めて、豚肉とキムチを入れてさらに炒めたら、豚キムチfeat.大根のいっちょあがり。うちではよくやる時短メニューのひとつです。

 

ところが、大根の数が多過ぎて、この調子では全然消費が追いつきません。というわけで、かくなるうえは乾物にして保存期間を延ばそうと思いまして、とりあえずは小さめの大根1本分で、干し大根の試作品を作ってみることにしました。

早く乾かしたいので、なるべく細いほうがいいかと思い、しりしり器で千切りにします。それを室内で2日、天日に当てて2日、さらに室内でもう1日干して、ようやく極細の切り干し大根が完成しました。

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とりあえず試作品ということで、仕上がりを確認してみましょう。水を何回か変えて丁寧に洗い、30分ほど水に浸して戻したものを、一口大に切ったソーセージとニンニクと一緒に、コンソメスープと牛乳で煮て、仕上げに市販のカルボナーラソースを絡め、卵黄とチーズと塩コショウで味を整えたら完成です。

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見た目はパスタそっくり。でも歯応えは切り干し大根のシャキシャキした感じで、そのギャップが面白かったです。切り干し大根には特有の臭みがありますが、カルボナーラの強い香りでほとんど気になりません。旦那と息子にも好評でした。

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ちなみに、しりしり器でスライスできなかった端の部分も干してあったのですよ。こちらはごく普通に、ニンジンと油揚げと一緒にめんつゆで煮ました。これはもう、定番のおふくろの味って感じに仕上がりました。めんつゆに失敗なし。

ふむ、切り干し大根は作っておけば色々と使えそうだな。

そこで、思い切って、残った太い大根2本をまとめて切り干し大根にすることにしました。というのも、時間が経つにつれて、水気が抜けてフニャフニャになりつつあったんだもん。しりしり器にかけようとしてもグニャグニャで上手くいかないので、旦那にスライサーでほうとう状にスライスしてもらいました。

さすがに膨大な量になってしまったので、干す場所を確保しなければなりません。3COINSで干し野菜用の網を売っていたな、と思って買いに行きましたが、思ったよりも網が小さかったので、もっとデカいのはないのか、と見回したところ、セーターを干す網が見つかりました。ああ、もうこれでいいや。両方買おう。

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ほうとう状の大根は、乾燥するにつれてどんどん丸まっていきます。すると水気が残ってしまうので、時々、丸まったのを手でちまちま伸ばしながら、根気強く2日間天日に干し、さらに室内で3日。キッチンに干し大根の匂いが充満していきますが、そこは我慢です。

おおかた乾燥したかなってとこでフリーザーパックに入れ、念のため冷凍庫で保存。

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そんでもって、今日、その1/3ほどの量を使って、フィットチーネ風切り干し大根のボロネーゼを作ってみました。

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よく水洗いして水に浸します。しりしり器で作ったのとは太さも厚みも違うので、なかなか戻ってくれません。ニンニクと一緒にコンソメスープでじっくり炊きます。やっと柔らかくなったら、これまた既製品のボロネーゼパスタソースと溶けるチーズを絡めて、完成です。

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カルボナーラにせよボロネーゼにせよ、この手の「味と香りが濃い目」のソースがよく合います。ホタテと一緒に明太子ソースで和えるのとかも良さそう。味付け次第で色々と楽しめそうです。

そんなわけで、ベランダの白菜と大根は余さず食べつくしました!お義母さん、ご馳走様でした!

 

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