年末だからって、1年を振り返ったりなんぞはしないのです。
主婦にそんなヒマはないのです。大晦日ですもの、年越しの晩餐の準備に追われておったのです。朝からずっと台所に立っておったのです。
というのが、去年の今日のブログの書き出し。そして今年も同じ書き出し。主婦の大晦日は1年で一番忙しいと言っても過言ではあるまいよ。
で、今年も色々頑張って作りましたよ。
まずは、毎年恒例の煮物。今年は、どんこ椎茸と蓮根と金時人参。どんこが肉厚で旨味がたっぷり。噛めば噛むほどに旨味が出て美味しかったです。
それから、タコとブロッコリーとマッシュルームのアヒージョ。
この煮物とアヒージョを作った際に出た、どんこ椎茸とマッシュルームの軸を細く裂いて、チーズと一緒にカリカリになるまで焼いたものを、お昼のおやつに。
それから、旦那が作ってくれた、だし巻き卵ね。
いつもは、家で天ぷらを揚げないんだけど、今年はどうしても百合根の天ぷらを食べたかったんですね。そんで、ちょうど近所のスーパーで百合根を売っていたので、久々に自分で天ぷらを揚げてみようと思ったのでした。ま、百合根だけだと寂しいし、どうせ手間は同じだからと、舞茸とサツマイモも一緒に揚げてみましたよ。でも、やっぱり家で揚げ物はするもんじゃないですね。せっかく大掃除でガスレンジ周りを掃除したっていうのに、あっという間に飛び散った油染みでまた汚れちゃいました。ぶー(口を尖らしながら拭き拭き)。
それから、毎年恒例のおやつ作りも。最近は芋きんとんばっかり作っていたけれど、そろそろ飽きたなぁと思っていたところ、テレビから岸田首相の声が流れてきたのですよ。「牛乳が余っています」と。年末年始は、たくさん牛乳を飲んでくださいって。
で、だったら牛乳を使ったデザートもいいかなって思って、手っ取り早いのは牛乳寒天だけど、うちの息子はあんまり喜ばないんだよなぁ。他に何か牛乳を使った簡単なお菓子はなかったかなと考えていたら、そうだ、「乳団子」を作ろう、と。
乳団子というのは、広島県民にとっては非常に馴染み深い、優しい味の餅菓子です。
調べてみたらレシピがありました。こちらのレシピを参考にして作ってみます。
材料を均一に混ぜるのが大変でしたけど、それ以外はレンジでチンで出来るので、思いのほか簡単に出来ました。片栗粉をたっぷりまぶして切り分け、冷蔵庫でしばらく冷やしたら、余分な粉を振るい落として、完成でーす。
おお。これはまさしく乳団子。広島県民が愛する、ほんのりと甘く優しい味の、そのまんまじゃありませんか。もっちもちで美味しいにゃー。
これで、あらかた献立は揃いました。
それでね、例年だと、大皿に盛ってめいめいに取るスタイルで提供していたんだけれども、コロナ禍ってことで、それだと姑にちょっと精神的な負担を与えちゃうかな、と思ったのです。それと、小食な姑は、いつも途中でお腹いっぱいになっちゃって、残ったのを折り詰めにして持って帰ってもらっていたので、それなら今年は最初からお弁当スタイルにしちゃえばいいじゃん、と考えたのでした。
百均のセリアに立ち寄ったところ、お正月用品の特設コーナーに、お正月っぽい柄の使い捨て容器があったので、これを使うことにしました。
1段目は、天ぷらとだし巻き卵とかまぼこ、そして乳団子。海老の天ぷらとかまぼこは既製品ね。
2段目は煮物系。昨日、旦那が圧力鍋で作ってくれた豚の角煮をメインにして、アヒージョと野菜の煮物を盛り付けました。
今年の年越しはタンタンメン。諏訪のラーメンチェーン「テンホウ」のタンタンメンセットは、麺はもちろん、加工済みのミンチやゴマダレまでセットになっているので、とっても便利よん。
お重とタンタンメンで年越しの晩餐。途中でお腹いっぱいになっても、お重の蓋をしめれば後でいつでも食べられるからいいよね。姑にも気兼ねなく持ち帰ってもらえました。姑に乳団子を褒めてもらえて、嬉しいなっと。
今年はこんな感じの年越しでした。
それでは皆様、本年もご贔屓を賜りまして、ありがとうございました。来る年も、皆様にご多幸があらんことを祈念して、良いお年をお迎えくださいませ。