つれづれぶらぶら

うああああマジか!!!ウナギイヌさんがカープに来る!!!マジか!!!

なぜか取り上げられない名作アニメ

フジテレビで放映された2時間バラエティー番組「これが定番!世代別ベストアニメ エンタメジェネレーション」を家族で見ていた。

前々から、この手の番組に対しては思うところがある。取り上げられるテレビアニメがものすごく偏っているというか、どこの民放局で作っても、だいたいいつも決まったアニメが「この世代を代表するアニメ!」って感じでもてはやされる。

ところが、古のアニメファンである私や旦那からすると、「え、なんでアレがないの……?」と思うわけだ。ロボットアニメはガンダムエヴァ、少女向けはセーラームーン、名作アニメはハイジとフランダース、スポーツものは巨人の星とスラダンとタッチ、そんでワンピースとドラゴンボール、最近のは鬼滅の刃、はいはい、このへん押さえときゃいいんでしょ的な顔触れ。どの民放(テレ東以外)のアニメ特集でもだいたい一緒。古のアニメファンは置いてきぼり。そういうパターンが多すぎて、もはやこの手の番組はNHKとテレ東以外には期待しないという癖がついてしまった。

そんなわけで、今回も不信感を持ちながら見ていたのだが、今回の番組はひとつひとつの作品を深堀りしないで、とにかく何らかの切り口でたくさんの番組を取り上げるという姿勢だったようで、まずまず面白く見た。まぁ、お馴染みの顔触れは一緒だったんだけど、普段なら取りこぼしてしまう作品にもちょこっとずつ言及してあった。

あと、この手の番組でまず絶対に取り上げられることのない『はじめ人間ギャートルズ』のムッシュかまやつのED曲、それから私が前にこのブログで日本アニメ史における最高の名曲として取り上げたセーラームーンRのED曲「乙女のポリシー」を取り上げてくれていた。どちらも目立ちにくいED曲でありながら、ここを押さえてくれたのはとても嬉しい。もう今回の番組はこれだけで褒めてもいいとさえ思う。

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それと、いつもフジテレビのこの手の番組は、なぜかノイタミナ枠の作品群にほとんど言及しないなぁと不思議に思っていたのだが、今回は、『あの花』とか、かろうじて取り上げてたね。『空中ブランコ』はダメですか、そうですか(´・ω・`)ショボン

 

ま、そんなわけで、今回の番組は、期待しないで見たわりには、『あしたのジョー』の「鼻からうどんが出たシーン」など、普段この手の番組では絶対に流れないようなところを切り取ったりとそれなりに工夫が感じられて楽しめたのだが、だが、しかし、やっぱり、なんでアレが取り上げられないんだ、という感想は残ったのだ。

そりゃね、私にだって常識はあります、なにも、「なんで『ななこSOS』や 『プラレス3四郎』がないんや」などと申し上げておるわけではないのです。何もそんなマニアックにもほどがある話をしようってんじゃないんです。成田くん好きだったなー。

そうじゃなくて、おそらくは多くのアニメファンが賛同してくれるであろう、日本アニメ史に残る金字塔、その後のクリエイターに多くの影響を及ぼした作品群について、なぜか言及されないことについて申し上げたいのだ。

 

その代表的な作品のひとつを挙げよう。

伝説巨神イデオン

だ。ほら、今うなづいてるアニメファンのあなたの顔が見える。そりゃ、富野由悠季といえば真っ先に『ガンダム』なことは分かっている。私は『ザブングル』のほうが好きだし、旦那は『エルガイム』派だが、そういう個人の嗜好云々の話をしているのではない。そりゃ『ガンダム』は間違いなく名作だが、どうして『イデオン』もいいですよね、の一言が添えられないのか、と、そう言いたくもなるじゃありませんか、ねぇ?

イデの発動により敵も味方も全ての人類が滅亡し、新しい世界を目指して人々の思念が宇宙空間を飛んでいく……という劇場版のラストシーンには、永井豪の『デビルマン』(原作)に近い衝撃を受けた。

そして、イデオンに影響を受けたと公言するクリエイターは多い(『エヴァ』の庵野秀明、『まどマギ』の新房昭之など)。「そうよ!みんな星になってしまえ」からの「だからみんな、死んでしまえばいいのに……」ね。ただ、エヴァにしろまどマギにしろ「異なるルート」を模索してたっていうのに、富野さんはバッサリ終了させちゃったのよね。続編も作られなかったし。多分、その頃にはもうバイストン・ウェルのほうに興味が向いちゃったんだろうな。そういえば『ダンバイン』も全然言及されないね。今で言うところの異世界召喚モノのはしりで、「東京上空」回とかはなかなか斬新だったんだけどね。

 

あと、私が心から愛してやまぬアニメであるところの、

少女革命ウテナ

もまた、この手の番組ではほとんど言及されない(5年ぐらいまえにNHKのBSプレミアムでやってたベストアニメ100では視聴者投票数30位の作品として取り上げられていた)。

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ウテナ』の物語が孕むテーマは、アニメ/漫画のジャンルを超えて、現在も多くの人々に議論されているところなんだけどな。そして、アニメとしてもなかなかに豪華で、我らが幾原邦彦監督の下に、細田守橋本カツヨ名義)、五十嵐卓哉(風山十五名義)、山口亮太(比嘉昇名義)、錦織博など、現在の一線級のアニメクリエイターが集まって、演出の腕を競い合っていた。7話の演出なんかもう本当に素晴らしくてね。細田守は演出家としてはものすごく好きなんだけどな。ええ、演出家としては(それ以上はあえて言わない)。

 

他にも、少女もののジャンルだと、他局では『セーラームーン』しか言及されなくて、テレビ朝日だとそれにプラスして『プリキュア』が挙がるんだけど、なぜか、なぜか、忘れられてしまうおジャ魔女どれみ』(´;ω;`)

あと、名作もののジャンルだと『ニルスのふしぎな旅』とか『ガンバの冒険』とかも忘れてほしくないでしょ。そうそう、宮崎駿監督といえば、私が思う代表作は『未来少年コナン』なんだけど、これもなぜかあまり言及されないよね。そのくせ、『ルパン三世』はなぜか『カリオストロの城』だけ取り上げたりしてね。ちぐはぐ。

他にも……、きりがないや。もうやめよう。まぁ、人には人の乳酸菌、人には人の推しアニメ。それぞれの心に名作アニメありってことで。おやすみなさい。


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