つれづれぶらぶら

「予告先発」という単語を見て胸がトゥンク。ついに始まるのね……!

あけましておめでとうございます・2022

1日遅れですが、

あけましておめでとうございます、全国のプロ野球ファンの皆さん!

ドキドキワクワクの胸躍る春がやってまいりました。長かったですね、冬(シーズンオフ)。

 

この冬は、私はなぜか野球に関心が薄かったんですよ。例年ならコメダ珈琲で各スポーツ新聞のキャンプ便りを比較して読んだり、週刊ベースボールの選手名鑑号を買ってルーキーの名前を覚えたり、近場で開催されるオープン戦を観に行ったり、そんな感じで冬もそれなりに楽しんでたんですけどね。それがこの冬はあんまりその気になれなくて、ああ、私のカープ熱もついに冷めてしまったのかとさえ思ったんですけど、そんなこたぁなかったっすね。

やっぱり「ペナントレース開幕」というキーワードには耳がピーンと立っちゃうんですよ。3月も後半に入ると、例年のようにradikoプレミアムを準備して、スポナビ野球速報をいつでも見られるようにスマホのTOP画面に準備して、もちろんカーチカチもその隣に配置してと、あれこれ小難しく考えるよりも先に身体が着々と開幕への準備を整えちゃう。もうそれは季節ごとのルーティンワークのごとしですよ。

そんでもって3月25日金曜日、いつものように出社して、午前中から来客の対応だの急ぎの案件の対応だのと忙しく働いていたんだけど、午後4時半を過ぎたあたりで、突然、気持ちが高揚し出す。フロア内のプロ野球ファンの数人と目を合わせれば、あちらも目がきらきら輝いている。そうだよね。そうだよね!

私には、首の後ろのあたりに、見えない切り替えスイッチがあって、シーズン中は午後5時の終業チャイムとともにそのスイッチが「カチッ」と音を立てて反対側に切り替わる。オフィスで働く厳格なお局さまモードから、お祭り大好きカープファンモードへ。そうなったらもう仕事のことは頭からきれいさっぱり消えてしまって、「今日の先発は誰だっけ、今日のスタジアムはどこだっけ、ああ今日のスターティングラインナップはどうなるんだろうなぁぁ!」という思いで頭の中がいっぱいになってしまうのですよ。

ああ、この感じ、春が来たんだなぁ。

通勤電車でradikoを起動し、イヤホンを耳に。夕方6時の時報とともに「RCCカープナイター」のオープニングのラデツキー行進曲の「♪ちゃららん、ちゃららん、ちゃんちゃんちゃー、ちゃ、ちゃららららんらんらん♪」というお馴染みのメロディが流れてくるのに、小さく肩を揺らす。気持ちが湧き立つ。ああ。春。

 

そんでもって、昨日・今日と、カープは開幕戦のベイスターズ戦で、めちゃくちゃ打ちまくって開幕2連勝です。こいほー!

いやいや、オープン戦は良くなかった(9位だったのね、今ようやく知りましたわ)、なんと言っても鈴木誠也が抜けた、こりゃ今年のカープは全然ダメだろう、なんて評論家たちにはさんざん言われとるそうなですよ。今年はスポーツ新聞まったく読んどらんけん順位予想も見とらんですけど、いやー、相当ぼろくそ言われとるらしいですね。知らんけど。ほいじゃけど、評論家の順位予想なんか毎年ろくに当たらんですけぇね。去年、スワローズとバファローズが優勝するなんて予想した評論家は1人もおらんかったでしょうが?

ほいじゃけん、シーズンは終わってみんと分からんのですよ。去年の終盤のジャイアンツの失速を予想した人がおってかいね。カープファンですら半ば諦めとったのに、意外と最後の最後までもつれて、ありゃぁ、あれで面白かったですよ。それに、マエケンが抜けたシーズンの春にも、評論家の皆さんは口々に「もうダメじゃ」言うちゃったですけぇね。2016年の話ですけど。ええ、2016年、ね。

まぁ、マジレスすれば、私も今年はカープが優勝するじゃなんて思うとりゃせんですよ。ほいじゃけど、佐々岡さんも3年目で采配のコツも掴んじゃったろうし、世代交代も順調に進んできとるから、なんか面白いもんを見せてくれるじゃろうと期待はしとりますよ。

今年の注目ポイントは「ポスト〇〇は誰か」というところでしょうね。既に昨シーズンでポスト田中広輔として小園海斗が順調にショートストップのポジションを掴み取りましたし、ポスト中崎翔太として栗林良吏がこれ以上ないぐらい見事にハマリました。今年はなんといっても鈴木誠也が抜けた穴を誰が埋めるのか、いや鈴木誠也の記憶を上書きしてやるという意気込みでやってくるのは誰か、というのが最大の関心事。

そして、昨日の開幕第1試合で、さっそく名乗りを上げたのが、ドラフト6位のルーキー、末包昇大(すえかねしょうた)くんですよ。ルーキーがいきなり開幕スタメンというだけでも首脳陣からの期待の高さをうかがわせるっていうのに、その期待に応えて、プロ初公式戦の第1打席でいきなりタイムリーヒット。2022年のカープの初打点はルーキーのバットから生まれました。さらにその後も2本のヒットを放ち4打点の猛打賞。しゅごい。ええの獲ったわ!


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ところで、この末包くんは社会人出身の25歳、既婚者。そんでもって今日びっくりしたのが、どうやら奥さんは、かのタレントのいとうせいこう氏の姪にあたるらしくて、今日、せいこうさん自身が「うちの可愛い姪の夫が開幕スタメンでタイムリーを打ったらしい」とお喜びのツイートをされたのだとか。おお。身体もビッグなら親戚もビッグネームだったとは、驚きですな。ちなみに末包くんのお兄さんは「なんJ民」だそうで、おほほほほ、親近感わくわぁ(;^_^A

さらに、カープの謎の伝統であるところの「難読苗字」選手でもありますからね。これはますます期待が高まるところです。スマホやキーボードで「すえかね」と打って一発変換できるようになるぐらいの大物選手になってください。カープの大先輩、梵選手は大活躍した結果、「そよぎ」で「」が一発変換できるようになりましたけぇね。頑張れ、すえかねしょうた。

 

あとは「ポスト曾澤翼」が坂倉か奨成か石原か、はたまた育成で最近成長が著しいと噂の持丸あたりが台頭してくるのか。

最大の難所は「ポスト菊池涼介」ですわな。あの忍者のような守備力を越えられる者が早く出てきてくれることを願っているのですがね、ただ容易な話ではないってことは分かってます。ただ、キクもそれが分かっているのか、若手を熱心に指導しとるそうなですね。個人的には推しの羽月くんがポジションを奪ってくれることを期待しとりますが、さてどこまで迫れるやら。キクの場合は守備に加えて、打撃センス、勝負強さ、抜け目ない走塁技術、気配りの鬼、ムードメーカー、と様々なところでレベルが違いすぎるもんなぁ……。でもそろそろキクをベンチに追いやる気概を持った若手よ出て来い!

そんでもって、もちろん、ベテラン勢にも期待しとります、当たり前ですやん。とにかく、堂林、野間、上本、がんばれがんばれ。毎年ほんまに応援しとるんじゃけぇ。

 

あけましておめでとうございます。やきうのじかんだぁぁぁぁ!!!!!ヾ(*´∀`*)ノ