つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

お腹ぽんぽん三重ツアー(前編)

家族旅行の段取りに関する記事はこちら。

sister-akiho.hatenablog.com

段取り時点でハプニング続出だったもんで、どうなることやらと思っていたわけなんですが、結論から先に言うと、好天と幸運に恵まれた楽しい家族旅行でした!そんでもってお腹がはち切れそうなぐらい、美味しいものをいっぱい頂きました!

 

まずは1日目(5月3日)。

朝7時過ぎに家を出て、茅野駅から普通電車で塩尻へ、特急しなのに乗り換えて名古屋へ、さらに近鉄特急に乗り換えて、12時半に伊勢市駅へ到着。やっぱり遠いなー。

伊勢市駅伊勢神宮外宮の真正面にあります。まずはお伊勢さん参りのセオリーに則って、外宮からお参りしましょうね。

3年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークとあって、大勢の人がお参りに来ていました。人の波に呑まれるようにして歩きながら正宮へ。神宮は本来は天皇陛下が国家の安泰を祈るための場所であるから個人的なお願いをすべきではない、ということで、感染症の終息と世界平和を祈願して、おまけで家内安全もお願いしますっ、とお祈りしました。別宮もお参りしたかったのですが、人の波に呑まれて進んでいたらいつの間にか入口に戻ってきてしまいました。ありゃま。

さてさて、お腹が空いてきたぞ。伊勢に来たからにはまず伊勢うどんを食べねばなるまいよ、と思っていたのですが、前回の旅行で気に入った「やとや」さんはあいにく休業中。今回は「いそべや食堂」さんへ。混んではいましたが、30分ほどでお目当ての伊勢うどん(肉・玉子のせ)にありつくことができました。やわやわの太いうどんに、すき焼きの割り下のような濃い色の出汁が絡めてあります。うどんのふわふわ食感に濃い味のお肉と生卵のとろとろ感が相まって、美味しかったです。

 

次は内宮に向かいます。外宮から内宮への移動は直通便のシャトルバスを利用するのが最も便利です。バス停には長蛇の列が出来ていますが、なにしろバスが次から次へとひっきりなしにやってくるので、ほとんど待たずに乗ることができました。

実は、この旅行を計画している時に、現地ではレンタカーを借りようかっていう話をしていたんですね。宿泊先も遠いし、車でないと移動が不便じゃないかなって。でも、宿からは無料送迎も出ているし、ゴールデンウイークだから行楽地の駐車場はどこもいっぱいかもしれないなと思い直して、今回は公共交通機関のみで移動しようと決めたんです。結論から言えばナイス判断でした。シャトルバスから見下ろす道路はマイカー渋滞中。もちろん内宮周辺のパーキングはどこも「満」。マイカーはかなり遠くの臨時駐車場へ誘導されていたみたいです。その点、バスやタクシーは専用レーンがあるのでスイスイ走れます。良かった、レンタカーを予約しなくてホントに良かった……(;^_^A

 

さて、内宮に着きました。

もちろんこちらも混み混みです。またまた人の波に呑まれながら進みます。

宇治橋を渡ると、そこはもう神域です。外はあんなにカンカン照りの暑さだったのに、ひとたび内宮の杜の中に足を踏み入れると、温度がスッと下がって、呼吸が楽になった気がします。「すがすがし」という古語が実にしっくりきます。

樹齢は数百年もあろうかという立派な巨木が何本もあります。旦那がボソッと「うちの御柱に良さそうだ……」とか不謹慎なことを呟きやがったのでその足を踏んずけてやります。えい、この諏訪人めΣ\( ̄ー ̄;)

五十鈴川の流れで手を洗い、正宮にお参りします。石段の下まで人が溢れているので、なるべく横に拡がってお参りしてくださいと警備の人が繰り返しアナウンスしています。私らは一番端っこのほうでお参りしました。

その後、別宮の荒祭宮風日祈宮にもお参りして、新緑の美しい杜の景色を存分に楽しみました。池のおもてに樹々の緑が鏡のように映り込んでいて、なんて綺麗。

さて、お参りのあとは赤福でも食べていこうかなと、おはらい町に繰り出してみたものの、沿道はまるで朝夕の新宿駅のホームかというほどに人でぎちぎちになっていて歩くだけでもやっと。飲食店はどこも長蛇の列。美味しそう、面白そうと思うものは数々あれど、どこも覗き込むのが精一杯で入れません。

古風な喫茶店があるな、と思うとそこはスターバックスだったり。

「おみくじ付きATM」という謎のパワーワードに惹かれてみたり。

人混みを掻き分けつつ、ようやく赤福本店に着いたものの「今日は店内飲食は整理券をお持ちの方だけです。お土産(テイクアウト)を購入される方はあちらにお並びください」と言われて新橋のほうを見やると、橋の上はお土産を購入する人がずらり。うん、こりゃあかん無理や。ま、お土産の赤福なら名古屋駅でも買えるし、今日のところは諦めよう。

 

内宮前バス停から鳥羽行きのバスに乗って、鳥羽バスターミナル(鳥羽駅)に移動しました。そこでホテルの無料送迎バスに乗り込み、本日の宿泊先である「鳥羽グランドホテル」に向かいます。

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鳥羽グランドホテルは老舗のリゾートホテルです。小浜湾を一望できるオーシャンビューの最上階の「桜フロア」という特別室で、広い和室とベッドルームがセットになったリッチなお部屋に泊まらせて頂きました。いやー、ドケチの私としては、あんなトラブル(前記事参照)がなかったらこんな豪勢な部屋に宿泊しようとはまず考えないんだけど、たまにはこんな贅沢もいいわー。

お部屋は真新しくて清潔、ベッドもお布団も、海を見下ろすチェアに置かれたクッションも、ふっかふか。冷蔵庫の中にはウエルカムフルーツまで入ってる。ロビーに降りると、ティーサロンではウエルカムドリンクの無料サービス中。日本酒やウイスキーまで置いてあるので、ウイスキーの水割りをもらって、夫婦で小浜湾を眺めながら、夕食までの時間をのんびり過ごしました。

夕食は、鳥羽グランドホテル自慢のバイキング。広い会場に、たくさんのお料理がズラリと並べられていて、しかもどれも美味しそう。うわー、全部食べたい。ご飯と飲み物を控えめにして、おかずを少しずつ取ることにします。やっぱり鳥羽ならではってことで、特に海の幸がめっちゃ新鮮で美味しそう!お刺身に牡蠣に、伊勢海老の陶板焼き、伊勢海老の出汁で作るお鍋、松坂牛のミニステーキ、天麩羅、お寿司、茶わん蒸し、海老のフリッター、シュウマイ、豚の角煮、サラダ、カレー、伊勢うどん、ちらし寿司……、まだまだいっぱいある、ちょっとずつ食べてるのに、やっぱり食べ切れないよー。で、でも、デザートのミニケーキとアイスと手作りクッキーも食べるんだ……(;^ω^)

お腹がはち切れそうなぐらいに目いっぱい食べて、その後でお風呂に行って体重を測ったら、なんと2キロも増えてました。食ったなー(;^ω^)

 

2日目(5月4日)。

6時に目が覚めたので、朝風呂へ。露天風呂から朝の小浜湾がよく見えます。穏やかな海面に小魚の群れとおぼしき大きな影がサッと現れたり消えたり方向転換したりするのが面白くてずっと眺めていますと、イカダの上にも何か動くものが……あ、釣り人がいたのね。漁船も時おり通っていく。うん、こっちからよく見えるということは、あれだな、あっちからも多分よく見えてるんだろうな、こっちが。あはは。恥じらうお年頃でもないので、だからどーしたなんぼのもんじゃい、ってな気持ちですが。

その後は、息子と一緒にホテルの通用口から海沿いの堤防に出てお散歩をしたり、荷物を整えたりしながら朝食の時間を待ちます。

朝食もバイキング形式。朝食とはいえ、やっぱり海老出汁のブイヤベース鍋やらカルパッチョやらココットやらパエリアやら肉料理やら、手の込んだ和洋料理が盛大に並んでいます。前夜の膨満感も治まっていないし軽めに行こう、と言いつつ、やっぱりデザートは取ってしまう私なのでした(;^ω^)

 

チェックアウトを済ませ、8時半の送迎バスに乗って鳥羽駅へ。そこから歩いて鳥羽水族館に向かいます。鳥羽水族館の営業開始時刻は9時だから、早めに8時半過ぎに行けば余裕で入れるよね、なんて話しながら歩いていたのですが、水族館に近づくにつれ、その見通しが甘かったことを思い知ります。うぎゃ、既に外の道路にまで行列ができてんじゃんΣ(・ω・ノ)ノ!

しかしまぁ、それより大変そうなのはマイカーの人たちで、水族館の駐車場へ入ろうとする車で道路は大渋滞を起こしています。ようやく駐車場に入れても、そこからまたこの入場列に並び直さないといけないわけで、こりゃ相当時間がかかりそう。つくづく、レンタカーを借りなくて良かった……と胸を撫でおろすのでした。我々はまだ早めに列に並べていたほうで、9時20分ぐらいには水族館の中に入ることができました。

「とばすい」は順路のない水族館で、広い館内を好きな順番で見て回ることができます。自分の好きなものをじっくり見たいので、11時に集合することにして、自由行動にします。

人気のラッコやアシカショーなどはやっぱり混んでいます。そこはスルーして、自分の好きなエリアを重点的に見ることにします。っていうか、私や息子の好きなものは他の人の好きなものとは若干ズレているので、あまり混雑しないんだな(;^ω^)

aquarium.co.jp

まずは「奇跡の海」ゾーンへ。ここは両生類・爬虫類をメインにした熱帯地帯の生き物エリア。このエリアのお楽しみといえば、中央の池に大量に放流されているガラ・ルファ。いわゆるドクターフィッシュ。池の中に手を差し込めば、角質を食べにたくさんの魚が寄ってきます。く、くすぐったいくすぐったい。でも気持ちいい~。

このエリアの中央にはスナドリネコが2匹いるのですが、さらにその奥には、スナドリネコの赤ちゃんが2匹います。2匹の子猫がうとうと眠っている姿は何とも言えず可愛らしくて、胸がきゅんきゅんしますね。ちっちゃな肉球がラブリー!

それから、私が大好きな場所がもうひとつ。「へんな生き物研究所」ゾーンです。その名のとおり、ヘンテコでちょっとブキミな生き物を集めた部屋で、お世辞にも可愛いとは言えないちょいグロな生き物がいっぱいいます。ダイオウグソクムシとかカワテブクロとかウミウシとかスベスベマンジュウガニとか。

また、足の数が異常に多い「多足タコ」の標本も見ることができます。クトゥルフ神話に出てきそうな不気味なフォルムがゲテモノ好きの心をぞわぞわと刺激しますね。この写真は56本(苦手な人もいると思うので写真は小さくしておきますね)ですが、他にも天皇陛下がご覧になったという85本の標本、閉館した志摩マリンランドから持ち込まれた96本の標本もあります。釣り上げた漁師さんもさぞかしビックリしたことでしょうねぇ。

もちろん、鳥羽水族館と言えば忘れちゃいけないのがジュゴン。人魚のモデルとも言われる生き物で、世界で2館しか飼育していないという貴重なもの。

それから、やっぱりウツボの腹の上で喧嘩をしている伊勢海老たち(笑)

11時になったので旦那と息子と合流して、軽食を食べ、ぶらぶらと館内を回ってから、12時過ぎに水族館を出ました。次のスケジュールのために、水族館の近くにあるJR中之郷駅無人駅)へと向かいます。

記事が長くなったので、続きはまた次の記事で!