つれづれぶらぶら

カセットテープミュージックで久々に「レインダンスが聞こえる」を聴いた。こんなカッコいい曲だったかな。懐かしいな。

鉛筆を握らぬ日はない

このブログにちょいちょいお越しの方はお気づきかと思うんですが、ブログタイトル下のスペースに一言メモみたいなもんを書いてるんですね、私。

これは、本来は「ブログのひとこと説明」を書くための欄なんですが、こんな薄っぺらい内容のブログの何を説明することがございましょうや。でもせっかくだから、日々の心に浮かんでは沈んでいく(ブログ本文に書くまでもない)ひとことを記しては、またすぐに上書きして消しております。

なんせ私はSNSをやっておりませんのでね。魔法のⅰらんどの頃はMyホームページに自分専用の掲示板をひとつ置いて、そこに思いついたことや日々の愚痴なんかをちょこちょこ書いてました。ただ、それだと後で読み返して「うわっ、なに恥ずかしいこと書いとったんじゃろか」と慌てて消したりしてね。やっぱ、一時の感情はその場限りにしたほうが精神衛生上よろしいようで。

で、この「ブログのひとこと説明」の本来の目的外の使い方は、はてなさん的によろしいのかしら(;^ω^)と内心ちょっぴり不安だったんですが、最近になって、公式の「週刊はてなブログ」さんが同じことをしていらっしゃることに気付き、ホッとした次第でございます。あー良かった、御本家がやってらっしゃるんなら無問題じゃわいの。

 

ところで、その「週刊はてなブログ」さんにおける、現時点の「ひとこと」は、

赤青鉛筆を思いついた人になりたい

という一文でございまして、何でしょうね、なぜ突然に赤青鉛筆なんでございましょう、と不思議に思いつつも、でも確かに赤青鉛筆を最初に思いついた人って誰なんでしょうね、どういったきっかけで思いついたのか、その一瞬の閃きのようなものを羨ましく思う気持ちは深く頷くところです。

なんでも、赤青鉛筆は大正時代には既にあったそうですね。赤の鉛筆は誤字などを訂正する際に使い、青の鉛筆は印刷に出にくいという特性があるので原稿上に色指定などを書き込む際に使う、という使い分けがこれ1本でできる優れもの。本当に誰が発明したんでしょうかね。便利よね。

そんなことを言っている私も、赤青鉛筆にはさんざんお世話になっているのであります。うちの課では書類を作成すると担当者の直接の上司が一次校正を行い、さらに私が最終校正を行うという流れなのですが、この場合、一次校正を赤鉛筆で行うもんで、その上から私が同じ赤色で書いたら誰が何をチェックしたのか分からなくなるもんで、私は青鉛筆を使ってごちゃごちゃ書き込むわけです。ま、つっても、一次校正はかなり手抜きで「小泉さんよろしこ~」ってなノリで、ほぼ無修正の誤字脱字もろ出しのお下劣な書類が回ってきておるのが悲しき現状でございまして、ほとんど青色の訂正指示ばかりがぎっしり書き込まれて担当者の元に突っ返されるという羽目になっておるのですが(#^ω^)イイカゲンニシロ

だもんで、ほとんどの人は赤青鉛筆の赤のほうが早くなくなって青のほうが余るんだろうと思うんですが、私は逆。青が早くなくなって赤が余ってしまう。仕方がないので他の人の使い古しの(青だけが残った)赤青鉛筆をもらって使っているのでした。

 

赤青鉛筆に限らず、鉛筆は大好きですよ。中高生の頃も、周囲がシャープペンシルを使っている中、私はかたくなに鉛筆を使い続けていました(授業中に漫画を描いていたせいもあるが)。しかも当時はこだわりが強くて、鉛筆はトンボMONOのBを7本、毎朝きっちり削ってペンケースに並べて登校してました。別に三菱uniでもいいじゃんって今となっては思うんですが、潔癖な乙女のポリシーは揺るがない、MONOと決めたらMONOなのよ。そのせいで今でも消しゴムはMONOを使い続けているというね……。

そんな母親のDNAを受け継いだか、うちの息子もなぜか鉛筆派。ただでさえ字が汚いから、せめてシャープペンシルのすっきりした線で書けばいいのにと思うのに、なぜかいつも少しちびた丸っこい鉛筆の線でごちゃごちゃ書いてる。鉛筆が好きってのはどのあたりの遺伝子領域に記録されてるんでしょうかねぇ。

 

もちろん、そんな私も未だに鉛筆を愛用しております。ここ10年ほどはもっぱら「大人の鉛筆」を使ってますが、いいですよ、これ。

シャープペンシルと鉛筆のハイブリッドで、芯は鉛筆に入っているのと同じもの、軸も木製で手触りは完全に鉛筆そのもの。芯をちょっと繰り出して、付属の芯削り器で芯の先を尖らせて使うのですが、ゴミとして捨てられるのが芯の先っちょの削り粉だけというね、エコロジー的にも優秀なんです。で、何年も愛用しているうちに軸が古ぼけて汚れてきたので、お気に入りのマスキングテープを巻いてデコっております。汚れたらまた巻き直せばいいしね。便利便利。

 

鉛筆といえば、カラフルな色鉛筆も胸がときめきますよねぇ。

漫画を描いていた学生の頃、少ないお小遣いをせっせと貯めて、広島の本通り商店街にある多山文具の画材コーナーに色鉛筆のセットを買いに行ったことは良い思い出です。サクラ、ファーバーカステルステッドラーホルベイン……、ああ、ショーケースを眺めているだけでも幸せでしたねぇ。

とりわけ、ファーバーカステルのポリクロモス色鉛筆の「灰色」だけを集めた12色セットをようやく買えたときはもう嬉しくて嬉しくて!その頃、やたらモノクロっぽいイラストを描くのにハマってたんですね。今はもう売ってないのかな、公式サイトを見てもそのセットがないや。ま、グレーのバリエーションだけ欲しがる客もそんなに数が多くなかったということでございましょう。

あとは、ステッドラーの水彩色鉛筆も買ったなぁ。母親が珍しがって、私にも使わせてって、ちっちゃなスケッチブックを持って旅行に出掛けてって、あちこちスケッチして歩いてたなぁ。水彩色鉛筆のいいところは、現地では普通に色鉛筆として使って、家に帰ってから水を含ませた筆で好きなようにアレンジできるところよね。

 

しかしながら、そんなふうに色鉛筆を買い集めるのはいいけれど、うちの兄も姉も色鉛筆好きときたもんで、気がついたら我が家はどの部屋にも色鉛筆が大量にあるという状態になっているという。色鉛筆の扱いが一番上手だったのは兄貴で、三菱uniの36色セットか何か持ってて、それで海外の絵本の絵を丁寧に模写したりしてたっけなぁ。姉貴も中学から大学まで美術部に所属していて、油絵の具からスクリーントーンまで大量の画材を持っていたし、だったら兄や姉の画材を借りればいいじゃないですかって思うでしょアナタ、ところがそうはいかないのよね。お洋服も本も何もかもが兄姉のおさがりだったから、せめて色鉛筆ぐらいは自分専用のを持ちたいっていうのが末っ子の精一杯の自尊心だったのよね。その結果、家じゅう大量の色鉛筆(^▽^;)

 

さらに、類は友を呼ぶ……とでも言いましょうかねぇ、私の大親友であるところの Machiko♫さんも、あれはフェリシモでしたっけね?膨大な数の色鉛筆(500色?)を持っていらして、なんと、それをまるっとまとめて私にくださったΣ(・ω・ノ)ノ!

あれいったいいくらで買ったの?とんでもない数だったけど。いや、大事にしまってありますよ。残念ながら結婚してから絵を描く習慣がなくなったもんで、現在はほとんど画材を触る機会がないんだけど、また絵を描きたくなったら、いつでもあの膨大な色鉛筆を使うことができると思うと、ちょっぴりセレブな気分。ふふふ。

しかしながら、もう絵の描き方すら忘れてんだけどね……(;´・ω・)