つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

たまとかちんとか

ミムムとシララ ~ドラゴンのちんちんを見に行こう~』の2巻が6月9日に出るそうです。うわーい楽しみー。この漫画、ミムムとシララの好奇心と探求心がただただひたすらストイックに「魔物のちんちんを観察したい」という一点のみに集中していて、本当に面白いんですよー。

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今週のくらげバンチの新作では、ついにグリフォンのちんちん(グリフォンの雄どうしの戦いで切り落とされたもの)を食べてますからね。今切られたばかりで新鮮だ、でも損傷が激しい、そしてグリフォンのちんちんの標本は既に持っている……じゃあ食べよう!うん!……ってことで。あくなき探求心はどこまで進むのやら。あ、ちなみにマズかったそうです、グリフォンのちんちん。

 

さて、今日の本題はドラゴンのちんちんではないのですよ。

昨日ね、諏訪市図書館の新刊コーナーで面白そうな本を見つけたって言ったじゃないですか。『税金で買った本』も面白かったんですけどね、それよりもっと目を引くタイトルの本があったんですよ。

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そのタイトルは、

進化のたまもの!どうぶつのタマタマ学

これまた、タイトルがど直球なので説明する意味あんのかなと思うんですが、ええ、そうです、そのタマタマです。いわゆる金玉です。睾丸です。

そう言うと、キャー、イヤー、小泉さんったら変態ー、えっちー、もうこんな下品なブログを読むのやめるわ、ってんで読者登録を解除されそうな気もするんですが(あ、別に読者登録はしてもしなくても解除しても全然気にしてませんのでご自由に)、動物の生殖器について研究することがなぜ下品なのでしょう。よちよち歩く可愛いペンギンも、気まぐれなネコも、悠然と海を泳ぐイルカだって、みんなみんな持っている、それが生殖器。何も恥ずかしがることはない。さぁ、動物のタマタマを見に行こう。

しかし、そんな読者の拒否反応も、この本はもちろん理解しています。なので、最初の章「タマタマとはなにか?」では、まず最初に、なぜヒトは生殖器の名前を出すことを下品と感じるのか、なぜヒトは隠れて交尾をするようになったのか、という事柄から語り始めます。

サルの仲間、チンパンジーボノボは乱婚で、他のメンバーがいる前でも平気で交尾をします。むしろ動物は繁殖期になると生殖器周辺があざやかに色づいたり、強いにおいを出したりして、自分が交尾可能であることを積極的にアピールするものがたくさんいます。つかサバンナモンキーの青い睾丸のインパクトすげぇな(検索して見てください)。

ヒトが交尾を隠す理由は、さまざまな意見があるそうですが、隠すことで交尾の価値をつり上げようとしているという説もあるようです。それゆえに、睾丸や金玉という直接的な表現を避け、婉曲的な言い回しをするようになったのですね。タマタマ、ふぐり、おいなりさん、鈴カステラ(笑)とか。へー、まつぼっくりの語源って「マツふぐり」だったんだ?毎年のようにたくさん拾ってきたけど、知らなかったなー、マツタマタマかぁ……(;^_^A

 

この本が「タマタマ」を通じて伝えたいことは、「進化」の面白さ、です。

地球上の生き物は、最初は無性生殖でしたが、それでは環境の変化に適応できないため、多くの生き物が、さまざまな遺伝情報を持った子孫を残すため、有性生殖へとシフトしました。すなわち、オスとメスの誕生です。

さて、その環境の中で、子孫を残すのに有利な形質を持ったものが、より多くの子孫を残せる。その点においては、作れる卵の数に上限があるメスよりも、作れる精子の数にほぼ制限がないオスの形質のほうが、より進化につながりやすい。すなわち、オスの生殖器の優秀さが進化という観点においては最も重要となるわけですね。

タマタマが身体の中にある生き物もあれば、外に出ている生き物(例えばヒト)もいる。なぜヒトのタマタマは外にあるのでしょう。これは高温に弱い精子を守るためにタマタマを冷却するからだという説が有力ですが、矛盾点もあり、他にもさまざまな説があって、まだはっきりとは分かっていないようです。

 

この本は「タマタマ」に対して色々な面から考察しており、例えば「タマタマを切ろう」の章では、家畜・ペット・サラブレッドなどを去勢する理由や、ヒトの去勢に係る歴史的な背景などについて幅広く語っています。

また、「食べものとしてのタマタマ」では、魚の白子やウニ、ナマコのクチコや、ホルモン焼きのお店でごく稀に食べられる「ホーデン」、アメリカ西部のカウボーイ達が愛好する「ロッキー・マウンテン・オイスター」などなど、さまざまなタマタマ料理について紹介しています。

その他にも、たくさんの雑学を交え、面白おかしく、でもしっかりと学術的に、タマタマを語りつくす1冊です。へぇ!と驚く情報満載で、読み終えたらすぐにでも動物園や水族館に行って、生き物たちの股間をじっくり観察したい衝動に駆られてしまうこと請け合いですよ!(`・ω・´)b

 

ちなみに、この本を読んでいて思い出したのですが、以前、富士見町図書館で借りてきて読んだ「サメのおちんちんはふたつ――ふしぎなサメの世界」という本も、とても面白かったので併せてご紹介しておきますね。

サメのオスが2本のちんちんを持っていることは前から知られていたのですが、交尾に当たり、そのちんちんを2本とも使うのか、それとも1本だけ使うのかという疑問は、長年の謎だったそうです。結果として、交尾の際に使用するのは1本だけだということが判明したのですが、ではなぜ1本だけで良いのに2本も持つのかという疑問(生き物の進化にとって不要な構造を持つことは合理的ではないからです)については、まだはっきりとは分かっていないものの、サメの交尾はとても激しいものなので(詳細は検索してください)、より確実に交尾を行うためではないかとの説があるのだそうです。

なお、この本はタイトルこそアレですが、ちんちんについてだけ語っているわけではなくて、サメの進化や、その生態全般について幅広く語っています。サメを詳しく知りたい方は是非どうぞ!(`・ω・´)b