つれづれぶらぶら

「予告先発」という単語を見て胸がトゥンク。ついに始まるのね……!

生物学カードゲームCELLジェネリック

私はこれまでに『遊戯王』や『デュエルマスターズ』といった対戦型カードゲームをしたことがありません。

息子がちまちま集めているデュエマのカードを見たって、何やらびっしりと大量の文字が書き込まれていて老眼にはしんどいですし、日曜朝にやってるデュエマのアニメを観るのは好きですが、劇中で行われるデュエルのルールは複雑怪奇で何が何やらさっぱり分かりません。

そんなデュエル処女の私ですが、ついにカードゲームに挑戦しました!

そのゲームは『生物学カードゲームCELLジェネリックです!

なんと、このカードゲームはどこで売られているかというと、あの百均ショップのDAISOなんです!つまり、1箱たったの100円(税別)!でも、その1箱の中に構築済みデッキ2種類とルールブックなど必要なアイテムが全部入っているので、つまり、110円あればデュエルスタンバイできるのだということですよ!す、すすす、凄い時代になりましたね!ビックリですよ!


www.youtube.com

上の動画にあるとおり、商品は2種類あって、遺伝子工学VS生態学のパックと、「免疫学VS微生物学のパックがあります。迷わず220円出して2種類とも買うのが吉です。2種類買えば構築済みデッキが4組揃いますし、デッキが組める人はそれぞれのデッキから好きなカードを選んでオリジナルのデッキを組むこともできます。いいですか、繰り返しますがこれでたったの税込220円ですよ。ハーゲンダッツのアイス1個より安いっていうね、びっくりですよね。

しかもカードのイラストも遊戯王やデュエマに引けを取らないクオリティですし、さらに生物学の概念や専門用語の解説もついているので、カードゲームで遊んでいるうちにそれらの知識が自然と身についてきちゃうという、おおおおおお得すぎない????これで220円、本当にいいの????

調べてみたところ、このゲームは元々『生物学カードゲームCELLアウトブレイクというフルヴァージョン(3300円)の製品が先にあって、それを出品していたゲームマーケットというゲーム即売イベントにてDAISOの担当者が直接スカウトし、1年かけてDAISO版にチューンアップしたものなのだとか。

sirabee.com

ちなみにオリジナル版の『生物学カードゲームCELLアウトブレイク』の公式サイトはこちら。

www.thecellbiology.jp

オリジナル版はデッキ50枚、使用コスト(カロリー:いわゆる「マナ」)を手札で支払う、アブストラクトの割り込みがある、など複雑なルールがありますが、DAISO版ではこれらのルールは簡略化され、初心者でも比較的すぐに理解できる簡単なものになっています。

DAISO版はデッキ20枚とかなり少なく、カロリーは手札を消費することなく毎ターン自動的に3ずつ与えられます。そのほかにも色々と違いはあるみたいなんだけど、全般的にシンプルになっているということかな。カードに書かれた効果もそれほど難解なものはないです。ただしカード同士の効果の重ね掛けが多くなってくると、えーっと今どうなってるんだっけって確認し合う場面がちょいちょい出てくるかな(;^_^A

まぁ、簡単になっているとは言っても、カードゲームの知識が全くない人間(私)にとっては、そもそもゲームの進め方がどうなっているのかが分からない。というわけで、最初はYouTubeに上がっている対戦動画を見たりして予習しました。

と、そこへ旦那が仕事から戻ってきたので「こんなものを買ってきたのだけど、あなた分かる?」と聞いてみたところ、さすが遊戯王世代、すぐに「見せてみ」と食いついてきました。そこで、遊戯王世代の旦那VSデュエマ世代の息子でとりあえず何回か対戦してもらいました。最初のうちはルールを確認しながらでしたが、さすが馴れたもので、すぐにコツを掴んで遊び始めます。旦那と息子曰く、基本的なゲームの流れは遊戯王とデュエマとほぼ同じだそうな。

で、眺めているうちに私にもだいたい分かってきたので、息子がお風呂に入っている間に旦那を相手にプレイしてみました。旦那は相手の能力を下げるデバフ効果の高い「微生物学デッキ」が大のお気に入りで、こっちがせっせと出したセル(いわゆる「モンスター」)カードの能力をことごとく台無しにしてくれます。ニシャニシャと悪意に満ちた笑みを浮かべながら、カンピロバクターだのウェルシュ菌だのヘリコバクターピロリだのといった病原菌のたぐいをばらまく旦那の顔を見ていると、ホンマこいつ性格悪いやっちゃなーと憎たらしくもなるのですが、それもまたゲームの一部です。ゲームには人柄が出るって言いますが、ホンマそう思いますわ(と旦那を睨みつけながら)。

旦那と息子を相手に何度かプレイしてみて、現状では、私にはユニット強化型の「遺伝子工学デッキ」がしっくりきている気がします。凡庸な能力のセルカードにどんどん強化カードをくっつけて最強カードに仕上げていくのが楽しいです。ただし、せっせと育てたカードを一発除去されてしまうと手も足も出なくなっちゃうのですが……。

息子は比較的パワータイプのカードが多い「生態学デッキ」を使用することが多いのですが、これまた旦那の病原菌攻撃に苦しめられています。いや、これはデッキの能力の問題ではなくて、素直な性格の息子は単純な攻撃が多いので、旦那にすぐ先を読まれて自滅してしまうせいです。

「免疫学デッキ」は除去系カードが多いので、旦那の病原菌攻撃に対抗し得るのはもしかしたらこれかなという気もしています。が、まだ使いこなせていないので何とも言えません。理解できたらかなり面白そうなんですけどね。

それから、このゲームの特徴として「サブユニット」と呼ばれる8枚のカードがあります。これは対戦前にそれぞれが1枚ずつ引いてずっと場に置いておくもので、その対戦の戦略を大きく左右する効果があります。大きく分けて「恒常性」と「発現」の2種類に分かれ、恒常性はその対戦中ずっと効果が続くもの、発現は1回しか使えませんが形勢を逆転するほどの高い威力を持つもの、です。どのサブユニットを引き当てるかでもやりやすさがぐっと変わってきます。発現は強いですが使うべきタイミングを見誤るとダメですし、恒常性は必ずしも有利だとは言い切れない場合もあります。

例えば「デンプン」のサブユニットは恒常性のカードで、毎ターンのカロリーの増加を1追加する代わりに自身のHPを100削る、という効果があります。カロリーが上がるとそのぶん使えるカードが増えるから嬉しいんですが、毎ターン100ずつHPが削られていくのが地味にキツいです。感覚的にはプレイヤー自身に「毒」のステータス異常を食らっているような感じです。てなわけで、我が家では「デンプン」のサブユニットは「芽が出たジャガイモ」と呼ばれていますwww

(※ジャガイモの芽にはソラニンやチャコニンという天然毒素が含まれているので、ジャガイモを調理する時には、芽や青くなった部分はしっかり取り除くようにしようね!)

 

そんなわけで、最近、うちの家族は夕食の後にこのカードゲームでたっぷり盛り上がっています!シンプルなルールでありながら、運と戦略によっては色々な仕掛け方ができますし、まだ今のところは構築済みデッキでしか遊んでいませんが、オリジナルデッキが組めたらなおさら戦略に幅が出そうな気がします!

何度も言いますが、これが2箱買ってもたったの220円だなんて信じられません!あちこちのDAISOでも売り切れ続出とのことですから、見かけたら迷わずゲットして損はありません!ってか、仮に損をしたと思ってもたったの220円ですよ!ソーシャルゲームのガチャ1回分より安いんすよ!すごくない?????

※こちらの商品はオリジナル版です。