つれづれぶらぶら

デニムリュック買えなかった。トグルボタンニットは買えたよ。わーい。

クラフトビールを飲んでみた・その3

飲んだクラフトビールの感想をブログの下書きに書き溜めておこうシリーズ、その第3回目でございます。

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10月30日、新宿ピカデリーに『RRR』を観に行った後のことなんですけどね、その近くで立ち寄った場所が2か所あるんですよ。

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まずは、「YONA YONA BEER WORKS 新宿東口店」。ヤッホーブルーイングが経営するビアレストランです。新宿駅のすぐ近くで、タップから注がれるヤッホーブルーイングの各種クラフトビールをお料理と一緒に楽しめて、なおかつ、めったに飲めない限定ビールもあるよと言われたら、そりゃあ行くしかないじゃありませんか。しかもこちとらお腹ぺこぺこだし(さっきまで『RRR』観てたからね)。

yonayonabeerworks.com

もちろん、ここに立ち寄るからには、お目当てのビールがあるわけです。ではでは、本日の「クラフトビールを飲んでみた」の記録は、こちらのビールから始めましょう。

 

1 ヤッホーブルーイング「ハレの日仙人2021」

(バーレイワイン ABV10.5% IBU40)

yonasato.com

バーレイワインというのは、半年以上もの時間をかけてじっくりと熟成されたビールで、熟成が進んだことでアルコール度数が高くなり、まるでワインのような深い味わいを持ったビールのことです。ただし、通常のビールを作るのよりも長い時間がかかるということは、当然ながら大量生産はできないわけです。なので、いっぺん飲んでみたいなーと思っていたんですね。

アルコール度数が高いので、もちろん提供される量は少なめ(180ml)です。がぶがぶ飲むもんちゃいます。ワイングラスに注がれた液体の色は、紅茶やシェリーのような綺麗な赤茶色。口に含むと、まず最初にレーズンのような甘みが舌の上を通っていきます。それからウイスキーやブランデーのような芳醇な香りと刺激。えーっ、これがビールなの?全然ビールっぽくないじゃん?と驚いていると、最後に馴染みのあるビール特有の麦芽の香りと苦みがふわっと広がって、確かにこれはビールなんだよと念を押された気分になります。

おおお、これは面白い。でもやっぱりアルコール度数が高いから気をつけて飲まないとな。店員さんにお冷やを一杯持ってきてもらって、お料理をつまみながらちびちび飲みます。エビ風味のナッツが特に美味しかったなぁ。バーレイワインは少しぬるめぐらいの温度が美味しいということなので、ゆっくり飲みました。美味しかったです。確かにこれは日常的に飲むというよりは、特別な「ハレの日」に楽しみたいビールですね。

 

せっかくだからもう一杯なにか頼みたいと思ったんですが、さすがにハイアルコールの後でまたアルコール摂取は下戸的にしんどい。というわけで、普段は飲まないノンアル(ローアル)を試してみることにしてみました。

 

2 ヤッホーブルーイング「正気のサタン」

(炭酸飲料 ABV0.7% IBU?)

yonasato.com

ローアルコールのIPA。日本の酒税法上の定義ではアルコール度数1%未満のものは「酒類」に分類されないので、これはお酒ではなくて「炭酸飲料」です。でもアルコールは入っているので、私のようにアルコールにあまり強くないタイプの人間にはそれなりにアルコールは感じ取れます。車を運転する人はやめとこうね。

IPAということで、とにかくホップのいい香りがめっちゃします。ヤッホーブルーイングのIPAといえば「インドの青鬼」ですが、それの約2倍のドライホップを使用しているのだそう。苦みがパッと広がるけれど、それほど強くないので飲みやすい。アルコールが少ないぶん、ビールとしての満足感はいまひとつですが、新感覚ドリンクだと思えばいいんじゃないかな。IPAっぽさだけを楽しみたい人にはいいんじゃないかしら。アルコールが苦手な人でもIPAを体験できるというのは魅力ですよね。

 

あ、そうそう。「YONA YONA BEER WORKS」で飲んだわけではないけれども、ヤッホーブルーイングの話題ってことで、ここで併せてご紹介しておきたいビールがもうひとつ。こないだローソンで買ってきて家で飲んだのが、こちら。

 

3 ヤッホーブルーイング「僕ビール、君ビール。満天クライマー」

(ブリュットIPA ABV6.0% IBU?)

yonasato.com

前回の記事で、ローソンで買えるビール「僕ビール君ビール」をご紹介しましたが、毎年、限定商品として異なる味わいのビールを出しているんだそうで、今回、ファン投票によって再登場したのが2019年発売の「満天クライマー」。本家の黄色いカエルはセゾンスタイルですが、こちらのスタイルはブリュットIPAということだそうで、IPAは分かるけどブリュットって何だろう?と解説を読むと、ブリュットとはシャンパン用語で辛口を意味する言葉だそうで、つまり糖分を限りなくゼロに近づけた辛口IPAだということですね。

グラスに注ぐと、すっきり透明な明るい黄色。そして柑橘系のいい香り。そんでもって、すっごくキレがある!苦いんだけど、スパッと切れる感じで、全然しんどくない。キリッとしたパンチがあって、確かに「辛口」だなって感じがする。これ好き~。また飲みたい。定番化してくんないかなぁ。

 

さてさて、話は新宿に戻りましてですね、お腹を満たした私が、帰る前に立ち寄った場所がもうひとつあるのです。

それは、「伊勢丹新宿店」。皆さんご存知の新宿の老舗デパートでございます。デパートに何の用事が?とお思いでしょうが、実は、伊勢丹新宿店はクラフトビールの取扱いが充実しているのだそう。で、奈良醸造も取扱っていると聞いていたので「マクガフィン」がまだ残ってたりしないかなーと期待して行ったんですが、さすがにもう品切れでした。

ビールの棚には国内外のクラフトビールがずらりと並んでいます。いつもなら当てずっぽうで適当に選ぶところですが、ここは伊勢丹、せっかくだから専門家に色々と教えてもらいながら、私に合うビールを選んでもらっちゃいましょう。自分の好みや苦手なタイプを説明した上で、私に合いそうなもの、あるいは、クラフトビールの面白さを感じさせてくれるようなものを選んでくださいとお願いして、いくつか選んでもらいました。

 

4 Y.MARKET BREWING「Yellow Sky Pale Ale」

(フルーツエール ABV5.5% IBU19)

craftbeer.nagoya

「フルーツエールのオススメありますか」とお尋ねしたところ、「こちら柚子の香りがして美味しいですよ、多分お好きだと思います」と選んでもらったのがこちら。ワイマーケットさんは名古屋のブルワリーだそうです。

で、飲んでみた感想なんですがね、もう一言で言うと、ゆず─────────ッッッ!!!って感じですね。缶を開けた瞬間に柚子の鮮やかな香りがして、口に含むとフレッシュな柚子の酸味。柚子がしっかり主役として前面に出ていて、フルーティで美味しいです。アロマホップの柑橘系の香りも柚子をちゃんと引き立てていますね。ビール自体の苦みはそれほど強くなくて、柚子のほろ苦さが口の中にふんわりと広がります。うん、確かにこれ好きですね。

 

5 忽布古丹醸造「ハシカプ」

(フルーツエール ABV7.0% IBU10)

hopkotan.com

フルーツエールのオススメその2。「忽布古丹醸造は特にオススメしたいブルワリーです」と熱を込めて言われて、そういえば松本城ビアフェスのゲストブルワリーだったなぁ、でも私が行った時点ではもうホワイトボードに「完売」って書いてあって飲めなかったんだよなぁ、と思い出しました。北海道富良野町のブルワリーです。

グラスに注ぐと、泡は少なめで、液色はすごーく綺麗なクリムゾンレッド。そして味わいはと言うと、ハスカップ──────ッッッ!!!って感じ。気持ちの良い酸っぱさと、ごくわずかな甘みがあって、苦みはほとんどなし。オトナのハスカップジュース。飲みやすいけど、アルコール度数が高いのでそこはちょっと要注意ね。

 

6 VERTERE「Anfracta」

(セッションIPA ABV4.0% IBU47)

verterebrew.com

こちらは、実は伊勢丹さんのオススメではなく、自分で選んで購入したもの。

なぜかというと、この「バテレ」という奥多摩のブルワリーさん、『こは酔い』で「鉄雄の推し醸造所」として登場して、ほほーと思ってネットで調べてみたら、これまたクラフトビール愛好家の間で「一度は飲んでみたい幻のビール」的な評判になっていて、「見つけたらすぐに買え!」という声があちこちで飛んでいたんですね。で、伊勢丹の棚に1本だけ置いてあるのを見て、こ、これが、あのバテレ……と感激したわけです。しかも、他のビールにはない「おひとり様1本限り」という表示までされていましてね。

伊勢丹さんによると「バテレの商品は48本入ってきたけどすぐに売れて、いま残っているのはこれだけ。でも、このアンフラクタは正直あなたの好みではないと思う。バテレはたくさんの種類のビールを手がけていて、そのどれもがクオリティが高い。あなたにぜひオススメしたいと思っているバテレのビールは他にある。いつ入荷するか分からないので、またお近くにお越しの際は立ち寄ってくださいね」とのこと。はーい。

とはいえ、皆の憧れのバテレである。噂にたがわずパッケージデザインがクール&おっしゃれ~。どう表現していいか分からないけど、爽やかな香りがする。説明には「草を思わせるアロマ」って書いてあるけど、く、草の香りって言われてもよう分からん。そして、口に入ってきた瞬間に感じる、アッパーカットを喰らったような苦み。セッションIPAだからって油断した……。アルコール度数の低さを感じさせない、こいつぁしっかりIPAだぜ。

なんか変なたとえになっちゃって申し訳ないんだけど、なんていうかね、パッケージの洗練された感じもあいまって、擬人化すると「クールで寡黙なイケメン」って感じがするのね。うわ~っ、にがぁ~って騒いでいる私を、スンッとした顔で横目で見て、「だって、IPAを選んだのはそっちだろ……」って冷静な口調で言われている感じ。うっうっ、おっしゃるとおりですぅ……と呟きながら飲んでいると、あれっ、500mlもあったのにいつの間にか飲み切っちゃった。あれれ。しかも全然しんどくなーい。あっ、そうか、これアルコール度数4.0%だった!と気づいた瞬間、クールな彼がフッと口元を緩めて微笑んでくれたような感じ。って、なんなんだこのたとえ。「クラフトビール×擬人化×ラブコメ」って、おい。ニッチすぎる創作ジャンルを開拓してどうするよ(もはやビールの感想になってなくてすまん)。

 

7 リオ・ブルーイング・コー「Moment」

(ウエストコーストIPA ABV6.5% IBU?)

www.riobrewing.jp

伊勢丹さんとIPAの話をしていて、いや~、今はやりのヘイジーはいくつか飲んだんですけど、なんぼ香りばっかり良くても味わいが平坦だと、飲んでる途中で飽きてきてしもて~、なんて話していたら、ちょっと考えて、それでしたら、IPAですけどこちらは面白いかもしれませんよ、という感じでオススメされたのがこれ。千葉県柏市のリオ・ブルーイングさんの、ウエストコーストIPA。

これめっちゃ美味しかったです。口に含んだ瞬間に「あれっ?なにこれ美味しい!」って思わず叫んじゃったぐらい。

もちろんIPAなので、そりゃもちろん苦いんですよ。でも、旨味を感じるというか、苦いけど美味しい、いやむしろ、苦くて美味しい、っていう気持ちになったのは初めてです。苦いの苦手やな~って思ってたんで。

で、さっきのアンフラクタの苦みが口の中でガッと強く突き上がってくる感じだとすると、こちらのモーメントの苦みは唇でパッと弾けて、それから口の中にじわーっと広がって、でも喉の奥までは入っていかずに消えていく感じ。苦み自体は強いんだけど、まさにモーメント(瞬間)というか、短時間のうちに表情がみるみる変わっていくのがすっごく面白いです。満点クライマーの苦みがスパッと切れる感じとも、また違うんですよね。

いやー、IPAと言っても千差万別というか、味わいにこれほどまでの違いがあるとは、クラフトビールって本当に面白いですねぇ。そして、何を選ぶか迷ったときは、遠慮せずに専門家にがんがん聞いていくほうが得策だなぁと学んだのでした。

 

今回はここまで。

人間ドックが終わるまでしばらく断酒せねば……ヤバイヨ(´-ω-`;)ヤバイヨ