つれづれぶらぶら

カセットテープミュージックで久々に「レインダンスが聞こえる」を聴いた。こんなカッコいい曲だったかな。懐かしいな。

クラフトビールを飲んでみた・その10(フルーツビール特集)

「飲んだクラフトビールの感想をブログの下書きに書き溜めておこうシリーズ」もついに10回目を迎えました。

sister-akiho.hatenablog.com

松本城ビアフェスからまもなく半年になろうかというところですが、なんだかんだでどっぷりハマってますよ。ビールなんか嫌い!アンチビール!とか日ごろ言うてるわりにはずいぶん飲んだなぁ。とはいえ、皆さんがイメージする王道のビールとは毛色が違うものばかり飲んでるので、「ビールお好きなんですね」と聞かれると未だに返答に困るのであります。うちゅうさんのスムージーとか、あれ、ビールって言っていいのかね?

それはさておき、前回から引き続き、IPA(特にヘイジー)イヤイヤ期が継続しております。だもんで酒屋さんに行ってもほとんど選べるものがないのが悲しい。なんぼでっかい冷蔵庫があってもほぼ半分がヘイジー、残りはウエストコーストIPAと黒ビール系といわゆる王道系で、私の好きなサワーとか天然酵母熟成ビールとかはほんのちょっぴりしかないんだもん。悔しいのう悔しいのう。早う夏が来んかのう。

そんな逆境の中、それでもちょっとずつ買い集めたフルーツ系のビールを今回はご紹介しようと思います。松本城ビアフェスで奈良醸造さんのフルーツビール「マクガフィン」を飲んで、一瞬にしてクラフトビール沼に引き込まれてしまった私としては、やっぱりフルーツビールを推したいわけですよ!だって美味しいもん!ねー!

というわけで今回は、以前「感想はまた今度」と先送りにしていた、こちらのビールからスタートです!

 

1 Outsider Brewing 「Sour Grapes

(サワーエール ABV5.5% IBU?)

outsiderbrewingbottl.stores.jp

先日のOutsider Brewingさんの公開仕込みイベントで、帰りに忘れずに買って帰らなきゃ、と言っていたのがこのビール。ちなみに菌類づくしご飯の際に飲んでいたのもこれ。

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山梨県といったらワインの名産地ですよね。そんな山梨県勝沼産のマスカットベーリーAをふんだんに使い、ラカンセア酵母で醸したサワーエール。

やや深みのあるワインレッドの液色が綺麗です。泡がそれほど立たないので、パッと見はワインに見えるかも。口に含むと、酸っぱさとほのかな甘さが同時にやってきます。味わいもビールというよりはカジュアルなワインみたいな感じです。苦みは感じませんね。甘さは控えめでスッキリ、スイスイ飲める感じです。美味しい。

 

2 常陸野ネストビール 「塩梅エール」

(サワーエール ABV7.5% IBU?)

kiuchi.shop

新鮮な青梅を漬け込んだエールに、アクセントとして藻塩を加えたサワーエール。塩を使った酸っぱいビールといえばゴーゼが思い浮かぶけれど、どうやらゴーゼとは違うみたいです(どう違うのかはよく分かりません)。

一口飲んでみると、まず飛び込んでくるのが塩気のインパクト。そこへ、青梅のフルーティな酸味が爽やかに流れ込んできます。梅と塩というコンビネーションゆえに、なんとなく梅干しを連想してしまいますね。面白いです。アルコール度数は7.5%と高めですが、さほど負担に感じないのは、このまろやかな酸っぱさのおかげかしら。苦みもほとんどなくて飲みやすい。酸っぱさとしょっぱさとビール感の絶妙なバランス、これはまさに「ええ塩梅」。

 

3 SESSION'S BREWERY 「Hiroshima LEMON ALE」

(ベルジャンエール ABV5.0% IBU?)

www.the-sessions.co.jp

我が故郷、広島生まれのビール。広島県の名産品といえば瀬戸内レモンじゃ。そのレモンをふんだんに使ったベルジャンホワイトエールなんよ~。

液色が透き通ったレモン色で、ぶち綺麗じゃねぇ。一口飲んだら、ふわぁっとレモンのフレッシュな酸味が口の中に広がって、後から穏やかな苦みが追いかけてきよる。あっさり、すっきりしとって、クセがないけぇ飲みやすいねぇ。こってりしたお料理とペアリングしたら良さげじゃ。レモンだけに唐揚げとか絶対合いそうじゃね。ぶりばりぶりばり揚げ~て~♪

 

4 忽布古丹醸造 「Blueberry Saison」

(フルーツエール ABV7.0% IBU10)

hopkotan.com

透き通った真紅の液色がとても美しいです。泡は少なめ。見た目はジュースみたいなので、つい油断してコクンと飲むと、強めの先制パンチを喰らいます。そうだった、これアルコール度数が高めだったわ。やわらぎ水をお忘れなく。

フルーティーな酸味が気持ちいいです。フルーツエールなので甘いのかと思いきや、甘くなくてドライ。果汁の糖を酵母にしっかり食べ尽くさせているのだそう。後味のキレがいいですね。クール・ビューティな雰囲気のあるビールです。

 

5 ベアレン醸造所 「ラズベリーエール」

(フルーツエール ABV5.5% IBU?)

www.baerenbier.co.jp

岩手県産のラズベリーをたっぷり漬け込んだフルーツエール。液色はクリアなルビー色で、ほのかに甘酸っぱい香りが漂います。口に含むと、最初に酸味が広がり、その後にかすかな渋みがあって、それらと香りとが一体化して、ラズベリーーーーっ!と自己主張してきます。ほんのり甘さもありますが、これもどちらかというとドライですね。酸味と渋みのバランスがGOOD。

 

6 Far Yeast Brewing 「Off Trail #21 ‘Cot in a Funk」

(Barrel Aged Sour Ale ABV7.0% IBU?)

faryeast.com

「Off Trail」は、Far Yeast Brewingさんの実験的なブランドで、野生酵母などを用いた個性的な長期熟成ビールを次々と発表していらっしゃいます。このビールは、6か月熟成したサワーブロンドエールに、26カ月熟成したウィートストロングエールをブレンドして、さらにアプリコットピューレを大量に加えて、野生酵母で発酵させたという、なんとも手間暇のかかった贅沢なビール。

さて、グラスに注いでまずびっくり。な、なんだこれは?とろとろしたものが鮮やかなオレンジ色の液体に混ざって、グラスの中をぐるぐる動き回っているではありませんか。ああ、そうか、アプリコットのピューレか。まさかこんなにどっさり入っているとは想像もしていませんでしたよ。ピューレのとろとろ感はまるでネクターのようだけれど、でも、甘くはありません。フルーティな酸っぱい味わい。野生酵母が醸し出す朽ちた老木のような湿った香りと、アプリコットの瑞々しい香りとが混ざり合って、不思議で複雑な奥行きを感じさせるビールです。

 

今回はこんな顔ぶれになりました。

フルーツビールというと何となく「女の子が好きそうな甘いやつ」ってイメージしがちですけど、意外とドライだったりダンディだったりと個性がそれぞれ違っていて面白いですね。俺はフルーツビールなんて軟弱なものは飲まん!ビールはコクとキレ!なんて固定観念にとらわれていると、ちょっと損しちゃうかもですよ~?