つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

松本城のビアフェスから半年が経ちました

今日、昨年9月18日の松本城ビアフェスからちょうど半年になります。クラフトビールという新たな世界へと旅立つ門を開いてくれた、いやどちらかというと、茫洋たる沼に引き込まれたという表現のほうがふさわしいかもしんないな、まぁともかく、その転機となった日から半年を迎え、このブログでもけっこうたくさんのクラフトビールを取り上げてきたので、ここらでちょっと、今までに書いた記事や、飲んだビールの銘柄などをまとめて振り返ってみようと思います。

 

そもそもの発端は、今からちょうど3年前、コロナ禍で外出制限がかかっていた時に、図書館から『もやしもん』の漫画をまとめて借り出してきたことでした。

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この漫画の8巻のテーマが「地ビール」だったんですね。90年代後半の酒税法規制緩和により、「ビールで町おこしをしよう」という目的で醸造所が雨後の筍のように濫立。しかしこれは単なる物珍しさからの一過性のブームに終わり、その時点で技術の伴わないブルワリーはことごとく衰退。その反省の中から、00年代後半から徐々に「美味いビールを作ろう」というブルワリーが誕生し、現在に至る、という流れ。この漫画はその地ビールブームの失敗を踏まえた上で、新たな「クラフトビール」の時代が幕を開けたその転換期を描いています。

この漫画を読んだことでクラフトビールに興味を持ち、ヤッホーブルーイングさんの「水曜日のネコ」を手にしたのがそもそもの始まりなわけです。それがなければ、松本城のイベントに足を運ぶこともなかったと思うんですよね。伏線自体は既に3年前に張ってあったわけなんです。その後も、ベルーナドームでFar Yeast Brewingさんの「東京ホワイト」を飲んでみたりと、ちょっとずつ「クラフトビール」が私の日常の中に登場するようになってきたんですよね。

 

そして、半年前の松本城イベント。

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すごく楽しかった、と思い出すのは、コロナ禍の閉塞感からの反動という点も大きかったんだろうな。ようやく人が集まる場所に来れた、たくさんの人たちと飲食を楽しむことのかけがえのなさを実感して、その晴れ晴れとした気持ちがあの日のビールの味わいのスパイスとなっていた気がします。いや、もちろんビールが美味しかったのは言うまでもありませんけどね。奈良醸造さんとの出会いはもはや一目惚れのような感覚ですよ。

 

その後の「クラフトビールを飲んでみた」シリーズの記事を一気に並べてみますね。

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また、この半年の間にいくつかのビアパブ、ブルーパブで美味しいビールやお料理をたくさん頂きました。利用したお店は以下のとおり。どれも素敵なお店でしたよ。

 

1 ヤッホーブルーイング直営ビアパブ「YONA YONA BEER WORKS 新宿東口店」(東京都新宿区)※「クラフトビールを飲んでみた・その3」で紹介

 

2 Repubrew醸造所併設ブルーパブ「駅前ビール工場リパブリュー沼津店」(静岡県沼津市※「クラフトビールを飲んでみた・その5」で紹介

 

3 松本ブルワリー直営ビアパブ「松本ブルワリータップルーム本町店」(長野県松本市※「クラフトビールを飲んでみた・その7」で紹介

 

4 反射炉ビヤ醸造所併設レストラン「地ビール&網焼きレストランほむら」(静岡県伊豆の国市

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5 OUTSIDER BREWING醸造所併設ブルーパブ「Hops&Herbs」(山梨県甲府市

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また、店内飲食はしていないものの、うちゅうブルーイングさんのタップルーム山梨県北杜市)にも何度か缶ビールを買いにお邪魔しています。こちらは近いうちに店内飲食をしに行きたいと思っていますので、今後の記事にご期待くださいっ。

 

クラフトビールに関する書物は『もやしもん』以外にもいくつか読みました。ビアスタイルに関するもの、ペアリングに関するもの、クラフトビールの歴史に関するもの、発酵の仕組みを解説したもの、などなど。このブログで取り上げたのは次の2つですね。

sister-akiho.hatenablog.com

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『こは酔い』はつい先日6巻が発売されたばかりです。千鳥足スタンプラリーという新たなイベントが始まり、見知らぬ誰かに自分のオススメビールを先払いして飲ませてあげる、という斬新な「ペイフォワードビール」という仕組みが好評を得ているところです。ホントにこんな企画があったら私もぜひ誰かにオススメビールを先払いしてあげたいな。「私の推しを飲んで!」という熱い気持ち。いいね(`・ω・´)b

 

ではでは、いよいよ、ここまでの記事でご紹介したクラフトビール醸造所と銘柄の数々を、一挙にまとめてみまーす!あなたの推しのブルワリー、好きなビールは出てくるかなっ?

 

1 忽布古丹醸造

「ハシカプ」「Blueberry Saison」

 

2 ベアレン醸造

ラズベリーエール」

 

3 Black Tide Brewing

「LITTLE GRAPE FRUIT」

 

4 常陸野ネストビール

「ホワイトエール」「塩梅エール」

 

5 リオ・ブルーイング・コー

「Moment」「ユートピア

 

6 SPRING VALLEY BREWERY

「シルクエール

 

7 VERTERE

「Anfracta」

 

8 Far Yeast Brewing

「源流ホワイト」「もりともり」「Off Trail #21 ‘Cot in a Funk」

 

9 Outsider Brewing

「HELLES BELLS」「BOUQUET BELGIAN WIT」「THE COUNTIES PALE ALE」「DRUNK MONK TRIPEL」「Sour Grapes

 

10 うちゅうブルーイング

「GLUON」「TORUS Strata」「HADRON」「ANKH」「AURORA」「宇宙SENSEI」

 

11 ヤッホーブルーイング

水曜日のネコ」「僕ビール君ビール」「ハレの日仙人2021」「正気のサタン」「僕ビール、君ビール。満天クライマー」

 

12 松本ブルワリー

「RABBIT SPRINT」「Castle Stout (NITRO)」「Traditional Bitter」

 

13 AJB Co.

「Farmhouse Blend」「bread」「ICY DOUBLE」「WASTE 2 BEER 花」「DANSK JULEØL」

 

14 In a daze Brewing

「鹿塩ゴーゼ」

 

15 南信州ビール

「ogna APPLE HOP(ふじ)」

 

16 エチゴビール

「紅茶香るインディアペールエール

 

17 West Coast Brewing

「Solo Samba」「before_dawn」「#fruitstories」

 

18 Repubrew

「しまんちゅマンゴーネクター」「南国果汁怪獣スペルトオレゴン」「Comet Tail Citra IPA

 

19 ベアードブルーイング

「やばいやばいストロングスコッチエール」「ジュビレーションエール」「スモーク&ファイアー ハバネロスタウト」「ライジングサン ペールエール

 

20 反射炉ビヤ

「Blue⁉ Sour IPA」「大吟醸政子」「グアバグアバHAZY」「今日も1日おつたーる!」「ボタニーク」

 

21 GARCIA BREWING

「BUENAVISTA日本平」「Melo'n」

 

22 柿田川ブリューイング

「トリニティシトラスサワー」

 

23 アオイブリューイング

「浅間ゴールデンエール」

 

24 Y.MARKET BREWING

「Yellow Sky Pale Ale」

25 伊勢角屋麦酒

「ヒメホワイト」

 

26 ひみつビール

「HOLY SAISON」

 

27 京都醸造

「週休6日」

 

28 箕面ビール

「KOMPAS」

 

29 奈良醸造

「MIDSUMMER NIGHT's DREAM」「MCGUFFIN」「EIGHTY EIGHT」「WONDERLAND」「UNDERWATER」

 

30 平和酒造

「平和クラフト 山椒ゴールデンエール」

 

31 SESSION'S BREWERY

「Hiroshima LEMON ALE」

 

32 その他輸入ビール

「Lindemans Framboise」「Duchesse de Bourgougne」「シメイ・ホワイト」「台湾ストロベリービール」

 

おー。下戸のくせにけっこう飲んだなぁ……(^▽^;)

っていうか、やっぱ好みのスタイルがかなり偏ってるなぁ。いわゆる定番のピルスナーケルシュ、アルト、スタウトといったスタイルがほとんどないあたりでお察しください。その代わりに、サワー、フルーツ、おもしろ酵母、熟成系、そしてスムージーといった変わりモノ系は大好きときたもんだ。世のクラフトビールファンが見たら「どないやねん」って感じっすね。もし私の記事を見て「ほー、クラフトビールとはこういうものなのか」と興味を持った方がいらっしゃったとしたら、ごめんなさい、あなた、多分すごーくニッチな領域に足を踏み入れようとしてまっせ。

でもね、でも、ここに並べたビール、ほんっとーに美味しいんですよ。「これがビール?これもビール!」っていう感動を私に与えてくれた、キラキラ輝く個性的なビールばかりです。ビールの固定概念を打破したい方は、騙されたと思っていっぺん試してみてくださいな。

 

さて、どれも本当に美味しくって、とうてい優劣などつけられないのだけれど、あえてこの中から、私がもう一度飲みたいと切望する【おかわり希望グランプリ】を選出するとしたならば…………、

(あ、「水曜日のネコ」と「僕ビール君ビール」は除外するね、だってこの2つは私にとっての「いつものビール」なので、おかわりどころか普段からリピートしまくっちゃってるからね。)

…………今回は、

奈良醸造「MCGUFFIN」

リオ・ブルーイング・コー「Moment」

反射炉ビヤ「大吟醸政子」

の3銘柄に決定です!

「MCGUFFIN」は言うまでもなく、私の一目惚れの初恋ビール。あの松本城ビアフェスでの、まだ舌も鼻もまるで研ぎ澄まされていない初心者の時期にあれほど「美味い!好き!」って感動できたのはスゴイこと。なので、半年を経て少しはビールの味が分かるようになってきた今の私が飲んだらどんな感想を抱くのだろう、と思うところなのです。奈良醸造さん、2023年ヴァージョンの「MCGUFFIN」のリリース、期待してもいいですよね?お願いしますっ!

「Moment」は、それまで、苦いのはイヤ!キライ!と思い込んでいた私の脳に、苦いけどウマイ!いや、苦いからウマイんだ!という新鮮な感動を呼び起こしてくれた1本。繊細に味が変わっていく面白さも印象的でした。

大吟醸政子」は、ビールと日本酒のどまんなか!両方のいいとこ取り!というところが美味しかったです。日本酒酵母を使ったビールは「もりともり」や「UNDERWATER」なども飲みましたが、「もりともり」はビール寄り、「UNDERWATER」は日本酒寄りといった印象で、「大吟醸政子」の、ビールと日本酒のどちらともいえない、どちらともいえる、その絶妙なバランスに感動しました。

 

そんなわけで、私のクラフトビール半年まとめ、このへんで締めさせていただきまーす。この後もまだまだ続きます!っていうか、既に「その11」に向けて何本か飲んでいるし、この週末も飲みに行ったり買い出しに行ったりするつもりなのです。さーて、今週はどんなビールに出会えるのかなっ?楽しみ楽しみ!ヾ(*´∀`*)ノ