つれづれぶらぶら

カセットテープミュージックで久々に「レインダンスが聞こえる」を聴いた。こんなカッコいい曲だったかな。懐かしいな。

WBCすごかったね

侍ジャパン世界一奪還おめでとうございます。無敗の王座、堂々たる貫禄、まぎれもなく最強の侍軍団であったと思います。いやぁ強かった。

何しろ、NPBのスタープレイヤーのみならず、現役メジャーリーガーも合流してのチーム編成ですもんね。ここらへんは栗山監督の人望なのかな、これだけの大スターが栗山監督とともに戦いたいと集まってくる。これすごいことですよね。

まぁ、なんつっても大谷翔平ですよ。目の肥えたMLBファンをも虜にする、世界のスーパースターですよ。投げても最強、打っても最強、走っても最強。ファンサービスもインタビューの受け答えも超一流、他の選手への気遣いもできるキャプテンシーの塊、彼が微笑めば皆がメロメロになり、スタイルは8頭身でムッキムキ。ちょっとね、ありゃかなりチートすぎますよね。ステータスが異常。どんだけ前世で徳を積めば大谷翔平になれるというのか、やきうの神さまから加護を受けまくった男。アイツの噂でチャンバも走る。


www.youtube.com

それに加えて、今回はダルビッシュ有まで合流するっていうんだから、もう豪華絢爛にもほどがありますわね。早めに侍に合流してNPBの若手選手にあれこれアドバイスをしてやっているダルの姿を見ると、ああ、彼もベテランの貫禄が出てきたなぁとしみじみ。ファイターズの頃はちょっと尖がってたイメージありましたもんね。

てなわけで、お昼のワイドショーなんかはもう連日のようにオータニオータニダルビッシュササキローキの連呼状態で、正直ちょっとお腹いっぱい。この3日間でいったい何回あの2塁ベース上から3塁ベンチを鼓舞する大谷選手の映像を見たことか。それにつけても俺たちゃなんなの。ボールひとつにきりきりまいさ。

まぁ、そんなふうにひがんでみようとしたって、やっぱり今大会のMVPは大谷翔平で間違いないと私自身も思っているところだし、そりゃね、文句のつけようがないですよ。あれだけ活躍されちゃね。しかも数字だけじゃなくて、他の選手のモチベーションも引き上げていたし、本当に、今大会に侍として参加してくださってありがとうございます、と素直に拍手しますよ、ええ、ええ。

ただ、個人的には今回の大会でいい活躍をしたなと思っているのは吉田正尚レッドソックス)ですね。準決勝(メキシコ戦)での7回の同点に追いつく3ラン、9回のフォアボールで出塁して村上宗隆を全てを託すしぐさとか、痺れるぐらいかっこよかったですね。パンチ力だけじゃなく、選球眼の良さも光っていました。

あとやっぱり、ヌートバーが今回JAPANに加わってくれたことは良い効果をもたらしましたね。決して派手なタイプじゃないんだけど、自分に要求されるものをきっちり実行するフォア・ザ・チームの精神を随所で感じましたし、あと守備がすげえ上手い。性格も明るくて真面目そうだし、ああ、カープに来てくれんかいのぅ。

「村神様」こと村上宗隆にとっては、苦しい大会になりましたね。オリンピックでの誠也の姿を重ねながら、ああ、彼は必死で重圧と戦いよるんじゃな、と思うたら、とうてい責める気持ちにはならんかったですよ。でも、栗山監督もよう我慢しんさったですね。メキシコ戦の9回は、もしかしたら代打を出されてしまうかもとは思ったんですが、あのダメなら終了の局面、大谷と吉田が切り開いたラストチャンスという最重要ミッションで、逆転サヨナラ2ベースという最高の結果を出した村上選手の姿に、歓喜する以前にむしろホッとして感動しましたね。いやぁ、良かった、良かった。聞くところによると誠也がちょくちょく電話などで励ましていたそうですね。重圧の中で打てない苦しみを誰よりもよく知っている男ですからね、他人事とは思えんかったんでしょう。

JAPANの勝因は、やっぱり投手力なのかな。他のチームと比較しても、投手陣、とりわけ「中継ぎ・抑え」がしっかりしていたなというイメージです。他のチームは、先発ピッチャーは打てそうもないなぁと思っても、リリーフピッチャーの制球力が今ひとつだったりして、なんか終盤まで粘ればワンチャンあるかも?という感じでしたかね。

あと、守備に関しても、エラーや些末なミスが少なかったのが良かったです。国際大会という緊張する舞台で、しかも準決勝からは慣れないアメリカの球場。いつもどおりの動きができなくなってしまっても仕方ないと思うのに、よく動けていましたね。やきうの神さまはエラーがお嫌いで、しょうもないミスをしたチームには見向きもなさらないことは、野球ファンはみんな知っていること。そんな厳格なやきうの神さまを味方につけた此度の侍たちはやっぱり素晴らしいのですよ。

 

しかし、今回の大会であらためて思ったのは、「やっぱ声出し応援があるのっていいわぁ……」ってことですよ。トランペットとか太鼓とか選手別応援歌とかね、ウルサイゆーて嫌うての人もようけおってですけど、でも私ゃやっぱり好きです、鳴り物応援。あのきわめて日本的な一糸乱れぬ大合唱がマイアミの空に響きわたっていたのは、なんとも面白い光景だったではありませんか。

やっぱりね、私がスタジアムに行きたくなるのは、あの球場を包み込む一体感ですよ。チャンスが来れば声を張り上げ、凡退すれば足を踏み鳴らして悔しがり、しょーもない試合にはぐだーっとし、そしてまたチャンスが来れば腕を振り回し声を嗄らす、お・ま・え・が・き・め・ろ!!!

さて、WBCは終わった。もうじき野球のペナントレースが始まります。WBCも面白かったけど、私はやっぱりカープが好き。じゃけん、今年はスタジアムになるべく行っちゃるぞー!この3年間の憂さを晴らすかのように、じゃんじゃん応援しまくっちゃるぞー!でも、カープ名物「スクワット応援」ができるかどうかは、ちょっと、体力的に自信ないけど( ̄▽ ̄;)