つれづれぶらぶら

カブトと電王が映画化だとぅ?!……でもどうせヒロは出んのよな、そうなんだろうな。

『ブルーボーイ事件』

※本記事には、映画の舞台となった1960年代の社会情勢における、性的マイノリティの方々に対する侮蔑的表現が含まれています。また、映画の内容に関するネタバレがあります。あらかじめご了承ください。

 

甲府市のシアターセントラルBe館へ、『ブルーボーイ事件』という映画を観に行ってきました。シアターセントラルBe館は4年前に濱口竜介監督の『偶然と想像』を観に行って以来の再訪です。甲府市内唯一の映画館ですが、しばらく休館されていたので、再開の報を聞いた時にはホッとしました。

さて、『ブルーボーイ事件』は、1960年代に実際にあった事件(裁判)を元にした映画です。


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1965年、オリンピック景気に沸く東京で、街の浄化を目指す警察は、街に立つセックスワーカーたちを厳しく取り締まっていた。ただし、ブルーボーイと呼ばれる、性別適合手術[*当時の呼称は性転換手術]を受け、身体の特徴を女性的に変えた者たちの存在が警察の頭を悩ませていた。戸籍は男性のまま、女性として売春をする彼女たちは、現行の売春防止法では摘発対象にはならない。そこで彼らが目をつけたのが性別適合手術だった。警察は、生殖を不能にする手術は「優生保護法[*現在は母体保護法に改正]に違反するとして、ブルーボーイたちに手術を行っていた医師の赤城(山中 崇)を逮捕し、裁判にかける。

(公式サイトより抜粋)

映画の制作は日活。映画開始時に流れる日活のロゴマークが、現在のものではなく、1960年代後半に使われていたものになっています。そしてその流れから、東京オリンピックなどに沸く高度成長期の新聞記事やテレビ画面などがスクリーン上に次々と表示され、映画の時代背景を端的に伝えてくれます。

そして物語は、警察による歓楽街の一斉摘発の場面から幕を開けます。逃げまどう売春婦たちは取り押さえられ、ロープに一列にくくられて警察署に連行されます。その中には、なぜか余裕たっぷりな様子のメイやアー子たちもいます。女性の格好をしていても戸籍上は男性である「ブルーボーイ」の彼女たちには、当時の売春防止法は効果がないことを知っているからです。無罪放免になり、ウインクしながら警察署を後にする彼女たち。

画面が切り替わり、喫茶店で働く楚々とした女性の姿が現れます。本作のヒロインである「サチ」です。サチには同棲している恋人・篤彦がおり、つつましくも幸せな日々を過ごしています。しかし、篤彦と睦み合う途中で、サチは太股に伸びてきた篤彦の手をそっと押しとどめます。「……ちゃんと女になってからにしたいの」と言うサチ。そう、サチは戸籍上は男性で、睾丸摘出と陰茎切除の性別適合手術をし、近日中に女性器の形成を控えていたのでした。篤彦はそれを既に知っており、指輪を差し出してプロポーズします。笑顔で寄り添う恋人たち。

ひそやかに暮らしていたサチの前に、狩野弁護士が現れます。性別適合手術をした赤城医師が優生保護法違反で逮捕され、裁判にかけられると言うのです。赤城医師の弁護を任された狩野弁護士は、実際に赤城医師に性別適合手術を受けた者を証人として出廷させようと考え、サチに白羽の矢を立てます。しかし、サチは自分が「ブルーボーイ」であることを周囲に公言しておらず、今の生活を壊したくないと狩野弁護士の頼みを断ります。

しかし、赤城医師が逮捕されたことで、サチは女性器の形成手術ができなくなってしまいました。途方に暮れてあちらこちらの医院を訪ね歩きますが、どこからも断られ、唯一引き受けてくれた診療所は不衛生で信用できません。困り果てたサチは、かつて勤めていたゲイバー仲間のアー子と再会します。歌と踊りが大好きなアー子はショーパブを開業しようとしていました。サチはアー子のために青いドレスを作ってやります。

アー子は「アタイたちが堂々と生きられる理想の世界を作りたい」と、証人として法廷に立ちます。「アタイは女よ。生まれた時からずっと女なの」と訴えるアー子。しかし、検察官はアー子に、男性の身体であった頃に男性器は勃起したか?自慰はしたか?その際に精液は出たか?とプライバシーに関わる露骨な質問を容赦なくぶつけてきます。週刊誌の記者を含む傍聴人たちはアー子の反応にニヤニヤ笑うばかり。

けれども、アー子の尊厳を最も傷つけたのは、当の狩野弁護士の発言でした。アメリカの事例を研究してきた狩野弁護士は、赤城医師が「正当な医療」を施したことを立証するために、アー子たちは「身体の性と認識が一致しないという精神病患者」であると主張したのです。その言葉に激しく憤り、涙を流しながらアー子は叫びます。「アタイらは普通よ!普通に悩んで生きてるの!」

傷つけられたアー子は酒に溺れ、酒場で侮辱してきた男たちと喧嘩をしたあげく、死んでしまいます。アー子の死に、サチやメイたちは深く悲しみ、狩野弁護士は自分がブルーボーイたちを理解しようとしていなかったことを深く悔やむのでした。

そして、ついにサチは法廷に立つ決意をします。「私は女です」と訴えるサチに、検察官は「女にはメンス(月経)がある。形だけ女になってもあなたは女には決してなれない」と冷たい言葉を放ち、サチの心を傷つけます。週刊誌にはサチと篤彦の姿がすっぱ抜かれ、平穏な日常は壊れていきます。それでも、サチは引き続き法廷に立って訴えます。「私は、男でも女でもありません。私は私です」と────。


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観ているうちに胸が苦しくなり、喉の奥にひりつく痛みを感じていました。私が子どもの頃は、まだトランスジェンダーという言葉は存在しておらず、ゲイもドラァグクイーンもトランス女性も、雑にまとめて「オカマ」と呼ばれていた時代でした。性転換手術というものがあるのは、カルーセル麻紀さんの存在などで知っていましたが、テレビなどでは「オカマはモロッコにでも行ってこいや!」などという言葉が平然と発せられており、その言葉に出演者も観客もドッと笑う、というシーンをよく見かけました。

私が子どもの頃の、いわゆる「オカマタレント」といえば、おすぎとピーコさんや日出郎さんなどでしたが、バラエティ番組などでは「色もの枠」的な扱いを受けていました。その時代の後ですが、売れていなかった時期の藤井隆が自身の芸人としてのキャラ付けのために「オネエキャラ」を演じていたこともありましたね。オカマ、オネエは笑われる存在、という暗黙の了解が、当時のテレビにはありました。今はどうだか知りませんが。

この映画は「トランスジェンダー女性」について描いていますが、その本質的なテーマは、性差や立場を越えて、「私が私であること」とはどういうことなのか、「居場所」とは、「幸福」とは、という普遍的な問題であると感じました。生きづらさを感じたことがある人にはきっと共感できる物語だと思います。

この物語は、憲法13条に定められた「幸福追求権」に言及して幕を閉じます。公共の福祉に反しない限り、誰もが幸福を追求する権利を持つ。その権利を奪うことが、果たして許されるのでしょうか、と────。

 

映画自体の話をすると、往年の日活映画を彷彿とさせる少しざらついた質感がいいですね。また、中盤から終盤にかけてのカメラワークがとても良いです。屋上でアー子の仲間たちが楽しげに洗濯をしているシーンでは、跳ねる水しぶきの向こう側にアー子とサチの姿を映し、アー子が仲間たちの幸福を守るために裁判に出る決意をする心情を美しく描いていました。また、法廷シーンを含む「主張」のシーンでは、主張している人物の顔を真正面からしっかりと映し、その目の力で観客を引き込んでいました。

キャストは実際のトランスジェンダー当事者の方々だということで、演技初挑戦の方も多かったそうですが、その少しぎこちない演技も、逆にリアリティを感じさせました。特にアー子役のイズミ・セクシーさんの法廷での懸命な演技には思わず涙がこぼれそうになりました。ヒロインのサチを演じた中川未悠さんも、つつましやかだけれども芯の通った、毅然とした演技をしっかりと演じ切ったと思いました。

メイ役の中村中さんは俳優としての実績も豊富で、さすがに貫禄のある演技でした。死んだアー子に化粧を施してやろうとして泣き崩れるシーン、火葬場で差別的な視線を向けられ、「オカマだって死んだら焼くのよ!」と叫ぶシーン、どのシーンも迫力があり、まともに扱われることを諦めたようなメイの心の奥底にある悲しみを表現していました。

狩野弁護士を演じた錦戸亮くんは、主人公サイドの人物でありながら物語の中盤まで迷走し、憎まれるという難しい役どころ。その複雑な揺らぎを上手く演じ切っていました。目を潤ませながら幸福追求権を主張するシーン、実に良かったですねぇ。

また、傍聴人の前でサチたちを公然と愚弄する、憎たらしい時田検事にも、その発言の根拠となる「思想」があることがきちんと劇中で語られています。こういうところはフェアな脚本だなと思いました。しかし、この時田検事の「思想」とまるっきり同じ言葉を、この事件から60年が経過した現在もしばしば目にします。すなわち、「個人の我が儘を全て聞いていたら、国家が滅ぶ」と。つい先日の同性婚を巡るニュースに対するネット上の反応でもしばしば見掛けたということは、やはり時田検事の思想を支持する人々は未だに大勢いるということです。それが是か非かは、私には判断ができません。しかし、やはり、そのような発言によって傷つく人がいるという事実は、肝に銘じておきたいと感じています────、少なくとも、私自身は。

 

いろいろなことを考えさせてくれる良い映画でした。上映館は現時点ではそう多くありませんが、少しでも多くの人に観てもらえたらいいなと強く思いました。先ほども言いましたが、性差を越えた普遍的なテーマを持つ映画です。性的マイノリティの話題だと身構えずに観ていただけたら、きっと何か心の中に響くものがあるだろうと信じています。

『つれづれアニメⅡ』再生リスト作りました

YouTubeの再生リストをカセットテープ仕様で作ってみた」シリーズ、お久しぶりの第16作です。前回はこちら。

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今回のテーマは、実に4年ぶりとなるアニソン】です。

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前回の作成時や、それ以降も折に触れては、「本当はリスト化したい昔のアニソンの名曲がいっぱいあんのに、公式から無料MVが公開されていないからリスト化できないじゃないかぷんぷん」といった言葉を繰り返し述べさせていただいておりました。

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するとですね、その願いが天に届いたのか、はたまた同じような意見がたくさんレコード会社などに届いたのか、ここ3年ぐらいで、昔のアニメの無料MVが公式から多く配信されるようになったんですよヾ(*´∀`*)ノワーイ♪

というわけで、4年前に選べなかったものに最近のお気に入りを加えて、再生リストを作ってみました。今回追加したのは【つれづれアニメⅡA面】つれづれアニメⅡB面】です。過去リストも含めてお楽しみくださいっ!

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ここで、リスト作成のマイルールを再確認しておきますね~。ちなみに、今回はA面・B面ともにぴったり23分なんだぜふふふ(*^▽^*)

① 動画の時間数で計算して、A面23分前後・B面23分前後の2つのリストを作る

② アーティスト又はレーベル公式サイトに掲載された公式のミュージックビデオで、さらに無料公開されているものだけを使う

では、1曲ずつ貼っていきますね~。

 

【つれづれアニメⅡA面】総時間数23分00秒


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『しかのこのこのここしたんたん』OP「シカ色デイズ」

 


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『マッシュル -MASHLE- 』第1期ED「シュークリーム・ファンク」

 


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『えぶりでいホスト』第1期OP「えぶりでいホスト」

 


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『極主夫道』OP「シュフノミチ」

 


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四畳半神話大系』ED「神様のいうとおり」

 


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『四畳半タイムマシンブルース』主題歌「出町柳パラレルユニバース」

 


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『ひゃくえむ。』主題歌「らしさ」

 


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明日のナージャ』ED「けせら・せら」

 

【つれづれアニメⅡB面】総時間数23分00秒


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らき☆すた』OP「もってけ!セーラーふく

 


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『九龍ジェネリックロマンス』OP「サマータイムゴースト」

 


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『クラユカバ』主題歌「内緒の唄」

 


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『よふかしのうた』第2期OP「Mirage

 


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Fate/stay night』 OP「disillusion

 


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BLACK LAGOON』OP「Red fraction

 


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DEVILMAN crybaby』OP「MAN HUMAN」

 


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平家物語』ED「unified perspective」

 

音量にバラつきがあるのはご容赦ください。どうして各社ごとに音量が違うんだろうね。まぁ、そこはそれ、各自で音量調整いただけましたら幸いです。

『つれづれアニソン』と同様に、最初は同じアニメのOPとEDで挟む込めたらいいなーなんて思って、色々と調整していたんですが、時間数などなどの事情で諦めました。とはいえ、一応はそれぞれの面の1曲目はOP曲、最後の曲はED曲という形式にはしております。

A-1は、一時期めっちゃバズっていた、おバカギャグアニメ『しかのこのこのここしたんたん』。正直、あれはアニメそのものというより放送前からのプロモーションが上手かったのではと今になっては思うのだが如何。ま、いっか。ぬん。

A-2は、大好きなフィロソフィーのダンス。実は『マッシュル』は観ていなくて、なんでフィロのスがシュークリームの歌を歌っているのか、しばらく謎であった。モジモジくんをやっている5人がひたすらおバカ可愛くて善き。

A-3は、鬼龍院翔が楽曲を提供した『えぶりでいホスト』。そういえばラレコさんは『アグレッシブ烈子』の後どうしているんだろうと検索したらこのアニメに辿り着きました。3分間のショートアニメながら、ギャグとシリアスの振れ幅がラレコ流。

A-4は、Netflixの『極主夫道』。主題歌を歌うのは打首獄門同好会。原作のコマをそのまま流して観ているかのような紙芝居アニメで、その原作のままの作り込まない感じがナンセンスなギャグに合ってて面白かった。やっぱツダケンの声はいいのう。

A-5は、『もっと評価されるべきアニソンまとめ』にも挙げた楽曲なんですが、その後、砂原良徳(まりん)公式チャンネルで配信されているのを発見。まりんありがとー!音の透明感がとにかく素晴らしくて両耳がめっちゃ気持ちイイ~!

A-6は、四畳半繋がりで映画『四畳半タイムマシンブルース』の主題歌。四畳半キャラに扮したアジカンのメンバーが、最初は違和感バリバリだったのに、曲が進むにつれてキャラそのものに見えてくるのが楽しい。

A-7は、先日観たばかりの映画『ひゃくえむ。』からヒゲダンの主題歌。映画の名シーンをパッチワークのように集めたMVで、眺めていると映画の中のあれこれを思い出してジーンとするね。本当に良い映画なので、公開中のうちに是非どうぞ。

A-8は、『続・もっと評価されるべきアニソンまとめ』で公式MV化を切望していた楽曲。東映さんありがとう。何度見てもこのEDは楽曲もアニメも可愛い。本当にね、細田守は演出家としては最高なんだから、そろそろ脚本は止(以下自粛)。

B-1は、『もっと評価されるべきアニソンまとめ』で公式MV化を熱望していた、日常系萌えアニメのド定番『らき☆すた』の伝説のOP曲。畑亜貴の最高傑作のひとつだと言っても過言ではなかろう。この歌詞のセンスは唯一無二。

B-2は、水曜日のカンパネラ×『九龍ジェネリックロマンス』。アニメの世界観にピッタリ合った歌詞がイイですね。詩羽ちゃんの声と滑舌の良さもイイんだよなぁ。MVの構成もとても上手くて、もういっぺんアニメを観返したくなっちゃう。

B-3は、映画『クラユカバ』からチャラン・ポ・ランタンの主題歌。あの映画のアングラ感(文字どおり「アンダーグラウンド」の話だもんな)に、チャランポのレトロで華やかで妖しい雰囲気がしっくり来るのよね。

B-4は、Creepy Nuts。本当はEDの「よふかしのうた」をチョイスしたかったけど、時間の関係で「Mirage」。だけど、こっちもオトナっぽい雰囲気で、歌詞も作品の世界観に寄り添っていて素晴らしい。艶っぽくて危ない雰囲気のMVもすごく好き。

B-5は、懐かしいところで『Fate/stay night』の2006年版テレビアニメ版OP。この主題歌は、原作のPCゲームのメインテーマをアレンジしたもの。タイナカサチさんの透明感のある歌声が、セイバーの凛々しくも清楚な雰囲気に合っていてとても好き。

B-6は、待ってました『BLACK LAGOON』!フル音源の公式化ありがとうございます。やっぱカッコイイなー。曲が終わった後に、無いはずの「3つの銃声」が耳の中に響いてきたなら、アナタは立派なロアナプラの住人よ(笑)

B-7は、やっぱり電気グルーヴがないと落ち着かんので、ライブ版の「MAN HUMAN」。「電気グルーヴ10周年の歌」の歌い終わりから吐息ひとつで一気に雰囲気がダークに堕ちるのがゾワッと来る感じでたまらん!この悪魔的カッコ良さを体感せよ!

B-8は、以前の記事でも取り上げた『平家物語』ED。上の「MAN HUMAN」にも参加している牛尾憲輔とスチャANIがタッグを組んだ、諸行無常感ただようアンビエント・ヒップホップ。お経のようなラップと、意表をつく曲の転換が最高に良い。

 

今回はこんな感じになりました。いやー、ホント、昔の良アニソンが次々と公式化されていく流れがとても嬉しいです。まだまだ公式化を待っているアニソンがたくさんありますので、権利者の皆々さまにおかれましては、気前の良いご対応をお願い申し上げたい所存でございます。何とぞ。何とぞm(__)m

最近のあれこれ(2025年の師走直前)

相変わらず、腕と肩と首が痛い日々です。

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上の記事を書いた後、いよいよ本気で痛みが耐えがたくなりまして、仕事にも集中できない状態になりましたもんで、整形外科に行ってきたんです。レントゲンを撮って、医師の問診を受けまして、診断結果は「頚椎症かつ五十肩」。レントゲン写真によると、椎間板が狭くなっていることから神経が圧迫されて肩から腕に痺れが生じているのだろうということ、しかしながら肩などの骨自体に異常はないのに腕の可動域が狭まっているということは五十肩であろう、ということでした。というわけで、めでたく(仮)が外れまして、正式に「五十肩」と名乗れるようになりました。めでたいのか?

そこで、両肩の上部にステロイド注射を打ってもらったんですが、これがまあビックリするほどよく効く。あれほど耐え難かった痛みがスッと穏やかになったんですよ。いやまぁ、完全に痛みが消えたわけではないんですけどね、直前の痛みの強さが95だとすると、注射後は15ぐらいまで一気に痛みがひいたという。ただ、ステロイドは頻繁に打つことができない(3か月ぐらいは効果が続くそうだけど)らしいので、次に痛みがぶり返してきた場合はヒアルロン酸注射になります、とのことでした。

後は、なるべく頻繁に首の牽引に来たほうがいいとのことで、土曜日とか、仕事を早退した日とかにちょこちょこ通うようにはしています。あとはリハビリ(マッサージ)。専属の理学療法士の方が、医師のカルテをもとに、丁寧に丁寧にソフトなタッチでこわばった筋肉をほぐしてくれます。ぐにぐにゴリゴリやる一般的なマッサージとは違って、やわやわちまちま、って感じだったので、正直、こんなんで効果があるのかなぁと思ったんですが、リハビリが終わった後で肩の血行が一気に良くなったらしくて、めちゃくちゃ眠くなって急いで家に帰ってお昼寝しました。ぐっすり眠れる幸せ~~~。

ま、そんなわけで、相変わらず腕と肩と首が痛い毎日なんですけれども、少なくともちゃんと眠れるようにはなったし、こうやって落ち着いてパソコンを打てるぐらいには改善しているということです。いや、ま、やっぱりシートベルトは片手で締められませんし、ジャケットもひとりでは着られません。朝は旦那に着せてもらって、仕事終わりは同期の同僚が「はいはいジャケット着るのよね」と言いながら着せてくれます。人間関係に恵まれております。いつもありがとよ……。

あ、あと、ウエストポーチはやっぱり買って良かったです。肩に荷物の重みがかかっていないのって、やっぱ解放感ありますね。欲を言えばもっとフェミニンなデザインで、かつ容量の大きなウエストポーチがあればいいんですけどね。女性向けはやっぱりほとんどがショルダーバッグなんだよなー。むー。

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***

 

ビア検1級の受検結果が正式に出ました!

不合格なのは最初からわかっていたから今さら何も思うことがないんだけれど、点数が自分の予想していたよりも高くて、なんと71点!やったー!ヾ(*´∀`*)ノ

なんで喜んでいるのかというと、以前ちょろっとお話ししたんですが、前年度の1級受検で70点以上取ると、その次年度の受検の際に「高得点スペシャル割」ということで受検料が割引になるんですよ。

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来年度も同じ制度でやってくれるかはわからないんですけどね、ともあれモチベーションUPにはなりますよね。次こそはやったるでい!というね。

しかしながら、ビア検1級受検者の諸先輩方によると、1級には「70点台の壁」と呼ばれるものがあるらしくてですね、何度も受検している方々はたいていその70点台のところで足踏みしてしまって、なかなかそこを突破できないらしいのです。うーむ。

でもね、今回、事前にヱビスタウンで論述問題の対策練習をせっせとやったおかげで、おそらく論述問題に関しては20点満点かそれに近い点数がもらえたみたいです。やったぜ。たとえ辺境の零細個人ブログ書きといえども、自分の書いた文章を世間様に披露し続けている人間として、文章問題で×を喰らうのはやはり面白くない。今回のでわかったのは、やっぱり文章は書いて書いて書き続けてナンボということですね。何の準備もしないでいきなりぱぱっと書けるほど、論述問題は甘くねえってことですよ。千本ノックに素振り、投げ込み、塁間ダッシュ。日々の基礎練習が大事なんじゃあぃ!

ま、そんなことで、意外にも好成績であったことに気を良くして、来年度に向けてのやる気がむくむく湧いてきておりますよ。そろそろまたビールの勉強もしなくっちゃだし、研究記事も書きたいわね。図書館が私を呼んでいるゥゥゥ!( *´艸`)

 

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最近のお楽しみは、ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』と、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語 TV Edition』を、TVerで観ることですね。

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『じゃあつく』のほうは、原作漫画をちょこっとだけ読んだことがあったぐらいで、ドライブ(竹内涼真くん)と夏帆ちゃんかぁ、通勤電車の暇つぶしにちょっとだけ観てみるか、とTVerを起動してみたら、これが面白いのなんのって。とにもかくにも、竹内涼真くんが激ハマりっていうか、昭和脳の無自覚偏見男を屈託なくウザく演じているのが良くて、しかも自分の中の偏見に気づいてから懸命にアップデートしようともがいているさまが、なんて言うかもう、頑張れーーーー!って応援したくなっちゃうぐらい可愛い。竹内涼真くんの暑苦しさと爽やかさの両面がイイ感じに抽出されてて、これは非常に良いキャスティング!

しかも、古臭い男をあざ笑う系のドラマかと思わせておきながら、実は夏帆ちゃん演じるヒロイン自身が古臭い価値観に縛られていて、ヒロイン自身も懸命にアップデートする物語だというね。男とか女とか、恋愛だとか結婚だとか、そういう形よりも前に、人と人はちゃんと向き合って伝え合う必要があるんですよっていう強いメッセージがあって、すごくイイですね、このドラマ。

 

まどマギ』のほうは、ストーリー自体は既に知っているんだけれども、今回の再編集版の白眉は、やっぱり「狩野英孝の副音声コメンタリー」でしょう。『まどマギ』を1ミリも知らない英孝ちゃんが、1話から鑑賞しながら、素でリアクションしている様子を副音声で流すという、この画期的な取り組み(笑)

そんで、テレビの本放送では副音声のコメンタリーだけなんだけど、TVerだとアニメ映像と英孝ちゃんが鑑賞している映像が同一画面上で鑑賞できるという。英孝ちゃんがショックを受けてのけぞったり顔を手で覆ったりするリアクションや、キュゥべえに対する嫌悪の表情などを存分に堪能できます。なんせこっちは先の展開も全部知っているので、英孝ちゃんがどこでショックを受けるかもだいたい予想できるから、来るぞ…来るぞ……って感じで待っているんですね。そんで、予想どおり激しいリアクションをするのを観て、うんうん、って満足しちゃう。あれ、性格悪いのかな私(笑)

それにしても虚淵玄のシナリオはやっぱり凶悪である。手間暇をかけて、ほんわか優しい世界を丁寧に作り上げておいて、それを一瞬で叩き潰す、容赦もなく踏みにじるという、悪意に満ちたシナリオを書かせると天才的である。仮面ライダー鎧武での「そういう悪い子供こそ、本当に悪い大人の格好の餌食になるからさ!」はすべてのイキっているガキどもに聞かせたい名言であることよ……( ̄▽ ̄;)