つれづれぶらぶら

なんかいきなりアクセス数が多いなと思ったら、黄金頭さんがブクマしてくださったらしい。うひゃあ。畏れ多くて震えちゃうわ。

週末ビア旅行【Far Yeast Tokyo Brewery & Grill(東京都品川区)】

前回の記事で、お台場のイベントに遅刻してしまったことを告白したのですが、その敗因は何であったのかということについては、……うん、もう皆さんお分かりですよね、クラフトビール飲んでました、はい。

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言うまでもなく、クラフトビールは悪くない。せっかくの東京行きだから併せて「週末ビア旅行」をしようとした考えだって悪くない。悪は存在しない、ええ、そうです。

でね、都内にブルワリーはたくさんあるし、ブルーパブも数多ある。そういう意味ではよりどりみどりなんだけど、ちょっぴり残念なことに、多くのブルーパブは午後から営業開始っていうところが多くて、13時からのイベントの前にお台場の近くでちょこっと飲ませてくれるブルーパブというとかなり絞られてくる。その中で私の目に留まったのが、五反田にあるFar Yeast Brewingさんの【Far Yeast Tokyo Brewery & Grill】。

Far Yeast Brewingさんのメインの醸造所は山梨県小菅村にあるんですが、こちらの東京醸造所では小規模で実験的なビールを主に醸造しているのだそうで、その醸造所に併設するパブがこちらです。午前11時30分オープン。開店直後に入って、ササッと飲んで、その後で大崎駅からりんかい線に乗れば何とかイケんじゃね?よっし、ここにしよ!

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山手線の五反田駅を降りて、ちょっと迷いながら5分ほど歩くと、目黒川を越えた東急池上線の高架下にそのお店はありました。到着したのはオープン直前の11時25分でしたが、既に2~3組のお客さんが開店を待っていました。

店に入ると、各テーブルにQRコードがあって、スマホで読み込んで注文する方式。最近のお洒落なレストランでよくあるやつ。手軽でいいんだけど、店員さんにビールの相談をしながら注文できないのは、ちぃと寂しいのぅ。

ま、今回、何を飲むかは既に決めていたので無問題。私はファーイーストさんの野生酵母を使った樽熟成ビールのラインナップである【Off Trail】シリーズが好きで、その新作が出たと聞いていたのですよ。このブログでも、以前【‘Cot in a Funk】と【LIGHTNING STRIKE 〜稲妻〜】をご紹介していますね。

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今回注文したのは、【Off Trail Gimme Those Fairy Wings】。

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最長27ヶ月もの熟成を経たバレルエイジドサワー。鼻を近づけると、野生酵母由来の朽ちて湿った樹のような匂いがします。おおっ、これよこの「くっさい香り」こそがバレルエイジドの醍醐味よ(褒め言葉)

同時に、フルーツビネガーのような酸っぱさが広がるんだけど、こちらは覚悟していたほどには「すっぺえええ」って感じではなくて比較的穏やか。大量に投入されたベリーピューレの甘酸っぱさが上手く全体をまとめているなぁという感じです。なので、ごくごくイケるぜ!とは言わないものの、それほど飲みにくくはないです。まぁ、言うて初心者向けとも思わんが。初心者が初手から【Off Trail】に手を着けるのはかなりのチャレンジャーだと思うの(;^_^A

 

そんでもって、このビールに合わせるのは、ミックスナッツに、フライドチキン1ピース&フライドポテト。本音を言えば美味しそうなグリル料理がメニューに並んでいたから気になっていたんだけれども、この後のスケジュールが押していることを考えたら、すぐに食べられる軽めのものがいいのかなって(←まだ冷静)

 

軽食をつまみながら 【Gimme Those Fairy Wings】をちびちび。あ、ちなみにこのお店では好きなビールのラベル(缶に巻くシール)をお持ち帰りしていいよってことで、カウンター前にいくつか置いてあったんだけど、残念ながら今日飲んだビールのラベルはなし。他のラベルもカッコいいんでどうしようかなって思ったけど、ま、今回は遠慮しときましょうかね。

【Gimme Those Fairy Wings】を飲み終えて────、うむ、やっぱりバレルエイジドは面白いな、温度帯の違いでどんどん香りが変わってくるのがたまらんのよのぅ、と、ほろ酔い気分で気持ち良くなって、うん、うん、そうだな、せっかくの機会だし────、

 

やっぱ、もう1杯いっとこか!(←敗因)

 

だってぇ、だってぇ、メニューの中にラドラー(レモネードを使ったビールカクテル)があったんだもん。アルコール度数も低いし、暑いからちょっと甘いのも欲しいかなーって思っちゃったんだもんッ。

というわけで、【Far Yeast RADLER 2024】を注文。山梨県産レモンをふんだんに使用しているそうですよ。

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甘いレモンジュースの香りに油断して口に含むと、ちょっと予想外の苦さがギュッとやってきます。ビールの苦みというよりは、レモンの皮の内側の白いとこを噛んでしまったみたいな感じの苦みっていうか。この苦さも相まって、甘さはあるけど、もっちゃりした感じはなく、キリッとスッキリした飲みごたえ。あ、この甘みは砂糖じゃなくてステビアを使ってるのか。だからか、すごくサッパリした味わいに仕上がってますね。

 

そんで、ふとスマホに目を落として、うぎゃーッッッ!りんかい線に間に合わないーッッッ!!!とようやく気づきまして、すぐに会計を済ませて店を飛び出し、お台場に向けてダッシュしたんですが、結果は前の記事に書いたとおり。トホホ。

まぁ、敗因は明白ですから今さら悔やんでも仕方がない。ビールも料理も美味かった、そこに後悔はない。悪は存在しない。ただ、私が時間を忘れていた、ただ、……ただ、それだけ、の、こと……(泡を噴いて倒れる)