つれづれぶらぶら

嬉しいニュースが飛び込んできたヾ(^▽^)ノ

クラフトビールを飲んでみた・その21

「飲んだクラフトビールの感想をブログの下書きに書き溜めておこうシリーズ」、その21回目です。前回までのまとめはこちら。

sister-akiho.hatenablog.com

今さらながら不思議なんですけど、なんで「ビール嫌い」なのに、ここまで飽きずにハマっていられるのかなぁと。

そんでね、1年経ったんだし、ちょっと方向性を変えてみたらどうかしら、と思いましてね、ミード(蜂蜜酒)とかシードル(林檎酒)とか、あれこれビール以外のアルコール飲料も試してみたんですね。

うん、美味い。甘くておいし~い。美味しいね~。………うん。困ったことに、それ以上の感想が出てこないっていうね。間違いなく美味しいんですよ。でもなんつーか、グラスの途中ぐらいで飽きてきちゃうっていうか。うーむ。

そんでね、やっぱり私がクラフトビールに惹きつけられている理由は、やっぱり「多様性・おもしろさ」なんだなって、あらためて気づいたんですよ。ぶっちゃけね、こんだけ色んなクラフトビールを飲んでいれば、最終的には「いつものビール」に戻ってくるんじゃないかなって、青い鳥は我が家にいたんだね的な結論に辿り着くんじゃないかなって、そういう予想をしていたんですが、いや、どうやらまだその方向には進みそうもないっすね。まだまだしばらくはビール世界の水平線の向こう側を目指す旅を続けることになりそうです。そして今日も、酒屋の扉を開けて、私は問いかけるのです「変わったビールはありませんか」と。

 

ま、そんな前置きはさておき、今年の秋に飲んでいたビールをご紹介しますよー。まずは、奥多摩のバテレさんのショップで購入したビール3本から。氷川渓谷の美しい秋の光景と一緒にお楽しみくださいね。頑張って撮ってきたんだぜぃ( *´艸`)

 

1 VERTERE「Hortia」

( Lithuanian Wit ABV5.5% IBU10)

verterebrew.com

リトアニアンウィットというスタイル。ウィットってことは小麦ビールだな。オレンジピールコリアンダーも入ってるみたいだからベルジャンホワイトみたいな感じなのかな?とか予想しながら缶のプルタブをプシュっ。

液色はわずかに濁った淡い蜂蜜色。泡がふっくら。蜂蜜みたいな甘い香りと、鼻腔にスーッと抜けていく爽やかな香りが心地良いです。飲み口はとっても軽~い。口に入る時には、丸みのある酸味と軽い苦みを感じ、吐く息とともに甘く華やかな後味に変わります。わーい、飲みやすーい。口の中に少しだけ含んで、味わいをじっくりと分析しようと思うのに、ついつい、くいくいくいーっと喉の奥に流し込んじゃう。500ミリリットルなのに全然しんどくなーい。うみゃーい!

 

2 VERTERE「Zenobia

( Sour TIPA ABV10.0% IBU-)

液色は明るいオレンジで、ほんのり濁っています。口に含むと、桃を思わせるジューシーな甘酸っぱさが華やかに広がります。が、同時に「あ、やば」と脳が警鐘を鳴らしてきます。こ、これは、明らかにアルコール度数が高いのでは。瞬く間に、くわーっと脳に酔いが押し寄せてくる。慌てて缶の表示を読むと、うわーっ10度あんじゃん(^_^;)

そんなわけで水をグラスにたくさん汲んできて、ビールを飲むたびに同量の水を飲みながら味わいました。本当に甘酸っぱくて美味しい。IPAと言いつつも全然苦くないし。ただ、と、とにかく、酔っぱらわないように、くれぐれも気をつけてね。

 

3 VERTERE「Benitoa」

( Belgian Blonde ABV5.5% IBU10)

verterebrew.com

極めて個人的な話をすると、これを飲んだ日は、仕事が何をやってもうまくいかない日で、イライラしながら帰宅したわけです。あー、もー、自分には何にもいいことが起こらないんじゃないのーぉ、という捨て鉢な感覚に陥りかけて、ふと冷蔵庫を開けたら、あ、そうだ、自分にはバテレのビールがあったんだった。

缶を開けて、愛用のバテレのチューリップグラスに黄橙色の液体がゆったりと満ちていくのを眺めていると、さっきまでの波打つ気分がスーッと凪いでいくのを感じます。柔らかな白い泡に鼻を近づけてみると、ふわっと、桃やプラムのようなフルーティな優しい香りが鼻腔に優しく流れ込んできます。わーいっ!なんて素敵な香り!その芳香に促されるように一口飲んでみると、ほのかに甘酸っぱくて、めちゃくちゃ飲みやすーい!美味しーい!さっきまでの憂鬱はどこへやら、楽しくて鼻歌なんか歌っちゃったりして、やっぱバテレは最高だね。「戦闘力を求められる現代社会においてバテレの500ミリリットル缶と同棲することは有効」ってヤツですな。

ぬるくなってくると、ベルジャン酵母由来の独特のバナナのような香りが出てきます。これはこれで美味しいけど、個人的には冷えてたときのほうが好みかな。

 

4 Far Yeast Brewing「Off Trail LIGHTNING STRIKE 稲妻」

( Barrel Aged Sour Pale Ale with Ume ABV5.0% IBU-)

faryeast.com

松本市美術館の近くに、「Hop Frog Cafe」という自家焙煎珈琲とクラフトビールを扱うお洒落なカフェバーがありまして、何が最高かって、朝の9時(!)から堂々とクラフトビールを提供しているってことなんですが、珈琲もナイトロ(窒素)仕立てだったり、麦芽粕を生地に練り込んだパンで作ったサンドイッチなんかも美味しくてね、なかなか素敵なお店なんです。松本にお越しの折は是非お立ち寄りくださいね。

hopfrogcafe.biz

なにげにタップも10個あります。クラフトビールのラインナップも定番から変わり種までバランス良く揃えてあってGOOD。ってなわけで、私はもちろんファーイーストさんの実験作シリーズ「Off Trail」の、梅の実を使ったバレルエイジドを頂きましょう。

液色はやや濁った黄橙色。鼻を近づけると、強い酵母の香りに混ざって、その奥から梅や蜂蜜のような香りも漂ってきます。口に含むと、舌を鋭く刺激するようなキュッと来る酸っぱさ。酸味がじわーっと舌の上に残り、梅干しを食べた時のように、口の中に唾液がどっと出てきます。ちびちびと時間をかけて味の変化を楽しみました。ぬるくなってくると、舌を刺すような刺激は次第に弱まって、酵母の人懐っこいような旨みが出てきますね。

 

5 丹後王国ブルワリー「メルツェン」

( メルツェン ABV5.0% IBU?)

tango-kingdom-onlineshop.com

メルツェンというのは、ドイツの有名なビール祭・オクトーバーフェストのために春から仕込むラガーのスタイルなんだそうで、どこか懐かしさを感じるクラシックな風情がありますね。

液色はわずかに濁ったオレンジ色で、グラスに鼻を近づけるとメープルシロップのような甘い香りがします。口に含むと、すっきりした麦芽の甘さがあり、喉ごしがとてもなめらかでするすると飲めます。苦みは少なめ。

 

6 FARCRY BREWING「THANKS JESUS Have a good Retirement」

( Strong Ale ABV8.5% IBU33)

farcry-brewing.com

いつものストーブハウス原村さんで、だいぶ寒くなってきたよね、秋から冬にかけて何かチビチビ飲める良いヤツないかしらという話をしていて、アンバー、ブラウン、スタウトあたりの、色が濃くてアルコール度数高めのヤツがいいんじゃないかね、ということで、この店で以前から気になっていたこちらを、とうとう試す時期が来たようですね。アルコール度数8%のストロングエールです。

液色は褐色で、カラメルのような甘い香りがします。口に含むと、ふくよかな甘さとともに、ピリッとしたアルコールの刺激を感じます。さまざまなスパイスの複雑な香りが鼻腔に充満し、そこへ苦みが遅れてやってきます。この甘み&苦み&スパイスの組み合わせ……、なんだか懐かしいような気がする……と記憶の糸を手繰っていくと、幼い頃、風邪をひいた時に飲むシロップを思い出しました。母が薬瓶のキャップに注いで飲ませてくれた、甘いんだけどちょっと苦くて漢方薬の匂いがする、懐かしい味覚の記憶。

冬の日のお布団の暖かさ。お粥を煮るふつふついう音。ストーブの上でしゅんしゅん鳴るヤカン。窓の外の公園から聞こえる、子どもたちの賑やかな声。そんな記憶が一瞬にしてよみがえってきます。「プルースト効果」ってやつかしら。愛された子どもだったんだなと、自分自身が母になった今、両親の愛情を噛みしめながらちびりちびりと飲みました。あ、やわらぎ水をお忘れなく。

 

7 三陸ビール「週末のうみねこ

( ベルジャンホワイト ABV5.0% IBU15)

sanrikubeer.com

岩手県大船渡市の三陸ビールさんのベルジャンホワイト。岩手県気仙地区で採取した気仙椿の茶葉を副原料に使用しているそうですよ。

液色は明るい黄色。グラスの中に、酵母がゆらゆらと揺らめいて見えます。柑橘系の穏やかな香り。口に含むとほんのり甘く、心地よい酸味があって、とてもすっきりしています。苦みはほぼなし。とても飲みやすくて、するする喉に入ってきますね。ぬるくなるにつれて甘みが増してきて、まるで果実を漬け込んだお酒を飲んでいるかのようにフルーティ。これ好きだな。うまうま。

 

8 Budejovicky Budvar「Budvar」

ピルスナー ABV5.0% IBU?)

czechrepublic.jp

行きつけの酒屋さんに立ち寄ったら、「このブドバー、賞味期限が迫ってるので250円にしときますけどどうですか?」と言われて、えっ、ブドバーって、あの有名なブドバー?買います買います!と迷わず購入したもの。

そう、ビール好きにはたいへん有名な「あの」ブドバー。チェコを代表するクラシックラガーではあるものの、アメリカのバドワイザーに先に商標登録されてしまったがためにバドワイザーと名乗ることができない、あの悲運のピルスナーであります。しかしながらピルスナーと言えばウルケルかブドバーかと言われるほどの世界的な銘柄なのですよ。

グラスに注ぐと、透明感のある金色の液体が美しいです。口に含むと、ああ懐かしい!まだ新人OLだった頃に先輩たちに連れて行ってもらった、ちょっとお洒落なビアガーデンで飲んだ(それこそバドワイザーあたりの)クラシックラガーの記憶が一気に蘇ります。蜂蜜のような甘やかな香りに、芳醇な麦の味わい。苦みは穏やかで飲みやすく、すっきりした酸味とふくよかな甘さ。懐かしい味わいです。ああビールって美味しい飲み物だったんだな。

 

9 南信州ビール「ogna YAMASO HOP」

( フルーツビール ABV9.0% IBU9.2)

ogna-beer.com

信州宮田村産のぶどう・ヤマソービニオン(山ぶどうとカベルネソービニオンのワイン用交配品種)の果汁を原料に使用したフルーツビール。

グラスに注ぐと、赤紫色の美しいワイン色……っていうか、泡の出るワインって感じの見た目だな?と思いつつ、一口。ぶどうの甘さと渋みがまろやかに口の中に広がり、若々しい赤ワインのような……っていうか、うん?これ、本当にビールなのか?って何度も瓶のラベルを見直してしまったぐらいに、かなりワイン寄りのビール。飲んだ日がちょうどボージョレ・ヌーヴォーの解禁日だったので、なおさらに「これはワインだよな?」って感じがしました。ビールが苦手な人にはむしろ喜ばれるかもしんないね。ただし、アルコール度数の高さもワイン寄りなのでお気をつけあそばせ。

 

今回はこんなラインナップでお送りしました。やっぱり寒くなってきたせいか、度数が高めのものが増えてきましたかね。ゆっくりちびちび時間をかけて味わう、そういうビールの楽しみ方もあるんだっていうことをお伝えできたなら幸いです。ではまた。