「飲んだクラフトビールの感想をブログの下書きに書き溜めておこうシリーズ」の第14回でーす。ちなみに、前回の記事はまたもや「今日のはてなブログ」に取り上げていただきまして、ええ、とっても嬉しいんですけど、にわかクラフトビールファン丸出しなんで気恥ずかしいっていうか……いや、まぁ、嬉しいんですけどね?(;^_^A
暑くなってきましたね。いよいよ本格的なビールの季節だー。私の好きなサワーエールが出始める季節がやってきたー!ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
冬のあいだ続いていた「ヘイジーいやいや期」もようやく収まったようで、選択肢にヘイジーも普通に入ってくるようになりました。要するに、あんまり一気に特定のスタイルに偏らなければええんやな。バランス良く色んなものを楽しんでいきたいです。
さて、今回ご紹介するビールはこちら。
1 Y.MARKET BREWING「Purple Sky Pale Ale」
(American Pale Ale ABV5.5% IBU24)
旦那が休みの日に運転をお願いして、ストーブハウス原村店さんで頂きました。バテレのグラスに注いでもらって、温かなお庭でごくごく。やっぱりビールはお日さまの下で飲むのが一番美味しいね。
名古屋のY.MARKETさんの定番ビールのひとつ。柑橘系の爽やかな香りで、飲み口はジューシー。冷たいうちは苦みと酸味を強く感じるけど、ぬるくなると苦みと酸味が穏やかになって、ほのかな甘味がふんわり出てくる感じですね。
2 ひみつビール「SPARKLE」
(SMaSH Sour Ale ABV4.0% IBU?)
汗をかくような暑い日にはやっぱりサワービールが一番!ホップのフルーティな香りが心地良い。変な癖がないから、すっごく飲みやすくてゴクゴクいけちゃいますね。使用したホップは一種類のみ、副材料なし、すっきり酸っぱいシンプルなサワー。
3 うちゅうブルーイング「ATOM DRAGONFRUIT」
(TROPICAL SMOOTHIE SOUR ABV5.0% IBU?)
久しぶりに!うちゅうさんの!とろとろすっぱうまいスムージーを!飲むぞーっ!
今回はパイナップル×ココナッツ×ドラゴンフルーツ。缶のプルタブを引くと、どっピンクのどろんどろんの液体がぶくぶくと溢れ出してきます。分かっちゃいたけど、久々に見るとやっぱビックリするなぁ。あたり一面にはパイナップルの甘い甘い香り。一口飲むと────やっぱ笑っちゃうよなぁ、甘酸っぱいパイナップルスムージーなんだもん!果実の繊維質をわざと残しているのか、舌に触れるざらざらした食感も楽しいね。ときどきプチプチした食感が混ざるのは、ドラゴンフルーツの種だそうです。めっちゃ甘くて美味し~~~~~い!やっぱうちゅうさんのスムージーは固定概念をひっくり返してくれる気分アゲアゲうまうまドリンクだわ。真夏に海沿いのリゾートホテルのテラスで飲んだら最高じゃん?あと、アルコール度数が(うちゅうさんにしては比較的)低いのが嬉しいね。
4 奈良醸造「LOVE AFFAIR」
(FRUIT SOUR ALE ABV5.0% IBU8)
待ってましたッ、奈良醸造さんのフルーツサワー!松本城のビアフェスで奈良醸造さんのフルーツビールに恋してしまった私としては、待望の新作です。パッションフルーツとブラッドオレンジの果汁を加えて、ラカンセア酵母で作ったサワーですね。
液色はやや濁りのある黄色で、パッションフルーツの甘い香りがふわっと漂います。一口飲むと、なんともほどよい酸味。酸っぱいんだけどしつこくなくて、口の中で穏やかにスーッと消えていきます。後味にかすかにオレンジの甘さを感じますね。苦みはほぼなし。なんとなくシャルドネやマスカットのスパーリングワインを連想しちゃいました。ああ、めっちゃ美味しいっす……。やっぱり奈良醸造さんのフルーツビールは上品で……、惚れずにはいられないわ……、これが本当の「LOVE AFFAIR」(恋愛)ね。
5 奈良醸造「MEMORY GARDEN」
(KÖLSCH ABV5.5% IBU15)
透き通った淡い黄色の液に、泡がふっくらと重なっています。グラスに注いだ時点で鼻を近づけて嗅いでみると、かすかにオレンジの香り。ところが、口に含んだ瞬間、口の中いっぱいにローズマリーの香りが一気に広がります。ローズマリーの、針葉樹を思わせるシャープで鮮やかな香りにびっくり。味わい自体は王道のケルシュなんだけど、この香りのインパクトよ。普通のビールかなと思わせといて自己主張はしっかりする、そういうとこ好きだよ奈良醸造さん。苦みは少しありますが、ぬるくなっていくにしたがって苦みが落ち着いて、蜂蜜のような甘い香りがほのかにプラスされていきます。初夏の風が吹きわたる、新緑の庭園のイメージですね。
6 Be Easy Brewing「KOGIN」
(Apple Basil Saison ABV5.0% IBU?)
さくらとお城とリンゴの街、青森県弘前市の「Be Easy Brewing」さん。弘前市へは新婚旅行で行ったなぁ。夏の盛りに行ったので予想以上に暑くて、旦那が「青森だから涼しいと思ってた……」と呻きながら弘前城のベンチでへばってたっけ(笑)
それはさておき、セゾンといえば、ベルギーの農家が作っていた自家製ビールがその起源。それぞれの農家によって味が異なる、まぁ要するに「おらがビール」ってやつですね。そんなわけで「もし昔の弘前の農家の人がセゾンを作ったら」というアイディアで、王林のりんごジュースに焼きりんご、畑で育ったバジルを加えて作ったのがこのビールなんだそうですよ。
液色は、やや濁った明るい黄橙色。泡はふっくら。グラスから立ちのぼるのはリンゴの甘い香り。だけど一口飲んでみると、口の中で広がるのはバジルのフレッシュな香り。ビールとバジルの取り合わせなんて初めてだけど、でも意外と合うのね。面白い!甘さはなくて味わいはドライ、キリリとした酸味があります。苦みは弱め。温度が上がると、リンゴとバジルの香りに加えて、酵母の香りも顔を出します。
7 VERTERE「Rheedii」
(Lichtenhainer ABV4.0% IBU0)
前々から「バテレのサワーは美味いぞ」と聞いていたので、夏が来るのを今か今かと待ち望んでいました。その待望のバテレのサワー系ビールは、ドイツ東部で作られていた伝統的な「リヒテンハイナー」というスタイル。
液色は白黄色でうっすら濁っています。泡はあんまり立ちませんね。一口飲んでみると、当たり前だけど酸っぱーい。フルーツ酢のような爽やかな酸味があって、ちょっぴりスパイシー。そして、なんとも表現できない、もわっとした感じの香りが鼻に抜けていきます。ん?酵母の香りかな?と思ったけど、それともちょっと違う。
調べてみると、リヒテンハイナーは燻製した麦芽で作るんですって。なるほど燻製香か。けっこうクセがあるというのに、喉を通り抜けていくと後味がまったく残らないので、食事の味を邪魔しないのがいいですね。
8 VERTERE「Magnolia」
(DIPA ABV8.0% IBU15)
グラスに注ぐと、グレープフルーツや南国の花々を思わせる華やかな香りが広がります。口当たりはとろっとジューシーで、飲み始めは甘く感じます。これが口の中を駆け抜けていくうちに苦みに変わり、喉の奥へ流れていくとスーッと消えていきます。それでいてビール本来の味わいはしっかりありますね。度数が8度と高めなので、食事と一緒にゆっくり楽しみました。やわらぎ水もね。
今回はこんな顔ぶれでした。
さあ、いよいよ夏本番!この夏は、美味しいビール(特にサワー)に出会えますように!