「飲んだクラフトビールの感想をブログの下書きに書き溜めておこうシリーズ」の26回目。前回の記事はこちらからどうぞ。
だいぶ暖かくなってきて、ちょっと汗ばむぐらいの日もあったりして、帰宅後に冷蔵庫を開けるのが楽しみな季節になってきましたね。radikoでプロ野球実況を流しながら、その日の気分に合うビールを選んでグラスに注ぎ、料理を作りながら合間合間にグビリグビリ飲んでいたら、旦那に「リュウジかwww」と笑われてしまった今日この頃です。というわけで、今回ご紹介するのは3月下旬から4月中旬にかけて飲んだビールです。どうぞー。
(Strong Ale ABV9.0% IBU?)
アルコール度数9度のダブルIPA。下戸的にちょいとビビりながら栓を抜きます。液色は綺麗なブラウンで、鼻を近づけるとカラメルのような甘い香りがします。
一口飲むと、麦芽の香ばしい味わいがふんわりと口の中に広がります。ホップの爽やかな香りはあるけど、麦芽の甘いカラメル香のほうが主役に立っていますね。苦みもしっかりあるけどしつこくなく、ハイアルコールにありがちな喉がピリッと焼けるような刺激もないので、しみじみと飲める穏やかさ。とはいっても油断すると一気に酔いが回るのでくれぐれもチェイサーをお忘れなく。
2 奈良醸造「ROSEBUD」
(SOUR ALE w/ FRAMBOISE ABV4.5% IBU10)
フランボワーズと黒酢を使ったサワーエール。液色は柿渋のような濁った赤茶色。口に含むと、おおお、酸っぱーーーーい。強い酸味と、ピリッとしたスパイシーな刺激に、思わず目ん玉が見開いちゃいました。最初は驚いたけど、いったん味を認識したら後はクイーっと一気に行っちゃいたくなる飲みやすさ。苦みはほとんどなし。酸っぱさが薄らいだ後にほんのり甘さが残るのが素敵です。
3 奈良醸造「PRISM」
(AMERICAN-BELGO-STYLE ALE ABV6.0% IBU27)
奈良醸造さんが得意とするビアスタイルが、ベルギーの伝統的なビールに最新のアメリカンホップを掛け合わせる「アメリカンベルゴスタイル」。
液色は薄濁りの明るい黄橙色で、真っ白い泡がもっこもこ。冷えた状態でまず一口飲むと、フルーティーなホップの香りが鼻先をくすぐり、ピリッとしたスパイシーな刺激も感じます。苦みもしっかりあって、最初の印象は普通のアメリカンIPAという感じ。でも、ゆっくりゆっくり時間をかけて飲んでいくと、少しずつ表情が変わるのがこのビアスタイルの面白いところ。スパイシーな食感はそのままですが、酵母のエステル香が徐々にフロントに出てきて、喉の奥からホップと酵母の甘い香りが戻ってきます。
4 奈良醸造「SIDE BY SIDE」
(AMERICAN IPA ABV5.5% IBU42)
液色は熟した柿を思わせる色で、泡はふっくらしています。柑橘系のホップの香りがグラスから軽やかに香ってきます。口に含むと、落ち着いた苦みと爽やかな味わいがあって、派手さはないけど飲みやすいですね。喉に落ちる寸前、スコッチを思わせる麦芽の香りがパッとただよったのに驚かされました。ぬるくなってくると麦芽本来の香ばしさが前に出てきて、とても美味しいです。
5 Kona Brewing「BIG WAVE Golden Ale」
(Golden Ale ABV4.5% IBU?)
スパリゾートハワイアンズのお土産屋さんで購入しました。『琥珀の夢で酔いましょう』の1巻でも取り上げられていたハワイを代表するビールです。
液色は透き通った綺麗な金色。鼻を近づけると、南国の花々を思わせる甘く華やかな香り。口に含むと、すごくクリアで軽く、そしてほんのりとメープルシロップのような甘さがあります。苦みはあまり感じませんね。柔らかくて爽やかです。
6 Kona Brewing「HANALEI Island IPA」
(Session IPA ABV4.5% IBU?)
こちらもハワイアンズで購入。栓を抜くと、オレンジやパッションフルーツの甘い香りがぱぁっと立ちのぼり、ハワイっぽさを感じます。液色はクリアなオレンジ。IPAと言うからには苦いんだろうなぁと思いつつ飲んでみると、あれっ、甘い!?トロピカルジュースのような甘さと酸味があり、苦みはあるけど柔らかくておおらかな感じ。
7 ベアレン醸造所 「レモンラードラー」
(ラードラー ABV2.5% IBU?)
ビールをレモネードで割ったビールカクテルのことをラードラー(ラドラー)と呼びます。ちょっと喉が渇いたから何か飲みたいけど、あんまりアルコールを摂取したくないなって時にちょうどいいよね。これから暑くなる季節にはうってつけの飲み物。
液色は薄いレモン色で、泡がふっくら。飲んでみると、まずレモネードの甘さがやってきて、その後からビールの味わいが追いかけてきます。レモネードとビールの味わいの比率は半々って感じ。うちゅうさんのラドラーに比べたらビール感がより強めかな。なにしろアルコール度数が低いので、全く身体に負担がかからないのが、下戸にとっちゃとってもありがたいですぅ……。
8 長龍酒造「白麹セゾン-Yuzu-」
(Saison ABV5.0% IBU1.3)
液色は薄濁りの黄色で、柚子の香りがふわっと香ります。口に含むと、柚子の酸っぱさをまず感じますが、サワーエールほどには酸っぱーいって感じじゃなくて、爽やか。苦みはほとんど感じません。ぬるくなってくると、酵母っぽい丸みが少しずつ顔を出してきます。
9 ヨロッコビール「ローカルバックヤード2024 夏蜜柑 タルトペールエール」
(Tart Pale Ale ABV5.0% IBU?)
夏みかんの果汁をふんだんに使用したタルトペールエール。ペールエールは分かるけど「タルト」って付いてるのは何なんだと思ってちょいと調べてみたら、酸味があるという意味らしい。その名のとおり、一口飲むと夏蜜柑の爽やかな酸味が口いっぱいに広がります。甘くなくて苦みも穏やかなので、セゾンみたいな感じ。ぬるくなってくると酵母の香りがぐっと前に出てきて、ますますセゾンっぽくなってきます。これからの夏の外遊びのおともに良さそう。
10 南信州ビール「ogna SPRING SESSION」
( Session Ale ABV4.0% IBU22.1)
液色はほのかに濁った黄色。鼻を近づけてみると、桃やベリーのような甘い香りがします。飲み口はとても軽く、苦みもさほど感じません。フルーティで穏やかな酸味がいいね。ボトルも可愛いし、春のお花見に良さそう。
ぬるくなってくると甘い香りがさらに際立ち、梅酒を思わせる甘酸っぱい香りがただってきます。うん、うまし。アルコール度数が低いので身体に負担がかからないのも嬉しいね。
今回はこんなところで。ではまた次回をお楽しみに~。