つれづれぶらぶら

5月の反射炉ビヤ行きますよー!酔い蛍グループの皆さんにまた会えるかな?

3連休中に観たもの

今週は3連休でしたが、私はおとなしくおうちでテレビ観てました。

というのも、金曜日に旦那の体調が悪くなって、昨今の情勢的に最悪のシナリオを予想してドキドキしていたんですが、土曜日に病院で診てもらったところ、単なる胃腸炎ですって。それで、薬をもらって2日ほど安静にさせたら、現在はすっかり元気になって、ご飯ももりもり食べてます。大事になんなくて良かった……。

そんなこともあったので、この3連休中は基本的におうちの中で過ごしてました(食料品の買い出し以外は)。

ま、いいや。観たいテレビも色々あるし、そうだ、あの映画も観ようと思ってたんだ。どうせ看病以外にやることないもん、いっぱい観ようっと。

 

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年末年始のお楽しみといったら、カープ選手が出演するテレビの特番を観ることです。

全国ネットの番組はもちろん観るとして、これまでは広島ローカルのテレビ番組は県外では観れなくて、兄貴に録画したものを送ってもらったりしてたんですけど、最近はTverYouTubeカープ公式アプリ「カーチカチ」などで見逃し配信をしてくれるんで、ずいぶん助かってます。

YouTubeテレビ新広島の公式YouTubeチャンネル「カープ全力応援チャンネルTSS」では、『スポラバファミリー大集合!カープ野間・西川・坂倉の一斉公開テスト』と『栗林(くりりん)おもてなし大作戦』を。

同じく、広島ホームテレビの公式YouTubeチャンネル「勝ちグセ。Carpチャンネル」では、『新春勝ちグセ。カープ2022【相席食堂リスペクト】菊池&久本が鋭くツッコむ』&『堂林&磯村がカープ版 格付けチェックに挑戦!』を。

Tverでは、西川龍馬選手が出演した広島ホームテレビの『eスポーツ』と、栗林良吏投手が出演したRCCテレビの『千鳥の出没!ひな壇団』を。

カーチカチアプリでは、毎年楽しみに観ている『カープ初夢SP新井さん家の新年会3』を。

そんでもって、全国放送のテレビ番組だと、栗林投手と小園海斗選手が参戦した日本テレビ系列の『プロ野球ULTRA』と、森下暢仁投手と栗林投手が出演したフジテレビ系列の『ジャンクSPORTS新春3時間SP』、あとNHKが前にBSで放送した『侍たちの栄光~野球日本代表 金メダルへの8か月~』が総合テレビで再放送されていたのを観ました。

いやー、どれも面白かったっすわ。真面目なトークもありーの、おちゃらけのゲームコーナーもありーの、グラウンドでは見られない選手同士がイチャイチャしている姿を見るのが楽しかったですね。見逃し配信だと何度でも見返せるし、ホントいい時代になったなぁ。

 

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『バーフバリ』の主演俳優であるプラバースさんが主演を務めたクライム・アクション映画『サーホー』ですが、ずっと観たい観たいと思ってたんですよ。そしたら、Netflixで配信されていることに気付いたもんで、息子と一緒に観てみました。


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いやもう、なんちゅーか。「てんこ盛り過ぎ奇想天外アクション映画」という前評判は聞いていたんだけれども、てんこ盛りにも程度があるだろっていうか、やりたいことを詰め込めるだけぎゅうぎゅうに詰め込んで、その代わりに説明をバッサリ切りました!ドヤァ!という感じの映画でしたね。話の展開が速すぎて全然追いつけない。登場人物が多過ぎて誰が誰だか全然分かんない、ただでさえインド人の名前は覚えにくいってのに。

そんでもって、今回もやっぱり、プラバースさまが流し目をしてニヤリと笑えば、美女はコロリと恋に落ちちゃって、そのとたんに流れ出す豪華絢爛イメージビデオ。山頂だろうと橋の上だろうと謎の航空博物館内だろうと、イケイケのミュージックにノッて踊りまくる。なんなんだ。なんなんだこれ。いかん、めっちゃ笑えてきた。

ストーリー的には予想を覆す驚きの展開の連続でしたが、なにしろ物語を噛み砕く暇もなく次から次へと話が進んでしまうもんで、視聴後ドッと疲れました。まぁ、プラバースさまのカッコよさを堪能するための娯楽映画だと思って観れば、それなりに面白いです。

 

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『ドライブ・マイ・カー』がアメリカのゴールデングローブ賞(非英語映画賞)まで受賞しましたね。いよいよオスカーが射程範囲に入ってきたかという期待にファンとしても胸が震えます。まぁ、少なくとも何かの賞は獲ると思いますが、やっぱり作品賞と脚本賞に期待したいところ。西島秀俊さんファンとしては主演男優賞も狙いたいですがねー。どうなるのかなー。ドキドキしちゃいますね。

しかしこんだけ盛り上がってんのに、相変わらず上映館が少ないっての。ええい、長野県内の映画館で再上映もしくは初上映をしようという館はおらんのか。もっぺん観たいんだよー。頼むよー。オールナイトで濱口監督特集してくれてもかめへんのやで?(偉そうな口調で)

そんなことを考えていたら、なんと、今日、NHK総合で『スパイの妻』をやっていたではありませんか。濱口監督が共同脚本で参加されたという。

これ観たかったやつだー。前に、長野の相生座ロキシーだったかしら、予告編を観て、これ面白そうだなって思ってたんですよね。でも感染症やら何やらで結局見逃してたんですけど、『ドライブ・マイ・カー』のパンフレットで、あら、あの作品の脚本にも濱口監督が関わってたの、と知ったら、なおさら観たいなーと思ってたんです。


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で、NHKで観て、まず最初に感じたのは違和感。「あれ、これって映画だよね?なんか画面の雰囲気がテレビドラマっぽい…?」と思って調べてみたら、私が無知だっただけで、これ、元々がNHKのBS8K向けドラマだったんですね。それを映画館用に再調整したのが劇場版だったと。

なるほど、違和感の正体は「質感」であったかと思ったのでした。画面がすごく鮮明にくっきりとしていて、画面奥のほうで歩いている通行人の姿までよく見える。光の少ないシーンでも表情がはっきり見える。蒼井優ちゃんのなびく髪の一筋までも綺麗だわ。さすがはNHKの8K映像。

作品自体は、第二次世界大戦勃発直前の史実をベースにしたストーリーということで、目をそむけたくなるおぞましい描写もいくつかあります。売国奴とののしられても人類共通の正義を貫こうとする男と、その男をひたすらに愛する妻。その愛ゆえに夫婦はお互いを騙し合いながらも、危険な橋をともに渡ろうと奔走する――という物語。何が真実か分からない、語っていることと本心が食い違う、というあたりは『偶然と想像』に繋がる部分もあるなと思いながら観ていました。

また、やっぱり蒼井優ちゃんの存在感がすごい。無邪気で天真爛漫な世間知らずの若奥様という一面と、冷徹で豪胆な策士の一面、恐怖の表情、狂気の絶叫、絶望にむせび泣く姿――どのシーンでも、彼女がそこにいるだけで視線が吸い寄せられる。圧倒的な説得力とでも言いましょうか。夫と一緒にスパイ活動をしているときの生き生きとした笑顔なんか、ホントに良かったですね。もうね、お話の流れ的に、この物語の終着点には悲劇しかないってことは分かっているんです。それだからこそ、彼女がひたすらに夫と一緒にいたいと願う姿が切なかったですね。まさに「お見事」でした。

 

他にも色々と観たりしたけど、あえて書き残すのはこのへんかな。テレビっ子するのもたまにゃいいっすね。でも本音を言えばやっぱり映画館に行きたいのじゃ。はよ『ドライブ・マイ・カー』やってくれよ岡谷スカラ座……。