つれづれぶらぶら

今日は知人の畑仕事の手伝いをしてきました。疲れたのでブログ書く気力なし。カープ勝ってよかった、以上です。

太陽の塔は燦然と輝き

3日目。あーあ、今日でゴールデンウィークもお終いか、なんて残念に思いながら荷物をまとめます。

今日は15時の新幹線に乗る予定なので、新大阪駅を起点にしたスケジュールを組みます。

 

ホテルをチェックアウトしたら、喫茶店で朝ご飯を済ませ、地下鉄御堂筋線の梅田駅を目指してホワイティを進みます。

その道すがら、カープグッズを持った人達とチラホラすれ違います。

こっちもカープ帽被った少年と、カープのポシェット持ったオバハンなので、すれ違うと目と目で通じ合うっていうか、何か喋りたい雰囲気。

「もしかして昨日、甲子園に行かれましたか」と前置きも何にもなしに尋ねると、向こうも前置きも何にもなしに「んもー!ショックでしたー!」と叫び返す。

「うちは一昨日行ったんです」と私が言うと、「ああ、…あれもショックでしたよね…」「ええ…」と、見ず知らずの者同士の間に生まれる切ないシンパシー。

「とにかく先頭バッターにフォアボール与えちゃうのがね…」「ブルペン火の車ですもんね…」「あと菊池はどうしたんでしょうねぇ…」と地下街のど真ん中で語り合う、これが野球ファンの日常風景。

最後は「今日こそは勝ちましょうね!」と威勢よく手を振り合って、それぞれの方向へと進みます。

 

そして、御堂筋線に乗って千里中央駅へ。そこからモノレールに乗り換えて、着いた場所はというと。

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万博記念公園でーす。

うちの息子ね、初めて見る本物の太陽の塔にめっちゃ興奮してましたよ。「すごい!本物だ!おっきい!すごい!」って興奮のあまりぴょんぴょん跳ねてたもんね。

やっぱり岡本太郎さんの芸術ってすげえなって思う。

ある意味では縄文文化に通じるものを感じるのよね。うちの息子、縄文のビーナス大好きだもん。純粋たる芸術というのはそういうものなのやもしれぬ。

 

それはさておき、万博記念公園に来た理由は、ここに新しい水族館があると聞いたからなのです。

その名は『ニフレル』海遊館がプロデュースした新しい形のミュージアムです。

何が新しいかというと、海遊館を含め、普通の水族館って壁面に水槽があるから、見る方向は一方のみで、反対側は見えないようになってるでしょ。

それが、ここではフロアの中に小さめの水槽がポツンポツンと単独で置いてあるから、180度どの方向からでも眺めることができるという。

しかも、フロアごとに「色」とか「形」とかのテーマに沿って展示するものを選んであって、それらの特徴がよく分かるように工夫されているんですよね。

例えば、砂の中に隠れて顔だけ水中に出しているチンアナゴが本当はすっごく長い身体をしているんだよ、ということを伝えるために、砂の代わりに透明の高分子ポリマーを水槽に敷き詰めてあったり。

そういう魅力的な展示がいっぱいあって、規模は決して大きくないんだけど、満足感は高いです。

 

例えば、大きな水槽のある檻の中で、飼育員さんがあっちこっちに肉片を隠しています。

隠し終わったところへ、ホワイトタイガーが檻の中にやってきて、隠された肉片を探してはペロッと食べていくんですが。

で、うちの息子が頬っぺたをくっつけている水槽の、ちょうどうちの息子の頬の近くにも肉片が吊るして置いてあったりするんです。

これはどうやって食べるんだろう、と思ったとたん、その心の声が届いたかのように、「猫科の動物は水を嫌いますが、実は、虎は水が平気なんです」という飼育員さんの声。

そしてそれを証明するように、ザブーンと水しぶきを上げて水に入ったホワイトタイガーがざぶざぶと水をかき分けながら、うちの息子の真ん前にやってきて、鋭い牙の生えた大きな口を開けて、息子の頬に………!

……喰らいつく、わきゃなくて、肉片にむしゃぶりつきます。

でも本当に息子の頬のすぐ横に虎の顔があるわけ。肉片を掴むぷにぷにの肉球、伸びあがった水中のお腹なんかも丸見えです。

まさに「♪近すぎちゃってどォしよう♪」って感じで、すっごい迫力に息子も大喜び。

 

それから、放し飼いの動物を眺めるフロアなんてのもあって、触っちゃダメなんだけど、頭上に鳥がバサバサ飛んでたり、カピバラが近くでぐーぐー寝てたりします。可愛いっす。

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ニフレルを出て、自然文化園をちょっと散策したら、おっとヤバい。

ダッシュ新大阪駅に戻り、新幹線に滑り込みました。ふー、間に合った。