つれづれぶらぶら

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東日本でも西日本でもない場所を歩く

こないだ、こんなネット記事を読んだんです。

j-town.net

えっ、西日本と東日本の区分ってはっきり決まってないの?

広島県から長野県に嫁いできた私は「長野県は東日本」と思ってたんですね。

だって、うどんのお出汁は濃いし、おでんにジャガイモ入ってないし、コンビニで肉まん買ってもカラシが付いてこないし、NHKのお天気ニュースだと関東甲信越でまとめられてるしね。

ところが、この記事によると、NTTのサービス範囲は「東日本」電気の周波数は60ヘルツで「西日本」(ただし50ヘルツが混在する地域もある)気象庁は「東日本」となっているようで、どうやら長野県は「どちらとも言えない県」であるようです。

 

そして、さらにややこしいのが、この記事で、東日本と西日本の境界線として多くの支持を集めている糸魚川静岡構造線」。この線より東が東日本で、西が西日本と考えたらいいじゃん!というのは、確かに分かりやすい。

でも、……でもさ……?

 

……「諏訪地域」って、どっち……?

 

ではここで、糸魚川静岡構造線がどうなっているのか、文部科学省の地震調査研究推進本部事務局の解説ページを見ていただきましょう。

このページの中で、注意していただきたいのはこの地図です。

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出典:地震調査研究推進本部https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/f041_042_044_itoshizu/

 

諏訪地域って、線の中に囲まれてるんですけど!

これはどういうことかと言いますと、糸魚川静岡構造線の断層がずれて、地殻が引き裂かれて出来たのが諏訪湖なのだそうです。ほら、ポテトチップスとかの袋を開けるときに、袋の上の中央部分を両手でつまんで左右に引っ張ったら、袋の接着部分がバリッと剥がれて開くじゃないですか、そんなイメージですかね?

 

この地図を眺めていたら気付いたんですけどね、我らが諏訪の民の心の拠り所であるところの「諏訪大社」は上社前宮・上社本宮・下社秋宮・下社春宮という4つのお宮に分かれている、ということは以前にもお話ししたとおりなんですが、これがまぁ、ものの見事に、この線の上にバッチリ乗っているんです。どう考えても、単なるまぐれとは思えないぐらいに。

特に露骨なのが、茅野市にある上社前宮。中央構造線糸魚川静岡構造線、本州を東西に貫く線と南北に貫く線とがクロスする点が、この前宮の境内なんですよ。これはもう絶対にまぐれじゃないでしょ?大昔の人間が、何かの情報をもとに「危ない地」と考えた場所に「神」を鎮座させて「大地の怒り」を鎮めていると、そういうふうに考えざるを得ないじゃないですか。何かね……神秘だね~~~(*''ω''*)

 

で、今日1月4日は、有給休暇を貰っているので、だらだら寝正月で蓄積した中性脂肪を少しでも解消しようと思い、諏訪湖畔をウォーキングしようと思ったのでした。いつもは息子と一緒に、下諏訪町のみずべ公園あたりから岡谷市の釜口水門あたりまでの4キロほどの道をのんびり散策しているんですけど、今日は思い切って諏訪湖一周16キロコースに挑戦してみよう、と。

息子も誘ったんですけどね、16キロって聞いて「えー(;´Д`)」って言ったっきり、「いってらっしゃい(@^^)/~~~」ってコタツの中にもぐり込んでしまった。ハイハイ、いいですよーだ、アンタがいるとダラダラ遊び歩きになっちゃうもん、お母さん今日は早歩きするんだもんねーだ、と悪態をつきながら、ひとり諏訪湖畔に車を走らせたのでした。え?旦那?旦那なんか最初から誘ってませんよ、寝てるもん。

 

諏訪湖畔にはウォーキング/ジョギングコースが整備されています。なお現在、サイクリングロードの整備が進められているもよう。

www.green-sun.jp

上諏訪温泉の「諏訪湖間欠泉センター」前から出発し、時計回りに、諏訪湖畔公園(石彫公園)→北澤美術館新館(ガラスの里)→岡谷湖畔公園(釜口水門)→みずべ公園を回って、また間欠泉センターに戻ってくることにします。

なぜこの順番にしたかというと、諏訪湖の北西側(釜口水門~下諏訪~上諏訪温泉)は沿道が比較的賑やかで公園や公衆トイレや自動販売機が多く設置されているのに対して、南東側(石彫公園~ガラスの里~釜口水門)はただ道が続くだけで休憩する場所も少ないので、体力があって気温も高いうちに南東側を攻略しておいて、もし疲れたら北西側のエリアで休憩しようと考えたからなのです。北西側エリアは市街地に隣接しているから、万が一リタイアしたくなったら公共交通機関が使えるもんね。

 

間欠泉センター前を出発したのは13時ちょうど。日はまだ高く、気温は8度とそれなりに暖かい日ではあるのですが、いかんせん風が冷たい。手袋を持ってくりゃよかったな、と後悔しながら、早歩きでずんずん進みます。諏訪湖はまだほとんど凍っていなくて、日陰の水たまりにうっすらと氷が張っているほかは、穏やかな湖面が広がっています。

ガラスの里(石舟戸交差点)を回ったところで14時の時報。ここまででおおむね5キロほど。平均すると12分で1キロ歩いている計算。まぁまぁ予定通り。しかし手の指先がかじかんできて寒い。

ここから釜口水門までも単調な道。道路を挟んだ反対側の歩道沿いにはコンビニもいくつか並んでいるのですが、いかんせん横断歩道が少なくて渡りづらいのが困ったものです。湖畔にあるワカサギ釣りの店の前にある自動販売機で温かいペットボトルのお茶を買って指先を温めようとしたものの、寒風に吹きさらされて、すぐにお茶は冷えてしまいました。嗚呼。

ようやく釜口水門が見えてくると、少しホッとします。ここから先は整備された公園が続くので、歩いていても気が紛れますし、公衆トイレもそこかしこにあるので安心できます。水門の上にはワカサギ釣りを楽しんでいる人々がぽつぽついて、銀色の小魚が釣り糸の先に翻って煌めいています。

釜口水門から1キロ半ほど歩いたところに、諏訪湖ハイツ(おかや総合福祉センター)があります。ここは日帰り温泉が楽しめる公共施設なのですが、諏訪湖に面した外庭に「足湯」も用意されています。これは誰でも無料で使っていいことになっているので、ここでいったん休憩を取ることにします。時刻は15時を少し回ったところ、ここまでで約10キロ歩きました。手は冷えているし、足も少し疲れています。温かいお湯に足首まで浸して、ついでに両手も温めます。ふ~、ホッとする~。

湖面には鷺や鴨、そしてコハクチョウの姿も見えます。

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15分ほど休んだら、またウォーキング再開。岡谷から下諏訪までの湖畔沿いは、つい最近整備が終わったばかりで、築山のある広いちびっこ公園、スポーツが楽しめる広場、真新しい漕艇場などが続き、子供や若者の楽しそうな声が響いています。

遠くに富士山も見えます。鷺は忙しそうに水面に頭を突っ込み、ワカサギを捕らえては吞み込んでいます。

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みずべ公園を過ぎたあたりから、足がだんだん痛くなってきました。歩き方に癖があるのか、右足のふくらはぎがやけに痛みます。靴底が片方だけ擦れています。時刻はまもなく16時になろうかというところで、日は山の端に落ちていこうとしています。残りは3キロほど。視界の先には間欠泉センターが既に見えています。スマホに保存してある電気グルーヴの音楽で気を紛らわしながら、急いで先へ進みます。

そして、16時30分、太陽が山に隠れるのとほぼ時を同じくして、間欠泉センターに戻ってきました~ヾ(*´∀`*)ノ

足はもうバッキバキで、身体も冷えているので、間欠泉センターのそばの足湯で暖を取ります。

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ふぁ~、温まる~、生き返る~~~(*´ω`*)

16キロの道のりを3時間半(うち休憩15分)ですか。うん、初めてにしては上出来じゃないですかね。最後は足が痛くなったけど、ペース自体はそれほど落とさなかったし。ただ、あと2キロ続いてたら多分もう無理だったかな。

ともあれ、諏訪湖一周、なんとか成し遂げました!

本日の歩数は24751歩、消費カロリーは670.9キロカロリー、脂肪燃焼量は95.8グラムでした。これで正月太りが少しでも解消されたかしら。ともかくよく頑張った、私、よしよしヾ(・ω・`)

 

……で、私は今日、東日本を歩いたのかしら?それとも西日本を歩いたのかしら?どっちなんだろう……(;^_^A