つれづれぶらぶら

旅行記はちょっとずつ仕上げていきます。お楽しみに~。

THE CAMP BOOK 2023【雨の2日目】

【ハードモード娯楽ウイークエンド】の続き。

sister-akiho.hatenablog.com

 

富士見高原リゾートで開催された野外音楽フェス「THE CAMP BOOK 2023」の、その2日目となる6月11日の日曜日は、未明から降り続く雨がやむことのない1日となりました。

朝9時過ぎに家を出て、再び立沢大橋方面に車を走らせていると、標高が上がるにつれて、行く手がどんどん深い霧に覆われていきます。っていうか雨雲の中にいるんだな、これ。10m先もろくに見えない状態で、立沢大橋の先は完全な白い壁。まるで異世界に吸い込まれていくかのような、幻想的な風景でした。

早めに家を出たにもかかわらず、予約した場外駐車場の場所を完全に間違えていて、初っ端から時間ロス。そのせいで朝10時からのハンバートハンバートのステージは見逃してしまいました。残念。

ゲレンデの斜面はぬかるんでいて歩きにくく、雨のせいで、ひんやりと肌寒かったです。しかし、ゲレンデ内では大勢の人々がレインコートやポンチョを被って、元気に歩き回っていました。

なんとか、お目当ての10:45からGROUND STAGEで行われる、chelmicoのライブには間に合いました。

半袖のラフなファッションでステージに立ったRachelとMamikoは「寒いね!息が白いよ!」「こんなに寒いなんて聞いてなかったから、夏の歌ばっか持ってきちゃった!」と苦笑し、「いっぱい踊って暑くなっちゃおーぜ!」と観客を盛り上げていました。

あ、ごめん、セットリストはメモってないので全部は覚えてないです。っていうか雨の中でひたすら踊ってたからメモるような余裕は到底なかったんじゃわい。思い出せる範囲内で言うと、「Highlight」「Summer day」「Premium・夏Mansion」などのひたすらアガる夏歌がてんこ盛り。舞台上を右に左にと走り回る2人。


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「Player」では「みんなタオル持ってきてない?ないか!じゃあ手をグーにして突き上げて!」と、サビでタオルを振り回すかわりに、みんなで拳をぐるぐる回してイエーイ!イエーイ!楽しーい!

MCでは、次のライブの告知や、サポートLIVE DJの「TOSHIKI HAYASHI(%C)」さんがつい先日お誕生日を迎えたことなどをお知らせ。Rachelは観客に「みんな、昨日はテントで寝たのかなぁ?寝れたの?」と話しかけ、Mamikoは「自宅から来たって人もいるんだね?地元の人いるー?」と問いかけ、私も含め何人かの手が挙がったのを見ると、「いいところですねー」とニッコリ。そうなんです良い処なんですよ冬はものごっつい寒いけど。

ステージ終盤、『映像研には手を出すな!』の主題歌となった「Easy Breezy」の前奏が流れ出すと、前列にいた子どもたちから大きな歓声があがります。みんなで手の人差し指を立てて、サビに合わせて頭の上で左右に振ります。

〆は「Love Is Over」で、歌の前にコール&レスポンスの練習。「愛したい!」「愛したい!」「恋したい!」「恋したい!」「でも愛されたい!」「愛されたーい!」という掛け合いがとっても楽しい。最後はみんなで「ラブ・イズ・オーヴァー!!!」と大合唱して、ステージは終わりました。


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そのあと、観客たちはぞろぞろと列をなして、山の中腹にあるMOUNTAIN STAGEへ移動。徒歩10分ほどの登り坂で、しかも足場はさらにぬかんできていて、靴もズボンの裾も泥だらけです。雨は依然としてしょぼしょぼ降り続いていて、帽子やレインコートからビタビタと音を立てて水がしたたり落ちていきます。

ようやくMOUNTAIN STAGEに着くと、間もなくして水曜日のカンパネラのライブが始まりました。たった1人でステージに立つ詩羽ちゃんは信じられないぐらいお顔がちっちゃくてめちゃめちゃ可愛い。歌詞に合わせて、まるで1人芝居でもしているかのように全身で感情を表現している姿から目が離せなくなりますね。表現力がすごいんだ。

MCでは「雨すごーい!山んとこ霧ヤバーい!」とステージから見えるゲレンデの上を指差し、「こんな雨だから誰も集まらないだろうと思ってたけど、すごい!みんなタフだね!」とたくさんの観衆を見回して、「しかもイカツいお兄さんが多い!」と笑っていました。

やっぱりセットリストをメモってないのでおぼろげな記憶で言うと、「ティンカーベル」「バッキンガム」「赤ずきん」「卑弥呼」「シャドウ」「ディアブロ」「招き猫」「エジソン」「七福神」の順だったかなぁ。多少の前後はあります、ごめんなさい。

赤ずきん」ではバックダンサー(?)のオオカミがお布団を被って登場。詩羽ちゃんに睨まれながらビクビクしている姿が面白くて笑えます。このバックダンサーは「シャドウ」では真っ赤なクルマ(裏返すと忍者)として登場し、「招き猫」ではビニール風船の巨大な招き猫を担いで現れ、詩羽ちゃんと一緒に踊ったりステージ上を走り回ったりして客の笑いを誘います。

コムアイ時代の曲「ディアブロ」の曲前MCでは、コール&レスポンスの練習。「あたしが『いい湯だね』と言ったら『いい湯だねー!』って大きな声で返してください。後ろのほうの人もちゃんと言ってねー!ちゃんとみんなの顔、見えてるかんなー!」と笑いながら歌い始めました。


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コムアイのクセの強い歌い方も面白いけど、詩羽ちゃんの「ディアブロ」もとっても良かったです。いい意味でマニアック感とお茶の間っぽさの中間にいるというか。間奏の「ららら~」のコーラス部分では全員で腕を頭の上で「湯気のように」ゆ~らゆ~ら揺らしました。

エジソン」はやっぱり子どもたちに大人気。さっきまでお母さんに抱っこされながら疲れた顔をしていた小さな女の子も、自分の知っている曲が流れ始めた瞬間に目をキラキラ輝かせて、口をパクパクと動かしながら小さな声で歌っていました。

最後の「七福神」では、サビの部分でヲタっぽく合いの手を入れてほしいとのお願いが。あらかじめ練習をします。「イカツいお兄さんたちも恥ずかしがったりしないで大きな声でやってねー!」

「びーしゃもんてん♪」ふっふー!「ふーくろくじゅ♪」ふっふー!「べーんざいてん♪」ふっふー!「えーびすほていそん♪」ふぅわっふぅわっ!!!


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あー楽しい。ライブ終わりには詩羽ちゃんから「この後まだ物販ブースにいるので、よかったらお話ししにきてねー!」という告知があり、ざわめく観客。すかさず物販ブース前には長蛇の列が出来ていました。あはは。まぁ、今回は諦めるっきゃないか。

 

またもやぬかるむゲレンデを下り、飲食ブースなどを覗いてみます。さすがに寒いせいか、ビールよりは温かいラーメンや汁物などのほうが売れている印象。魯肉飯と山賊焼きを買い求め、折りたたみ椅子に座って食事タイム。少し離れたGROUND STAGEからは、長野県出身の「GLIM SPANKY」が奏でる軽快なロックンロールが聞こえ、小雨に打たれながらではあるものの、なかなか良い風情ではありました。

 

さて、これからどうしよう。この後のEGO-WRAPPIN'とかのステージも気になるけど、さすがにかなり疲れを感じています。なんせ千葉への弾丸ツアーからの真夜中の石野卓球からの雨降りライブですもんね。肩も背中も少々痛いし、うーん。

アクティビティエリアにサウナがあると聞き、その前を通りかかってみましたが、サウナルームから出たお兄さんたちが雨に打たれながらととのっているのを見て、うーん、あれはととのう前に風邪をひきそうだな、と思ったのでスルー。

そうこうしているうちに場外駐車場への直通バス乗り場まで降りてきてしまいました。よし、今日はもうここまでにしておこう。っていうか、やっぱりサウナは行きつけの市営温泉のほうがいいや。富士見高原リゾートを後にして、いつもの温泉へ向かう私なのでした。温泉ではいつもよりちょっと長めにお風呂に浸かってリラックス。いい湯だね、いい湯だね、身体の芯まであったまろー。あ、そうだ、ついでにマッサージチェアも使っていこうっと……。

 

今回の【ハードモード娯楽ウイークエンド】、こんな感じで過ごしてまいりました。いやー、我ながらムチャしたなぁというか、雨は確実にこっちの体力を削ってくるなぁというか、眠眠打破はとりあえず眠気にはすげぇ効く(でもその後で疲れが倍になって襲ってくる)ことが分かったというか、まぁ、色々とね、大変ではありましたけれども、でもやっぱり思い切ってやってみて良かった、と実感しています。

特に音楽フェスは今まで参加したことがなかったんで、若者しかいないんじゃないかって勝手に思ってたけど、意外にも私と同じぐらいのアラフィフっぽい人もいっぱいいたので、なーんだ、変に身構える必要もなかったんだわと。そんなわけで、もしまたこういった面白いイベントの情報があれば、思い切って飛び込んでみたいなと思います。

総評:「楽しかった!」