つれづれぶらぶら

例のアレの実写版ってどんななん?不安しかないんだが。

私的・日本三大びっくり最終回(その2:超ロボット生命体トランスフォーマープライム)

「日本三大」と言いつつも、厳密に言えば『Transformers:Prime』はアメリカのアニメなのだが(製作は日米合同)、私がここで問題としているのはその日本放送版である『超ロボット生命体トランスフォーマープライム』の第52話なのである。 

その前に、まずはトランスフォーマーシリーズについて、その概略を説明しよう。

元々は、日本のタカラトミーが販売する変形ロボット玩具シリーズであり、車や動物の形からロボットの形へと変形(トランスフォーム)するのがカッコ良い、玩具界のロングセラー商品である。

アメリカのマーベルコミックなどと提携し、コミックやアニメ、実写映画など幅広いメディアミックスを全世界規模で展開している。正義のオートボット軍勢VS悪のディセプティコン軍勢の抗争や、それぞれの軍勢に所属する個性的なロボットたちが魅力的で、「バンブルビー」などは単独で映画化もされたので耳にした人も多いだろう。

 

……って、詳しいことはウィキでも読んでいただくこととして、『超ロボット生命体トランスフォーマープライム』のアニメの話に戻る。

最初に言ったとおり、これはアメリカの3Dアニメを日本向けにしたもの。

オートボットの司令官であるオプティマスプライムを中心とする6体のオートボットが、破壊大帝メガトロン率いるディセプティコン軍勢と激しい抗争を繰り広げる本編アニメと、日本版オリジナルの2つのおまけコーナー「こちらトランスフォーマー部」&「アームズマイクロン劇場」がつく構成であった。

ちなみに「こちらトランスフォーマー部」は玩具の販促コーナーで、そのコーナーを担当していたのが当時売り出し中のアイドルグループ・東京女子流だったのだ。私が女子流を知ったのもこの番組がきっかけ。エンディングテーマとなった『ディスコード』はめっちゃかっこいいハードナンバーなのでぜひ聴いてほしいッッッ!!!
東京女子流 / 『LIVE AT BUDOKAN 2012』 Part2〜ディスコード〜

 

で、問題は本編アニメの第52話の終わり方なのである。

それまでの51話で行われてきた紆余曲折の果てに、オプティマスプライムたちは星を蘇らせるほどの強大な力を持つアイテムを手に入れることができて、これでようやく自分たちの故郷の星を復活させられると喜んでいたのだが(オートボットディセプティコンもどちらも宇宙から地球に来たという設定である)、52話で人間の少年たちを人質に取られ、オプティマスプライムは苦渋の決断を迫られ、致し方なく、そのアイテムをメガトロンの手に渡してしまう。

強大な力を得たディセプティコンオートボットに猛攻撃をかけてくる。焦土と化すアメリカ(主にネバダ州)。米軍も懸命に抵抗するが敵うはずもなく、ついに攻撃はオプティマスプライムたちの秘密基地にまで及んでしまう。

 

おいおい。これ最終回だよね。事態がどんどん悪化してんねんけど大丈夫なん……?(;´・ω・)

 

基地を放棄して退避することを決断したオプティマスプライムは、仲間のオートボットたちを先に脱出させてから、外界からの侵入口となるグランドブリッジ(ワープホールみたいなもの)を破壊しようと決意する。

 

あれ、もう残り時間ちょっとしかないんだけど。まさかこんなバッドエンドみたいな終わり方のはずないよね。これ最終回だよね。大丈夫だよね。

 

あっそうか。きっと今回はトランスフォーマー部もアームズマイクロン劇場もやらないんだね、だったらまだ時間がちょっと残ってるし、こっからきっと強力な援軍が来るとか、なんかびっくりするような逆転の一手があるんだよね、きっとそうだよね、だってこれ最終回だもんね?!

 

剣を振り上げ、グランドブリッジを破壊するオプティマスプライム。その直後、敵のビームが基地を爆破しーー!!!!

 

するとここで、いきなり、オプティマスプライムがテレビの前の視聴者に視線を向けて、森川智之のイケメンボイスで話しかけてくるではないか。

 

細かい言い回しは忘れたけど、「今まで応援してくれてありがとう、今はこんな状態だけれども、いつかきっとまた会おう!」みたいな台詞をテレビの前のおともだちに向かって話しかけてくるんですよ!崩壊する基地の中で!

 

終。

 

うそおおおおおおん(;゚Д゚)

完全にバッドエンドじゃん。えええ、完全に負けてるやん。え?え?え?

 

これ最終回だよね?これで終わり?マジで???

 

そして、なにごともなかったかのようにしれっと始まる「トランスフォーマー部」と「アームズマイクロン劇場」。結局やるんかーーーい!!!

しかも、「アームズマイクロン劇場」では、小さなアームズマイクロン(武器ロボット)たちが「お別れなんていやだよー」「また会えるよね?」と別れを惜しんでいるところへ、トドメの一言がぶっ放された。

 

「玩具が売れたらね!(*^▽^*)」

 

こいつサラッとぶっちゃけやがった!!!(;゚Д゚)

 

そうね。そうなのね。要するに打ち切りなのね。オトナの事情なのね。

なお、あまりにもこの最終回が悲惨過ぎたので後で調べてみたところ、これはアメリカではシーズン2の最終回であって、その後にアメリカではシーズン3がちゃんと続いていたのである。要するにマーベルコミックとかでよくある、全滅からのリベンジマッチっていう展開が、ちゃんとアメリカのおともだちには展開されていたのである。

だがしかし、日本では無情にもここで打ち切られ、その後のシーズン3は放映されることがないまま、その後に放映されたのは『参乗合体トランスフォーマーGo!』という全く物語の繋がりのない日本製の2Dアニメだったのである……。

 

この最終回があまりにも衝撃的だったため、その後、私と旦那の間で、何か打ち切りになったっぽいアニメやテレビ番組を見ると、「玩具が売れたらまた会おう」という言葉を言い交すのがお約束になってしまった。嗚呼。